四間飛車

飛車を先手なら6筋、後手なら4筋に振って戦う戦型です。玉を反対側に囲い、角や銀を連携させて居飛車の攻めに対応します。

エルモ急戦・角道を開けられたら

30手目 · 学習の開始局面
後手持ち駒
  • 持ち駒なし
先手持ち駒手番
  • 持ち駒なし
この一手の解説△6四歩

エルモ急戦・角道を開けられたら

先手側。3五歩を取らず、後手が4五歩で角道を開ける分岐です。角交換後に銀を5七へ引き、香を取られる間に飛車を成り込みます。最後は馬の利きと角打ちまで確認します。

覚えること

角交換の取り返しが桂なら、銀を引いて飛車の成り込みを目指す。香損だけで攻めを止めない。

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四間飛車の受けとさばきを覚える

四間飛車を指しこなす本 1

藤井猛

河出書房新社 ・ 2000年刊

短い問いに答えながら、四間飛車の基本的な受け方と駒さばきを学びます。居飛車の急戦への対応を、盤面を見て繰り返し身につけたい方に向く定番の基本書です。

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基本を覚えた先の研究に

現代振り飛車ってこういうこと 三間飛車・四間飛車編

青嶋未来・山本博志

マイナビ出版 ・ 2024年刊

三間飛車と四間飛車の注目局面を、棋士同士の対話を通して掘り下げます。候補手をどう比べ、どんな構想を描くかを知りたい方や、観戦を深く楽しみたい方に。

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四間飛車の考え方を深めたい方へ

四間飛車上達法

藤井猛

浅川書房 ・ 2017年刊

駒組みの小さな違いが、その後の戦いにどう影響するのかを学びます。手順の暗記から一歩進み、四間飛車らしい駒の働きや判断の基準を理解したい方に。

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耀龍四間飛車を詳しく学びたい方へ

耀龍四間飛車

大橋貴洸

マイナビ出版 ・ 2020年刊

美濃囲いから玉の位置を変える耀龍四間飛車を、考案者が解説。従来の四間飛車との違いや、居飛車の作戦に合わせた駒組み・反撃を知りたい方に。

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角交換四間飛車を始めたい方へ

角交換四間飛車を指しこなす本

藤井猛

浅川書房 ・ 2014年刊

角道を止める四間飛車から一歩進み、角を交換して戦う指し方を学びます。持ち角の使い方や逆棒銀の狙いを、一問一答で確認していきたい方に。

四間飛車に対するエルモ急戦の解説

四間飛車に対するエルモ急戦の狙いと手順を、動かせる盤面と分岐図で学べます。居飛車側のエルモ急戦。3五歩への応手と、銀を使った攻め・飛車の成り込みを比べます。

エルモ急戦・歩を取る応手への攻め

先手の居飛車側を学びます。7八玉・6八銀・7九金と5九金で低く構え、後手が6四歩を突いた局面です。3五歩を取られた場合に、歩を打って銀を動かし、飛車先を交換する攻めを見ます。

要点6四歩型では6四角の反撃がないことと、3四歩で銀を動かす順序を確認する。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

