四間飛車

飛車を先手なら6筋、後手なら4筋に振って戦う戦型です。玉を反対側に囲い、角や銀を連携させて居飛車の攻めに対応します。

山田定跡・3六歩のくさびと飛車交換

27手目 · 学習の開始局面
後手持ち駒手番
  • 1
先手持ち駒
  • 持ち駒なし
この一手の解説▲4六銀

山田定跡・3六歩のくさびと飛車交換

後手の四間飛車側。山田定跡に3六歩と伸ばし、歩を先手陣に残す分岐です。銀・飛車・角の交換後に2八飛と打ち、取り合った桂の数がそろうところまで確認します。

覚えること

3六歩はすぐ取れないくさび。交換後に飛車を打てる手番と、自玉の形を比べる。

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28手目の分岐

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四間飛車の受けとさばきを覚える

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河出書房新社 ・ 2000年刊

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基本を覚えた先の研究に

現代振り飛車ってこういうこと 三間飛車・四間飛車編

青嶋未来・山本博志

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四間飛車の考え方を深めたい方へ

四間飛車上達法

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浅川書房 ・ 2017年刊

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四間飛車の山田定跡・鷺宮定跡の解説

四間飛車の山田定跡・鷺宮定跡の狙いと手順を、動かせる盤面と分岐図で学べます。歩と銀の順序、3八飛、3六歩のくさび、持ち角を使った反撃を比較します。

山田定跡・3筋を突き捨てて銀を出す

先手の居飛車側。後手の銀が3二にいる形では、先に3五歩を突き捨ててから4六銀と出ます。この教材は後手がすぐ4五歩と開く応手。角交換と銀交換を経て、飛車先を交換するところまで見ます。

要点3二銀型では歩の突き捨てが先。角交換後、銀の逃げ道と2筋の攻めを両立させる。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

24手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. ▲3五歩まず歩を突き捨てる

    3二銀型には先に3五歩。4六銀を先に出すと、4五歩で追われる形があります。

  2. △3五歩後手は歩を取る

    3四歩が3五へ移りました。これから出る銀の逃げ先を確保する意味があります。

  3. ▲4六銀歩のあとに銀を出す

    5七銀を4六へ。3五の歩を取る狙いを作り、後手の応手を見ます。

  4. △4五歩角道を開ける応手

    4五歩が4六銀に当たります。先手は先に角を交換します。

  5. ▲3三角成自分から角交換

    3三角成で角を交換します。相手から8八角成とされ、玉で取り返す形を避けます。

  6. △3三銀銀で取り返す

    3二銀が3三へ。銀の位置が変わり、2四も銀で守る形になります。

  7. ▲3五銀銀の逃げ先で歩を取る

    4六銀を3五へ進め、突き捨てた歩を回収します。

  8. △3二飛飛車を受けに回す

    後手は3二飛と回り、3筋に備える進行例です。

  9. ▲2四歩2筋へ働きかける

    2四歩で歩交換を迫ります。銀の進出先を作る狙いです。

  10. △2四歩歩を取る

    後手の2三歩が2四へ進みます。

  11. ▲2四銀銀で歩を取る

    3五銀を2四へ。後手の3三銀との交換を目指します。

  12. △2四銀銀を交換する

    3三銀で2四銀を取りました。先手は飛車で取り返せます。

  13. ▲2四飛飛車で取り返す

    2四飛で銀を取り返し、飛車先が開きました。双方が角と銀を持つ局面です。持ち駒の打ち込みが増えるため、攻めの成功だけでなく自陣の守りも確認します。

山田定跡・3六歩のくさびと飛車交換

後手の四間飛車側。山田定跡に3六歩と伸ばし、歩を先手陣に残す分岐です。銀・飛車・角の交換後に2八飛と打ち、取り合った桂の数がそろうところまで確認します。

要点3六歩はすぐ取れないくさび。交換後に飛車を打てる手番と、自玉の形を比べる。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

