一手損角換わり・△3三金

一手損角換わりは、後手が序盤に自分から角を交換し、飛車先を8五まで伸ばす手を保留する指し方です。通常の角換わりと手順や歩の位置が変わるため、先手の早い銀の進出への備えが要ります。併載する△3三金型は、角を銀ではなく金で取り返し、その金を活用する別の構想です。

△3三金型の角換わり

12手目学習の開始局面
後手持ち駒
  • 角1
先手持ち駒手番
  • 角1
△3三金型の角換わり△同金

△3三金型の角換わり

角交換を後手が△3三金と取り返した局面です。銀で受ける形との違いを、早繰り銀に対する駒組みで確認します。

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角交換後の指し方を整理したい方へ

角換わり 初段の常識

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短い問題で指し手の意味を覚える

ひと目の現代角換わり

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マイナビ出版 ・ 2024年刊

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現代相居飛車ってこういうこと 角換わり・横歩取り編

基本を覚えた後の研究に

現代相居飛車ってこういうこと 角換わり・横歩取り編

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角換わりの一手ずらし・早繰り銀と、横歩取り青野流などを対話形式で解説。基本手順から一歩進み、プロが形を選ぶ理由を学べます。

次の一手で覚える現代角換わり

角換わりの知識を整理したい方に

次の一手で覚える現代角換わり

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腰掛け銀・早繰り銀・▲4五桂速攻・右玉を、選択問題で整理する一冊。変化をまとめたチャートもあり、基本図からの指し手を復習できます。

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角換わりの主要な形を広く学ぶ

現代角換わりのすべて

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腰掛け銀・棒銀・早繰り銀を横断して、角換わりの主要な攻防を学べます。特定の形だけでなく、相手が別の銀の使い方を選んだ場合にも備えたい方に。

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腰掛け銀をじっくり研究したい方へ

斎藤慎太郎の角換わり腰掛け銀研究

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一手損角換わり・△3三金の解説

一手損角換わりは、後手が序盤に自分から角を交換し、飛車先を8五まで伸ばす手を保留する指し方です。通常の角換わりと手順や歩の位置が変わるため、先手の早い銀の進出への備えが要ります。併載する△3三金型は、角を銀ではなく金で取り返し、その金を活用する別の構想です。

一手損角換わりの基本

後手側を学びます。後手の早い角交換を終え、△2二銀と取り返した局面です。8五歩を保留した一手損角換わりを、通常の角換わりと比べます。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

6手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. ▲7七銀 — 先手の銀が7七へ

    7七銀で8六を守ります。双方が持ち角を持つ点は、通常の角換わりと同じです。

  2. △8四歩 — 飛車先は8四まで

    後手は8四歩とします。8五を空けたままにすると、後で7三桂から8五桂と跳ねる余地があります。

  3. ▲7八金 — 先手は金銀を連結する

    7八金で7七銀を支えます。先手は手の速さを攻めの駒組みに生かす方針を考えます。

  4. △3二金 — 一手損角換わりの入口

    3二金で2筋を守ります。8五歩を保留できる形と、先手が速く攻められる点の両方を見ましょう。

    この変化の振り返り後手は次に右銀や玉を動かし、先手の早繰り銀などに備えます。8五歩を保留した空間を桂に使うには、7四歩・7三桂などの準備も必要です。手損で相手に与えた速さと、残した選択肢の両方を見て駒組みします。

一手損角換わりへの早繰り銀

一手損角換わりに対し、先手が早繰り銀で速く動く進行例です。5八玉で居玉を解消してから3五歩と仕掛けます。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

