矢倉
24手組、早囲い、森下システム、6七金左型を比べる。
森下システム
987654321
一二三四五六七八九
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矢倉の基本・囲いの組み方の解説
矢倉の基本・囲いの組み方の狙いと手順を、動かせる盤面と一手ごとの解説で学べます。24手組、早囲い、森下システム、6七金左型を比べる。
矢倉の基本24手組
初形から金銀の骨格を作る24手を学びます。完成した囲いだけでなく、金銀と角を動かす順番に注目しましょう。
要点7七銀・6七金・7八金が守りの骨格。玉の入城前に、相手の急戦がないか確かめる。
この手順を盤面で確認する 手順と一手ごとの解説
初形からの手順です。
▲7六歩 — 角道を開ける
7六歩で角の通路を作ります。矢倉では左の金銀で玉を守り、右側の駒を攻めに使うのが基本です。
△8四歩 — 後手は飛車先を進める
後手は8筋を狙います。先手は銀を動かし、8六への侵入に備えます。
▲6八銀 — 左銀を囲いへ使う
6八銀なら次に7七へ上がれます。7九も空くので、後に角を引く道になります。
△3四歩 — 後手も角道を開く
双方の角が向き合いました。先手は歩か銀で角の通路を止め、矢倉の駒組みへ進みます。
▲6六歩 — 歩で角道を止める
ここでは6六歩型を選びます。5手目7七銀型との違いは、6五歩から歩をぶつけられる接点ができることです。
△6二銀 — 右銀を中央へ
後手は6二銀。右銀を5三や6三へ使う準備で、まだ相矢倉にも急戦にも進めます。
▲5六歩 — 角の通路を空ける
5七を空けると、7九に引いた角を6八から先へ使えます。囲いと角の活用を一緒に準備します。
△5四歩 — 後手も5筋を進める
後手は5三を空けました。銀の進路と、3一へ引いた角の通路を作る手です。
▲4八銀 — 攻めの銀を上げる
4八銀は3七や5七へ使えます。金を動かす前に、右銀も働ける位置へ出します。
△4二銀 — 後手の左銀も前へ
4二銀から3三へ進めると金矢倉、5三へ進めると急戦の構想があります。
▲5八金右 — 右金を玉の前へ
5八金右で中央を支えます。この金を6七へ運び、守りの骨格を作ります。
△3二金 — 後手の金を寄せる
3二金が2三を守ります。後手も左側へ玉を囲う準備です。
▲7八金 — 角と銀を金で支える
7八金が8八角と6八銀を支えます。早囲いではこの手を後回しにし、玉が7八を通ります。
△4一玉 — 後手の玉を移す
後手玉が4一へ寄ります。3一へ入るには、今後角の配置も整える必要があります。
▲6九玉 — カニ囲いを経由する
6九玉・7八金・5八金・6八銀の形です。急戦になれば、ここから受けを優先して戦うこともあります。
△7四歩 — 後手の桂の道を作る
7四歩は7三桂を可能にします。歩を動かすと、桂や角の利きも変わります。
▲6七金右 — 金を6七へ運ぶ
6七金は6六歩を支えます。6筋への攻めに金を利かせ、次に左銀を上げます。
△5二金 — 後手も金を中央へ
5二金は次に4三へ進めます。ここでは双方が囲いを整える穏やかな進行です。
▲7七銀 — 銀を矢倉の位置へ
7七銀は8六を守り、6六歩も支えます。金銀が離れないように組み上げました。
△3三銀 — 後手も守りの銀を上げる
3三銀は2四を守ります。2筋を攻めるときは、この銀をどう動かすかがテーマになります。
▲7九角 — 角を引いて使い直す
7九角は5七を通して前方をにらみます。8八が空き、玉の入城にも近づきました。
△3一角 — 後手も角を引く
後手は3一角。6四へ出す手や4二へ上げる手を見て、角を活用します。
▲3六歩 — 銀と桂の出口を作る
3七を空けます。次に3七銀とするか、角を6八へ上げて囲いを優先するかを選べます。
△4四歩 — 基本24手組の到達点
後手は4四歩で角道を閉じました。双方の玉はまだ入城前で、ここから攻めの配置を決めます。
早囲い
7八金を後回しにし、玉を6八〜7八〜8八へ運びます。相手が穏やかに組む場合の手順で、急戦の最中に無条件で入城する手順ではありません。
要点7八を玉の通路にし、最後に7八金。早さと引き換えに、途中の6九金が離れる点に注意。
この手順を盤面で確認する 手順と一手ごとの解説
12手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
▲6七金 — 金を先に6七へ
7八金を後回しにし、5八の金を6七へ上げます。玉が7八を通る余地を残します。
△4一玉 — 後手は玉を寄せる
後手が囲いを進める場合です。早囲い側は相手の銀や桂が攻めに出てこないかも見ます。
▲7七銀 — 銀で前を守る
7七銀・6七金がそろいました。6九金はまだ元の位置に置いておきます。
△5二金 — 後手が金を上げる
後手も囲いを整えます。先手は角を一度引き、8八を玉のために空けます。
▲7九角 — 角は7九にとどめる
7八を玉が通るので、角を6八へ動かす必要がありません。通常の組み方との手数の違いです。
△7四歩 — 後手の桂の準備
7四歩で7三桂の道ができました。ここでは後手も囲う手順を続ける進行例を並べます。
▲6八玉 — 玉を6八へ
金が6九にいるため、玉は6八を経由します。7九角とは別の通路です。
△3三銀 — 後手は銀で守る
3三銀で2四を押さえます。相手が銀・桂を攻めに使う場合は、早囲いを続けられるか判断が必要です。
▲7八玉 — 空けておいた7八を通る
