矢倉右玉

矢倉右玉は、左銀を7七へ置いて8筋を守りながら、玉を4八など右側へ運ぶ構えです。玉を8八へ囲う通常の矢倉とは玉の位置が違い、6七銀のツノ銀型右玉とも左辺の守り方が変わります。7九角・2九飛を組み合わせ、4筋の歩交換から右桂で反撃する例を学びます。

矢倉右玉・左銀を7七へ

19手目学習の開始局面
後手持ち駒手番
  • 持ち駒なし
先手持ち駒
  • 持ち駒なし
矢倉右玉・左銀を7七へ▲4八玉

矢倉右玉・左銀を7七へ

先手側を学びます。左銀を7七に置き、▲4八玉とした矢倉右玉の局面です。6七銀型との違いと、7九角・2九飛の配置へ進む手順を確認します。

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右玉の組み方と受け方を学ぶ方に

明日から指せる吉池流右玉

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右玉の形を使い分けたい方へ

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矢倉右玉の解説

矢倉右玉は、左銀を7七へ置いて8筋を守りながら、玉を4八など右側へ運ぶ構えです。玉を8八へ囲う通常の矢倉とは玉の位置が違い、6七銀のツノ銀型右玉とも左辺の守り方が変わります。7九角・2九飛を組み合わせ、4筋の歩交換から右桂で反撃する例を学びます。

矢倉右玉・左銀を7七へ

先手側を学びます。左銀を7七に置き、▲4八玉とした矢倉右玉の局面です。6七銀型との違いと、7九角・2九飛の配置へ進む手順を確認します。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

19手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. △5三銀 — 後手が銀を5三へ

    5三銀で中央を整えます。先手の桂が4五へ出たとき、この銀も桂の利きに入ることがあります。

  2. ▲3六歩 — 右桂を使う準備

    3六歩で3七を空けます。角を引く手と桂を跳ねる手の順序も確認します。

  3. △3三角 — 後手が角を上げる

    3三角で2四を守ります。先手は右桂を跳ねても角を7九へ引ける配置です。

  4. ▲3七桂 — 桂を跳ねる

    3七桂が4五を狙います。2九を空けて下段飛車にする意味もあります。

  5. △8五歩 — 後手が飛車先を伸ばす

    8五歩に対し、7七銀が8六を守っています。先手は角を後ろへ引けます。

  6. ▲7九角 — 角を金の後ろへ引く

    7九角と引きます。6八は空いていますが、5七歩があるので、まだ角筋が2四まで通ったわけではありません。

  7. △7四歩 — 後手が桂の跳ねる場所を作る

    7四歩とする例です。先手は下段飛車の形を仕上げます。

  8. ▲2九飛 — 飛車を下段へ引く

    2九飛が横の守りに働きます。左側の7七銀・7八金と、4八玉の配置を確認します。

    この変化の振り返り次は4筋の歩交換から右桂を使う構想です。左銀が7七にいるため、ツノ銀型の6七銀と違って6六の守り方が変わります。7九角を動かすと下段飛車の通路も変わるので、攻撃形と横の守りを一緒に整えます。

4筋の歩交換から桂を使う

先手側を学びます。矢倉右玉から4五歩を突き、後手が歩で応じた構想例です。4五桂が3三角と5三銀へ利くことを盤面で確かめます。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

27手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. △9四歩 — 後手が端を整える

    9四歩とする進行例です。先手は2筋にも歩の接点を用意します。

  2. ▲2六歩 — 飛車先を伸ばす準備

    2六歩で2筋も使えるようにします。桂だけで飛び出さず、相手の銀と角の位置を見ます。

  3. △1四歩 — 後手がもう一方の端も整える

    1四歩とする例です。先手は2五まで歩を伸ばしてから、4筋の接触を考えます。

  4. ▲2五歩 — 2筋の歩を伸ばす

    2五歩と突き、2四歩からの飛車先交換を狙います。この教材では、先に4筋で桂を使う進行を見ます。

  5. △4一玉 — 後手が居玉を避ける

    4一玉とした局面です。先手は4五歩を取られた場合の桂跳ねを読みます。

  6. ▲4五歩 — 4筋で歩をぶつける

    4五歩で歩交換を求めます。3七桂が4五へ利き、取り返す駒として働きます。

  7. △同歩 — 後手が歩で取る進行

    後手が4五歩と取った場合です。銀で取る応手などでは局面が変わるので、ここでは歩で取る形を確認します。

  8. ▲同桂 — 桂で取り返して角と銀を狙う

    4五桂が3三角と5三銀の両方へ利きます。相手がこの配置で歩交換に応じたときの狙いです。桂跳ねがいつでも成立するわけではありません。

  9. △4二角 — 角を逃がす応手

    後手は角を4二へ引きます。4五桂には5三銀を取る狙いが残っています。

  10. ▲5三桂成 — 銀を取りながら成る

    5三銀を取りました。後手の金で取り返されるので、桂一枚と銀一枚の交換として考えます。

  11. △同金 — 金で成桂を取る

    後手は成桂を取りました。先手は桂を渡して銀を得ています。桂の両取りを、実際の交換結果まで確認できました。

    この変化の振り返り次は持ち銀を使う狙いと、4筋の守り直しを考えます。相手は桂を手にしており、4八玉の近くへの桂打ちにも注意が必要です。角を逃がされたので銀を取った結果であり、銀を逃がす分岐では手に入る駒が角へ変わります。

矢倉右玉・銀を逃がすと角取り

先手側を学びます。▲4五桂に対して後手が5三銀を逃がした場合です。3三角を取り、桂を取り返されるところまで確認します。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

35手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. △6四銀 — 銀を逃がす

    後手は5三銀を6四へ移しました。先手の桂から3三角への利きは残っています。

  2. ▲3三桂成 — 角を取る

    先手は3三角を取りながら成ります。後手が取り返しても、大駒を手に入れた結果は残ります。

  3. △同桂 — 桂で取り返す

    後手は成桂を取りました。先手は桂を失う代わりに角を持ち駒にした局面です。

    この変化の振り返り次は手に入れた角を、相手の金銀や飛車を狙う場所へ打つ構想です。先手には7九角も残る一方、後手は桂を持ち、3三桂も2五・4五へ利きます。飛車先や玉側を受ける角打ちも含めて、角二枚の役割を考えます。