10手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. ▲3八銀 — 先手は銀の活用を急ぐ

    ここからは先手側の速攻を学びます。3八銀から早繰り銀に組み、手の速さを生かします。

  2. △6二銀 — 後手の右銀を上げる

    後手は6二銀で中央へ向かいます。8五歩を突かず、銀の配置を優先する進行です。

  3. ▲3六歩 — 3筋の銀の道を空ける

    3六歩で3七を空けます。先手は3七銀〜4六銀を目指します。

  4. △6四歩 — 後手も銀の道を空ける

    6四歩で6三銀の場所を作ります。先手は急戦のため、銀を速く前へ運びます。

  5. ▲3七銀 — 銀を3七へ進める

    3七銀と上がります。2七へ行く棒銀と異なり、3筋から銀を使います。

  6. △6三銀 — 後手は銀を6三へ

    6三銀から5四銀へ進める構えです。先手は銀を繰り出す前に飛車先の歩を伸ばします。

  7. ▲2五歩 — 2筋の歩を伸ばす

    2五歩で2四の仕掛けを用意します。早繰り銀では3筋だけでなく2筋も使います。

  8. △3三銀 — 後手は守りの銀を上げる

    3三銀で2四を守ります。先手はその銀との交換を目標に右銀を使います。

  9. ▲4六銀 — 早繰り銀に構える

    4六銀で3五を支えます。相手が一手損している分を、駒の活動の速さに変える構想です。

  10. △5四銀 — 後手は腰掛け銀で備える

    後手は5四銀です。先手は仕掛けの前に玉を一つ動かします。

  11. ▲5八玉 — 5八玉で王手筋を避ける

    5八玉と上がります。5九の居玉を解消し、1五角の王手飛車がかからない形を作ります。

  12. △4二玉 — 後手の玉も動く

    後手は4二玉とした進行例です。先手は3五歩で銀を使います。

  13. ▲3五歩 — 3筋で速攻する

    3五歩と突き、4六銀を3五へ繰り出す狙いです。後手の手損を生かして、囲いが整う前に仕掛けます。

  14. △同歩 — 後手が歩を取る

    3五歩と応じます。先手は銀で取り返して2四への圧力を増やします。

  15. ▲同銀 — 銀が前へ出る

    3五銀が2四を狙います。後手は銀を追う歩を打つ対応が考えられます。

  16. △3四歩打 — 後手が銀を追う

    3四歩打で銀に当てます。この教材では2四歩から銀交換に進む例を見ます。

  17. ▲2四歩 — 2筋の交換を目指す

    2四歩をぶつけます。3五銀が歩を支え、後ろには2八飛がいます。

  18. △同歩 — 後手が歩を取る

    後手は2四歩と応じます。先手は銀で取り返して銀同士をぶつけます。

  19. ▲同銀 — 銀を2四へ進める

    2四銀が3三銀に当たります。玉を5八へ動かしてある点も確認しましょう。

  20. △同銀 — 後手が銀交換に応じる

    後手は2四銀と取ります。先手は飛車で取ります。

  21. ▲同飛 — 銀を取って飛車を出す

    2四飛で銀を取ります。序盤の手の速さを銀交換へつなげる、一つの進行例です。

  22. △2三歩打 — 後手は飛車を追う

    2三歩打で受けます。先手は持ち銀を得たので、飛車を引いて次の攻めを考えます。

  23. ▲2八飛 — 飛車を引いて一段落

    2八飛と戻ります。通常の早繰り銀との違いは、後手の8筋の歩と先手玉の位置です。

    この変化の振り返り次は持ち銀と角を使う攻めを考えます。後手が8五歩を突いていないので、通常の角換わりと同じ左辺の圧力とは限りません。5八玉の形で角の王手や両取りに備え、銀交換で得た駒を攻めだけに使うかを判断します。

△3三金型の角換わり

角交換を後手が△3三金と取り返した局面です。銀で受ける形との違いを、早繰り銀に対する駒組みで確認します。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

12手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. ▲7七銀 — 先手は8筋を銀で守る

    先手は7七銀とします。角の役割を銀に引き継がせ、持ち角のある駒組みに進みます。

  2. △6二銀 — 後手の銀を中央へ

    後手は6二銀と上がります。3三金型は玉・銀の配置も見ながら評価する必要があります。

  3. ▲3八銀 — 先手は右銀を使う

    3八銀で攻めの銀の道を作ります。この教材では早繰り銀へ進む形を比べます。

  4. △6四歩 — 後手は銀の進路を空ける

    6四歩で6三を空けます。右銀を中央に使い、3三金と合わせて上部を支える構想です。

  5. ▲3六歩 — 3七銀を用意する

    3六歩で3七を空けます。早繰り銀の基本と同じ準備ですが、相手の2筋の守りは金です。

  6. △6三銀 — 後手の銀が中央へ

    6三銀から5四銀を目指します。先手は銀を速く繰り出します。

  7. ▲3七銀 — 先手の銀を3七へ

    3七銀と上がります。後手がどの駒で2四や3四を守っているか確認しましょう。

  8. △5四銀 — 後手は腰掛け銀へ

    後手は5四銀に構えます。3三金だけを見て攻めず、中央の銀の利きも合わせて考えます。

  9. ▲4六銀 — 先手は早繰り銀へ

    4六銀に構えます。銀を交換する形とは守備の利きが違うので、通常の攻めの手順をそのまま当てはめません。

  10. △4二玉 — 後手は玉を動かす

    4二玉で金銀に近づけます。ここでは特殊な角交換から両者が形を整えるところまで扱います。

  11. ▲5八玉 — 先手も居玉を解消する

    5八玉と上がります。持ち角に備えながら、3三金型を目標にする攻めを考える入口です。

    この変化の振り返り次は3五歩から3筋に接点を作る構想です。3三金は3三銀と動ける方向が違い、2四にも3四にも利いています。右銀を進める前に、金を動かすための歩交換が可能か、相手の5四銀による反撃と合わせて考えます。