基本・棒銀

角換わりは、序盤に角を交換して双方が持ち角を使える戦型です。棒銀では先手の右銀を飛車先へ送り、2筋や1筋で銀交換・突破を狙います。角が盤上にいないため、飛車と銀の数だけでなく、△5四角などの角打ちで攻めを止められないかも確認します。

棒銀・端攻め

19手目学習の開始局面
後手持ち駒手番
  • 角1
先手持ち駒
  • 角1
棒銀・端攻め▲2六銀

棒銀・端攻め

先手側を学びます。先手の銀が2六へ出た棒銀の局面です。後手が1四歩と受けた場合の銀香交換から、持ち角と持ち香の使い方までを学びます。

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角交換後の指し方を整理したい方へ

角換わり 初段の常識

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短い問題で指し手の意味を覚える

ひと目の現代角換わり

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マイナビ出版 ・ 2024年刊

一問一答で、角換わりの攻め方や相手の狙いを確認する一冊。棒銀・早繰り銀への対応から腰掛け銀の攻防へと進み、盤面を見て考える練習をしたい方に。

現代相居飛車ってこういうこと 角換わり・横歩取り編

基本を覚えた後の研究に

現代相居飛車ってこういうこと 角換わり・横歩取り編

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角換わりの一手ずらし・早繰り銀と、横歩取り青野流などを対話形式で解説。基本手順から一歩進み、プロが形を選ぶ理由を学べます。

次の一手で覚える現代角換わり

角換わりの知識を整理したい方に

次の一手で覚える現代角換わり

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マイナビ出版 ・ 2024年刊

腰掛け銀・早繰り銀・▲4五桂速攻・右玉を、選択問題で整理する一冊。変化をまとめたチャートもあり、基本図からの指し手を復習できます。

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角換わりの主要な形を広く学ぶ

現代角換わりのすべて

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腰掛け銀・棒銀・早繰り銀を横断して、角換わりの主要な攻防を学べます。特定の形だけでなく、相手が別の銀の使い方を選んだ場合にも備えたい方に。

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腰掛け銀をじっくり研究したい方へ

斎藤慎太郎の角換わり腰掛け銀研究

斎藤慎太郎

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基本・棒銀の解説

角換わりは、序盤に角を交換して双方が持ち角を使える戦型です。棒銀では先手の右銀を飛車先へ送り、2筋や1筋で銀交換・突破を狙います。角が盤上にいないため、飛車と銀の数だけでなく、△5四角などの角打ちで攻めを止められないかも確認します。

角換わりの基本

7七角で8筋を受け、角交換後は7七銀へ。初形から持ち角のある将棋に変わる最初の14手です。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

初形からの手順です。

  1. ▲7六歩 — 角道を開ける

    7七の歩を進めます。角換わりでは角を早く交換するので、その後に角を打たれる場所まで見て駒組みします。

  2. △8四歩 — 後手は飛車先へ

    後手は8筋を進めます。先手は飛車先の歩を進めつつ、8筋を受ける準備をします。

  3. ▲2六歩 — 先手も飛車先を伸ばす

    2八飛の前を開けます。歩交換を急がず、まず相手の8筋に対応します。

  4. △8五歩 — 8筋の交換を見せる

    後手は8五歩とします。次の8六歩に備え、先手は角を7七へ上げます。

  5. ▲7七角 — 角で8六を守る

    7七角が8六に利きます。後手が飛車で8六の歩を取る手をけん制する受けです。

  6. △3四歩 — 双方の角が向き合う

    後手も角道を開けました。先手は角を交換されたときに銀で取り返す形を用意します。

  7. ▲8八銀 — 銀で取り返す準備

    8八銀なら、7七で角を交換されても銀で取り返せます。守りの銀を働かせながら角交換に応じる形です。

  8. △3二金 — 後手の金で2筋を守る

    3二金は2三を守ります。角を交換したあとの打ち込みにも備える配置です。

  9. ▲7八金 — 金銀を連結する

    7八金で8八銀を支えます。金銀を離さずに角交換を迎えましょう。

  10. △7七角成 — 後手から角を交換する

    後手の角が7七角を取って成りました。先手は用意した銀で馬を取ります。

  11. ▲同銀 — 銀が角の代わりに守る

    7七銀で馬を取り、角が双方の持ち駒になります。8六を守る役割が角から銀へ移りました。

  12. △2二銀 — 後手も守りの銀を使う

    2二銀は次に3三へ上がれます。双方が角を持っているので、金銀の隙を作らないことが大切です。

  13. ▲3八銀 — 攻めの銀を動かす

    右銀を3八へ上げます。2七へ進めれば棒銀、3七なら早繰り銀、4七から5六なら腰掛け銀です。

  14. △7二銀 — 後手の右銀も準備する

    後手は7二銀と上がりました。ここから6四歩で6三を空け、銀を中央へ使う形を学びます。

    この変化の振り返り次は右銀を2七へ進める棒銀、3七から使う早繰り銀、5六へ運ぶ腰掛け銀を選びます。相手が急いで銀を出すなら、囲いを完成させる前の対応が必要です。角を互いに持つため、飛車と金銀の両取りを受けない配置かも確認します。

