雀刺し

雀刺しは、飛車と香を端に重ね、角・銀・桂も加えて矢倉の端を集中的に攻める作戦です。先手の1筋攻めでは、相手が1四歩と受けるかどうかで銀の進路や桂を使う順序が変わります。飛車先の2筋ではなく、1筋へ攻め駒の利きを集める点を盤面で確認します。

雀刺し・銀で端を攻める

33手目学習の開始局面
後手持ち駒手番
  • 持ち駒なし
先手持ち駒
  • 持ち駒なし
雀刺し・銀で端を攻める▲1六歩

端歩の応手を見て雀刺しへ

先手が1六歩と突いた局面です。後手が1四歩と受ければ銀を使う攻め、受けずに1五歩の位を取れれば桂を使う攻めを比べます。香を1七へ上げ、飛車を1八へ回す準備から確認しましょう。

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森下システムと雀刺しの基本を学ぶ方に

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森下システムと雀刺しの攻防など、矢倉の基本手順を学ぶ一冊。2026年の新版ですが内容は1993年版と同じで、最近の急戦研究とは分けて読む本です。

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一手ごとの理由を知りたい方へ

1手ずつ解説する基本の矢倉

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矢倉の駒組みから攻め合いまで、一手ずつ意味を追いながら学べます。加藤流や脇システムなどを、盤に並べてゆっくり理解したい方の入口に。

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後手の急戦に備えたい矢倉党へ

先手矢倉の逆襲

石井健太郎

マイナビ出版 ・ 2021年刊

矢倉に組む途中で仕掛けられたときの対応を、▲7七銀型と▲6六歩型に分けて学びます。早繰り銀や左美濃急戦に備え、先手で矢倉を指し続けたい方に。

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相矢倉の基本的な攻め筋を学ぶ

初段に勝つ矢倉戦法

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棒銀・スズメ刺し・▲3七銀戦法など、相矢倉の攻め筋を学ぶ基本書。理想的な形からの攻めを理解したい方に向いています。近年の急戦対策は別の本で補いましょう。

雀刺しの解説

雀刺しは、飛車と香を端に重ね、角・銀・桂も加えて矢倉の端を集中的に攻める作戦です。先手の1筋攻めでは、相手が1四歩と受けるかどうかで銀の進路や桂を使う順序が変わります。飛車先の2筋ではなく、1筋へ攻め駒の利きを集める点を盤面で確認します。

雀刺し・銀で端を攻める

先手が1六歩と突いた局面です。後手が1四歩と受ければ銀を使う攻め、受けずに1五歩の位を取れれば桂を使う攻めを比べます。香を1七へ上げ、飛車を1八へ回す準備から確認しましょう。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

33手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. △1四歩 — 後手が端を受ける

    1四歩型の分岐です。先手は1五で歩を交換し、銀を前へ出す準備をします。

  2. ▲3七銀 — 銀を端へ近づける

    3七銀から2六銀へ使います。端の歩を銀で取る経路です。

  3. △7三銀 — 後手は右銀を出す

    7三銀と進める一例です。先手は2六を銀のために空けます。

  4. ▲2五歩 — 銀の進路を空ける

    2五歩で2六を空けました。桂を2五へ跳ねる形とは違い、銀で端を狙います。

  5. △8五歩 — 後手の反撃の準備

    後手は8筋を伸ばします。先手は香を一段上げ、飛車の移動場所を作ります。

  6. ▲1七香 — 香を上げて飛車の場所を作る

    1七香で1八を空けます。香の後ろへ飛車を回すのが雀刺しの配置です。

  7. △6四銀 — 後手は銀を中央へ

    6四銀が中央を支えます。先手は1筋への集中を続けます。

  8. ▲1八飛 — 飛車を香の後ろへ

    1八飛・1七香を重ねました。手前の駒が動くと、奥の駒の利きが通ります。

  9. △9四歩 — 後手は端を進める

    後手が9四歩とした進行です。先手は攻めの銀を2六へ出します。

  10. ▲2六銀 — 銀も端へ参加する

    2六銀は1五に利きます。角は6八から1三の方向をにらんでいます。

  11. △7三桂 — 後手は桂を跳ねる

    後手も攻めの桂を使います。先手は端の歩をぶつけます。

  12. ▲1五歩 — 端から仕掛ける

    1五歩とぶつけます。香をすぐ走らせず、銀を使う順番を考えます。

  13. △同歩 — 後手が歩を取る

    1五に歩が来ました。銀で取り返して1筋を開きます。

  14. ▲同銀 — 銀から端に出る

    1五銀で取ります。香で取られれば自分の香を走らせ、飛車の利きを後ろに残せます。

  15. △同香 — 後手の香が銀を取る

    銀香交換になります。先手は駒損を受け入れ、1筋の攻めを続ける選択です。

  16. ▲同香 — 香を進めて端を開く

    1五香の後ろに1八飛が控えます。6八角と香で1三を狙い、香が動いたあとは飛車も働きます。

    この変化の振り返り次は香を1三方面へ進める狙いです。銀を渡して香を得た交換なので、駒の損だけで止めず、6八角と1八飛をどう攻めに加えるかまで考えます。相手の桂・銀による端の受けも確認します。

雀刺し・桂で端を攻める

1八飛・1七香と1五の歩を配置した局面です。端の位を取れた形では、2五桂〜1三桂成と歩を組み合わせて攻めます。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

41手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. △7三桂 — 後手の桂が跳ねる

    後手も攻めの準備を進めます。先手は2五桂から動きます。

  2. ▲2五桂 — 桂で銀と端を狙う

    2五桂は3三銀と1三歩を狙います。後手の銀がどこへ動くかを見ます。

  3. △2四銀 — 銀が2四へよける

    2四銀とした分岐です。先手は端の歩を桂で取ります。

  4. ▲1三桂成 — 桂を成って端を開く

    1三桂成で歩を取り、2二玉に王手です。後手が銀で取る進行を並べます。

  5. △同銀 — 銀で王手を受ける

    後手は1三銀で成桂を取ります。桂を渡した先手は、端の歩で追撃します。

  6. ▲1四歩 — 歩で銀に迫る

    1四歩で1三銀を狙います。桂の成り捨てで歩を取り、端を開く流れです。

  7. △同銀 — 後手が歩を取る

    銀が1四へ出ました。先手は香で取り返せます。

  8. ▲同香 — 香で銀を取る

    1四香で銀を持ち駒にします。後ろの飛車と遠くの角を使い、端で攻めを続ける局面です。

    この変化の振り返り先手は桂を渡して銀を得ました。次は1三への香の進出や持ち銀の活用を検討します。後手も桂を持つため、自玉への桂打ちと、6八角の利きを止められる手に注意しながら攻めます。