30手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. ▲3五歩3筋を突き捨てる

    3五歩で歩交換を迫ります。後手が歩を取るか、4五歩で角道を開けるかを比較します。

  2. △3五歩歩を取る応手

    後手が3五歩を取りました。先手は銀を前に出せます。

  3. ▲3五銀銀が5段目へ

    歩を取り返して銀を3五へ進めます。後で4四へ出る経路もできます。

  4. △4五歩角道を開けて反撃

    4五歩で角交換を狙います。先手は自分から角を交換します。

  5. ▲3三角成先に角を交換

    3三角成で後手の角を取り、持ち角を得ます。

  6. △3三飛飛車で取り返す

    3二から3三へ。飛車が銀の後方に並ぶ配置になります。

  7. ▲3四歩打歩で銀を動かす

    3四歩打で4三銀に働きかけます。先に銀を4四へ出る順との違いを見ます。

  8. △3四銀銀で歩を取る

    後手の銀が3四へ移りました。これで4四の地点が空きます。

  9. ▲4四銀銀で飛車を追う

    3五銀を4四へ進め、3三飛に当てます。

  10. △3二飛飛車を3二へ引く

    後手は飛車を退きます。先手は2筋の歩を使って攻めを続けます。

  11. ▲2四歩2筋の歩交換へ

    2四歩で2三歩に働きかけます。ここで取る応手と、飛車を4二へ逃がす応手を比べます。

  12. △2四歩2筋の歩を取る

    2四歩を取り、先手の飛車が進める地点を作ります。

  13. ▲2四飛飛車先を交換する

    2四飛で歩を取り返しました。角は双方の持ち駒、先手の銀は4四。飛車と銀を前へ使えた局面です。突破や勝ちが確定したわけではなく、後手の持ち角にも注意します。

エルモ急戦・角道を開けられたら

先手側。3五歩を取らず、後手が4五歩で角道を開ける分岐です。角交換後に銀を5七へ引き、香を取られる間に飛車を成り込みます。最後は馬の利きと角打ちまで確認します。

要点角交換の取り返しが桂なら、銀を引いて飛車の成り込みを目指す。香損だけで攻めを止めない。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

30手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. ▲3五歩3筋を突き捨てる

    3五歩で歩交換を迫ります。後手が歩を取るか、4五歩で角道を開けるかを比較します。

  2. △4五歩歩を取らず角道を開ける

    4五歩で4六銀を攻めながら、3三角の斜めの利きを通します。

  3. ▲3三角成角を先に交換

    相手から成り込まれる前に、自分から3三角成と交換します。

  4. △3三桂桂で角を取り返す

    2一桂が3三へ移ります。飛車で取る変化と、2筋の守り方が変わります。

  5. ▲5七銀攻めの銀を引く

    4六銀を5七へ退きます。6八の守備銀を動かす手ではありません。

  6. △4四角打香を狙って角を打つ

    4四角の斜めの利きが9九香へ通ります。先手は香の受けよりも飛車の進出を優先します。

  7. ▲2四歩飛車先へ踏み込む

    2四歩で飛車を前へ使います。香を取られる間にどこまで攻められるかを比べます。

  8. △2四歩2筋を取る応手

    後手は2四歩を取りました。先手は飛車で取り返せます。

  9. ▲2四飛飛車を前へ

    2四飛から2一への成り込みを狙います。2一桂はすでに3三へ動いています。

  10. △9九角成後手は香を取って馬を作る

    9九角成で先手は香損です。玉の近くには7九金・6八銀が残っています。

  11. ▲2一飛成先手も龍を作る

    2一飛成。これは香を取られた代わりに龍の働きを得る攻め合いで、駒得の手順ではありません。

  12. △4四馬馬を中央へ戻す

    9九馬を4四へ戻し、3五歩に利かせます。

  13. ▲7七角打馬に角を当てる

    7七角打で4四馬に当てます。7七角は6八銀に支えられています。角を取られた場合の取り返しもある配置です。

エルモ急戦・飛車を4二へ引く失敗

後手の受けを比較します。4四の銀と持ち歩を使った攻めに、2四歩を取らず4二飛と引くと何が起こるか。先手は銀を捨てて桂を動かし、と金を作ります。

要点駒を捨てる前後の守りの変化を追い、銀を渡して桂を動かし、と金を作る結果まで見る。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

40手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. ▲2四歩2筋の歩交換へ

    2四歩で2三歩に働きかけます。ここで取る応手と、飛車を4二へ逃がす応手を比べます。

  2. △4二飛この飛車引きは危険

    2四歩を取らず4二飛と引いた失敗例です。3三への銀捨てが生じます。

  3. ▲3三銀成銀を捨てて桂を動かす

    3三銀成と入り、桂で取らせて2筋の守備から動かします。

  4. △3三桂桂で取り返す

    2一桂が3三へ移りました。先手は銀を失いますが、2三へ歩を進める狙いがあります。

  5. ▲2三歩成と金を作る

    2三歩成で歩を取り、と金ができました。3三銀成は桂を取る手ではなく、桂を2一から動かす銀捨てでした。先手は銀損ですが、2三のと金を攻めに使う狙いです。駒得する手順と取り違えないようにします。