棒銀・端攻め

先手側を学びます。先手の銀が2六へ出た棒銀の局面です。後手が1四歩と受けた場合の銀香交換から、持ち角と持ち香の使い方までを学びます。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

19手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. △1四歩 — 後手が端を受ける

    1四歩が1五に利くため、すぐ1五銀とは出られません。端の歩をぶつける準備へ切り替えます。

  2. ▲1六歩 — 端攻めを準備する

    1六歩と突き、次の1五歩から端を攻める準備です。銀だけでなく香も攻めに参加させます。

  3. △6三銀 — 右銀を中央に置く

    後手は6三銀で中央を補います。先手は本格的に攻める前に玉を動かします。

  4. ▲6八玉 — 居玉を解消する

    6八玉と寄ります。持ち角のある戦いでは、飛車を動かした後の王手筋にも備えます。

  5. △7四歩 — 後手は桂の活用を準備

    7四歩で7三桂の余地を作りました。ここでは先手が端から仕掛ける進行を並べます。

  6. ▲1五歩 — 端の歩をぶつける

    1五歩を取らせ、銀を1五へ進める足場を作ります。どの駒で取り返すかが大切です。

  7. △同歩 — 後手が歩を取る

    後手の歩が1五へ進みました。先手は香ではなく銀で取り返します。

  8. ▲同銀 — 銀を端へ出す

    1五銀と歩を取ります。香に取らせたあと自分の香を走らせ、相手の端を開く狙いです。

  9. △同香 — 香で銀を取る

    後手の香が銀を取りました。先手は銀を渡す代わりに香を持ち駒にし、端の攻めを続けます。

  10. ▲同香 — 香を走らせる

    1五香で取り返します。銀香交換なので駒得ではありませんが、端が開き、持ち香を攻めに使えます。

  11. △1三歩打 — 後手は端を補う

    1三歩打で香の進出を止めます。先手は歩の裏側へ持ち歩を打つ手を考えます。

  12. ▲1二歩打 — 垂れ歩で成りを狙う

    1二歩と打ち、次の1一歩成を狙います。持ち歩は先ほど1五銀で取った歩です。

  13. △2二銀 — 銀が端を守る

    後手は2二銀で1一を守ります。銀の位置が変わったので、角と香の連係に進みます。

  14. ▲6六角打 — 角を中央に打つ

    6六角から2二銀をにらみます。後手が6五歩と角を追うと、持ち香を8四に打つ攻めがあります。

  15. △6五歩 — 歩で角を追う

    後手が6五歩とした場合です。先手は角を逃がすだけでなく、飛車に当てる手を探します。

  16. ▲8四香打 — 持ち香を飛車に当てる

    8四香で8二飛に当てます。先手は銀を渡して香を得た攻めで、角と銀の交換ではありません。6六角と香を働かせながら、飛車の逃げ先に合わせて攻めを続けます。

    この変化の振り返り次は8四香に当たられた飛車の逃げ先を見て、6六角と端の歩を活用します。先手は銀を香に換えた攻めで、後手は銀と角を持っています。香で飛車を追った勢いを使いつつ、自玉への角打ちを一手ずつ確認します。

棒銀・△5四角への対応

後手が5四角を打った局面です。この角は2七への歩打ちを支えています。3八角であらかじめ補ってから銀交換する進行例を学びます。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

22手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. ▲3八角打 — 2七を角で補う

    3八角を打って2七を守ります。△2七歩打には角で取れるので、飛車を追われる筋への備えになります。

  2. △4四歩 — 後手は中央を補う

    4四歩で中央を整えます。先手は2七への歩打ちに備えたうえで、予定の歩交換を始めます。

  3. ▲2四歩 — 2筋で仕掛ける

    2四歩とぶつけます。1五銀が2四を支え、後ろには2八飛が控えています。

  4. △同歩 — 後手が歩を取る

    後手の歩が2四へ来ました。先手は銀で取り返して守りの銀にぶつけます。

  5. ▲同銀 — 銀をぶつける

    2四銀と進み、3三銀との交換を狙います。3八角は2七の受けに残しておきます。

  6. △同銀 — 後手が銀を取る

    守りの銀が2四へ出ます。先手は飛車で取り返して、銀を持ち駒にします。

  7. ▲同飛 — 飛車で銀を取る

    2四飛と進み、銀交換が成立しました。持ち銀の攻めと、飛車の退路を合わせて考える局面です。

  8. △3三金 — 金で飛車をけん制する

    3三金は2四飛に当たります。3二が空くと5四角の利きが2一桂まで通るため、飛車で桂を取る手にも注意が必要です。

  9. ▲2八飛 — 飛車を安全な位置へ戻す

    2八へ引きます。3八角で打ち込みに備えて銀を交換する、という一連の準備を覚えましょう。

    この変化の振り返り次は得た銀を使う構想と、玉を囲う手を比べます。3八角は2七を守る役割が残っており、攻めに動かすと5四角に支えられた歩打ちへの受けが変わります。銀交換後も、準備に使った角をすぐ自由に動かせるとは限りません。