27手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. △3六歩歩を先手陣に残す

    3六歩と伸ばし、3七を押さえます。これが後で先手の桂の逃げ道に関係します。

  2. ▲3五銀銀を前へ出す

    先手は3五銀と進み、2筋の攻めを目指します。3六歩は後ろに残ります。

  3. △4五歩角道を開ける

    4五歩で角交換を用意します。3六歩の有無がもう一つの分岐との違いです。

  4. ▲3三角成角交換を先に済ませる

    3三角成で角を持ち駒にします。

  5. △3三銀銀で取り返す

    3二銀を3三へ。2四への銀交換にも備えます。

  6. ▲2四歩2筋の歩を突き捨てる

    2四歩から銀を前へ使う進行です。

  7. △2四歩歩を取る応手

    後手は2四歩を取りました。

  8. ▲2四銀銀で踏み込む

    3五銀が2四の歩を取ります。

  9. △2四銀銀を交換

    後手も銀を取り、双方が銀を持ち駒にします。

  10. ▲2四飛飛車で取り返す

    先手の飛車が2四へ出ました。後手は持ち角で飛車の進路に働きかけます。

  11. △3三角打角を自陣に打つ

    3三角打で2四飛に当て、2二にも利かせます。

  12. ▲2一飛成桂を取り龍を作る

    先手は2一飛成で桂を取ります。後手は飛車をぶつける手を用意しています。

  13. △2二飛飛車をぶつける

    2二飛で龍に当てます。3三角が2二を支えています。

  14. ▲2二龍先手は飛車を交換

    2二龍で後手の飛車を取ります。

  15. △2二角角で龍を取る

    3三角が2二へ。双方が飛車を持ち、次に後手は8八角成も狙えます。

  16. ▲6六角打角を合わせる

    6六角打で2二角の筋を止めます。この手順では角を再交換して受けます。

  17. △6六角角を交換する

    2二角で6六角を取ります。

  18. ▲6六歩歩で取り返す

    6七歩が6六へ。後手に飛車を打つ手番が回ります。

  19. △2八飛打飛車を先着する

    2八飛打で2九桂を狙います。3七は3六歩に押さえられ、桂を跳ねて逃がせません。

  20. ▲3八銀打銀を打って横を守る

    先手が3八銀と受ける進行例です。2九桂への飛車の利きは残っています。

  21. △2九飛成桂の取り合いまで確認

    2九飛成で桂を取りました。先手が2一桂を取った得は相殺され、後手に龍と3六歩が残ります。単に先手の桂得で終わる攻めではないことを確認します。

鷺宮定跡・3八飛から歩を打つ

先手側。3八飛と回った鷺宮定跡の基本局面です。後手が4三銀と上がる応手に3五歩から仕掛け、2五桂には3四歩を打ちます。持ち角を使い、双方が馬を作る攻防を追います。

要点2五桂にすぐ飛車を引かず、3四歩で飛車と銀に働きかける。馬ができても攻防は続く。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

27手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. △4三銀銀を4三へ上げる

    後手の応手の一つです。3二銀を保留したまま指す変化とは、角交換の取り返しが変わります。

  2. ▲3五歩3筋を突き捨てる

    3五歩で仕掛けます。3八飛が歩の後ろに控えています。

  3. △3五歩歩を取る

    3四歩が3五へ移りました。

  4. ▲4六銀銀を攻めに加える

    5七銀を4六へ。3五歩を銀で取る狙いを作ります。

  5. △4五歩角道を開ける

    4五歩で銀に当てながら、角交換を狙います。

  6. ▲3三角成角を交換

    先手から3三角成と交換します。

  7. △3三桂桂で取り返す

    4三銀型なので、後手は2一桂で取り返します。

  8. ▲3五銀歩を取りながら銀を逃がす

    3五銀で歩を回収し、4五歩の当たりから逃れます。

  9. △2五桂桂が飛車を狙う

    2五桂は3七への成り込みも見せます。先手はすぐ飛車を引く前に、3四歩を考えます。

  10. ▲3四歩打歩を打って拠点を作る

    3四歩打。4三銀がこの歩を取ると、3八飛の利きが通る形です。

  11. △3二飛飛車を3筋へ

    後手も3二飛と回り、3筋で向かい合います。

  12. ▲3三角打角を敵陣へ打つ

    3三角打で3二飛に当てます。3四歩があるため、飛車の縦の進路にも制約があります。

  13. △2七角打角を打って攻め合う

    2七角打で3八飛に当て返します。

  14. ▲2八飛飛車を2筋へ逃がす

    2八飛で角の当たりを避けます。ここで初めて飛車を引く順序です。

  15. △3六角成後手は馬を作る

    3六角成。後手は持ち角を馬にできました。

  16. ▲2六銀銀で桂を狙う

    2六銀で2五桂に当たり、1五も支えます。次に後手が香を逃がすか、2筋の歩を動かすかを比べます。

  17. △1二香香を逃がす応手

    1二香で3三角の対角線から香を逃がします。2四歩の反撃は別の教材で比較します。

  18. ▲1五角成先手も馬を作る

    1五角成で馬ができました。2六銀が1五を支えます。双方が馬を持ち、先手には3四歩と2五桂への狙いが残る局面です。勝敗が決まった終点ではありません。

鷺宮定跡・2四歩で角を成らせる反撃

後手側。先手の角が3三、銀が2六にいる局面で、1二香と逃げる手に代えて2四歩で飛車の横利きを通します。香を取らせて大駒を交換する反撃を比べます。

要点香を守る手だけでなく、飛車の横利きを開く手を比較する。飛車交換後まで数えて損得を判断する。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

43手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. △2四歩香より飛車の横利き

    2四歩で2三を空け、飛車が2筋へ進出する道を作ります。1一香は取らせる構想です。

  2. ▲1一角成先手は香を取る

    1一角成で香を得ます。後手は3筋の歩を取り返します。

  3. △3四飛飛車を中段へ出す

    3四飛で歩を取ります。2四歩によって2筋にも進みやすい配置です。

  4. ▲3九香打取った香を使う

    3九香打で3四飛を狙います。駒得した香を攻めに使う形です。

  5. △3八歩打歩で香に働きかける

    3八歩打で香の進路をふさぎます。

  6. ▲3八香香で歩を取る

    3八香と進み、引き続き3四飛を狙います。

  7. △2七馬馬を飛車取りに回す

    2七馬で2八飛に当てます。互いの飛車が取られる攻め合いです。

  8. ▲3四香先手が飛車を取る

    3四香で後手の飛車を取ります。

  9. △2八馬後手も飛車を取る

    2八馬で先手の飛車を取り、飛車交換になりました。後手は香損ですが、馬が先手陣へ入り、持ち飛車もあります。香を守る変化とは働きの違う攻め合いです。