7八金を保留した効果です。角を7九に残したまま玉を左へ運べました。
△3一角 — 後手も角を引く
後手は角を3一に置きます。双方の角が引かれ、囲いを進める形です。
▲8八玉 — 玉を囲いへ入れる
8八玉と入城します。金銀の前面だけでなく、横からの攻めへの備えも仕上げます。
△4四歩 — 後手の角道が閉じる
後手が4四歩とします。先手は残していた6九金を寄せます。
▲7八金 — 最後に金を締める
7八金で金矢倉が完成しました。角を6八へ動かす一手を省いた組み方です。
森下システム
25手目6八角から囲いを優先します。右銀を4八に残す意味を確認し、その後4七銀・3七桂とする一例を学びます。
要点6八角から先に囲い、右銀の使い方を保留する。相手の端攻めなどを見て攻撃形を選ぶ。
この手順を盤面で確認する 手順と一手ごとの解説
24手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
▲6八角 — 角を上げて玉の道を空ける
右銀を4八に残して6八角とします。攻めの形をすぐ決めず、先に囲いを整える構想です。
△4三金 — 後手の矢倉の金
4三金が3三銀を支えます。先手は玉の入城を続けます。
▲7九玉 — 玉を角の後ろへ
角が6八へ移ったので7九へ寄れます。右銀・右桂は、後手の配置に合わせて使います。
△4二角 — 後手は角を上げる
3一を玉の通路に空ける手です。角の位置も、今後の攻め合いの条件になります。
▲2六歩 — 飛車先は一つ進める
2六歩にとどめ、2五は桂を跳ねる候補地として残します。
△3一玉 — 後手玉が3一へ
後手の玉も囲いへ近づきます。先手は最後に8八へ入ります。
▲8八玉 — 金矢倉へ入城する
8八玉・7八金・6七金・7七銀がそろいました。ここで右銀はまだ4八にいて、攻め方を選べます。
△2二玉 — 後手も入城する
双方の玉が矢倉へ入りました。相手の端攻めにも注意しつつ、右側の駒を使う段階です。
▲4六歩 — 右銀を中央へ使う一例
4七を空けます。この教材では4七銀型を選び、右銀を3七へ出す形と比べます。
△6四歩 — 後手の右銀の通路
6四歩で6三を空けます。先手も、中央の銀と桂を組み合わせます。
▲4七銀 — 銀を4七へ
4七銀は3六・4六・5六を支えます。森下システムは、この攻撃形だけに限定された呼び名ではありません。
△6三銀 — 後手の銀も中央へ
後手は6三銀と使います。お互いに、金銀の守りを保ちながら攻めを準備します。
▲3七桂 — 桂を攻めに加える
3七桂から2五・4五へ跳ねる準備です。桂が進んだ先は2六歩・4六歩で支えられます。囲いを先に整え、相手を見て銀桂の配置を決める流れを覚えましょう。
6七金左型の矢倉
左の7八金を▲6七金左と上げた局面です。5八金を残した組み方から、玉と右銀・桂の配置を整えます。
要点6七金左は7八の金を使う。5八金を残して7八玉とし、右銀と桂を攻めに回す。
この手順を盤面で確認する 手順と一手ごとの解説
19手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
△5二金 — 後手は金を中央へ
後手が5二金とした進行例です。先手は空いた7八へ玉を寄せます。
▲7八玉 — 玉を7八へ寄せる
6七金左型では玉を7八へ置けます。6七金・5八金・7七銀の連係を確認しましょう。
△7四歩 — 後手の桂の道を作る
後手は7三桂から6五や8五を狙う準備をします。先手は角を引きます。
▲7九角 — 角を7九へ引く
7九角にすると5七から右側をにらめます。8八を空け、後の玉の動きも残します。
△7三桂 — 後手は桂を跳ねる
後手の桂が7三へ出ました。囲いの形だけでなく、6五の接点にも注意します。
▲2六歩 — 飛車先を進める
2六歩から2五歩を見せます。この教材では右銀を3七へ使う形を続けます。
△8五歩 — 後手も飛車先を伸ばす
8五歩に対しては7七銀が8六を守っています。7八玉と銀の連係を保ちます。
▲2五歩 — 2筋の交換を見せる
2五歩で2四の歩交換を狙います。後手が3三銀で受ける場合です。
△3三銀 — 後手は銀で飛車先を受ける
3三銀が2四を守ります。先手は右銀と桂を攻めに使います。
▲3六歩 — 右銀の通路を空ける
3六歩で3七を空けます。5八金は中央に残しています。
△4四歩 — 後手は角道を閉じる
後手は4四歩で矢倉に組む形です。ここからは銀の使い方も比較できます。
▲3七銀 — 攻めの銀を3七へ
3七銀から4六銀を目指します。守りの配置を変えても、右銀を攻める役に使えます。
△3一角 — 後手は角を引く
3一角から6四へ活用する余地を作ります。先手も攻撃形を整えます。
▲4六銀 — 銀を4六へ使う
4六銀が3五を支えます。3七が空いたので右桂を跳ねられます。
△4三金 — 後手の金が上がる
後手は4三金型にします。先手は桂を攻めに加えます。
▲3七桂 — 桂を加えて攻撃形へ
3七桂がそろいました。6七金左・5八金・7八玉という守りと、右側の銀桂を組み合わせた形です。
参考資料と教材について
代表的な手順と狙いを学ぶための教材です。解説は学習用に独自の文章で構成しています。実戦の全分岐や最新の研究手順を網羅するものではありません。
森下システムの狙い
25手目6八角から囲いを優先します。右銀を4八に残す意味を確認し、その後4七銀・3七桂とする一例を学びます。
6八角から先に囲い、右銀の使い方を保留する。相手の端攻めなどを見て攻撃形を選ぶ。