矢倉

24手組、早囲い、森下システム、6七金左型を比べる。

早囲い

12手目 · 学習の開始局面
後手持ち駒
  • 持ち駒なし
先手持ち駒手番
  • 持ち駒なし
この一手の解説△3二金

早囲いの狙い

7八金を後回しにし、玉を6八〜7八〜8八へ運びます。相手が穏やかに組む場合の手順で、急戦の最中に無条件で入城する手順ではありません。

覚えること

7八を玉の通路にし、最後に7八金。早さと引き換えに、途中の6九金が離れる点に注意。

一手ずつ動かす
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← → キーでも操作できます

13手目の分岐

棋譜 押すとその局面に移動

矢倉の基本・囲いの組み方の解説

矢倉の基本・囲いの組み方の狙いと手順を、動かせる盤面と一手ごとの解説で学べます。24手組、早囲い、森下システム、6七金左型を比べる。

矢倉の基本24手組

初形から金銀の骨格を作る24手を学びます。完成した囲いだけでなく、金銀と角を動かす順番に注目しましょう。

要点7七銀・6七金・7八金が守りの骨格。玉の入城前に、相手の急戦がないか確かめる。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

初形からの手順です。

  1. ▲7六歩角道を開ける

    7六歩で角の通路を作ります。矢倉では左の金銀で玉を守り、右側の駒を攻めに使うのが基本です。

  2. △8四歩後手は飛車先を進める

    後手は8筋を狙います。先手は銀を動かし、8六への侵入に備えます。

  3. ▲6八銀左銀を囲いへ使う

    6八銀なら次に7七へ上がれます。7九も空くので、後に角を引く道になります。

  4. △3四歩後手も角道を開く

    双方の角が向き合いました。先手は歩か銀で角の通路を止め、矢倉の駒組みへ進みます。

  5. ▲6六歩歩で角道を止める

    ここでは6六歩型を選びます。5手目7七銀型との違いは、6五歩から歩をぶつけられる接点ができることです。

  6. △6二銀右銀を中央へ

    後手は6二銀。右銀を5三や6三へ使う準備で、まだ相矢倉にも急戦にも進めます。

  7. ▲5六歩角の通路を空ける

    5七を空けると、7九に引いた角を6八から先へ使えます。囲いと角の活用を一緒に準備します。

  8. △5四歩後手も5筋を進める

    後手は5三を空けました。銀の進路と、3一へ引いた角の通路を作る手です。

  9. ▲4八銀攻めの銀を上げる

    4八銀は3七や5七へ使えます。金を動かす前に、右銀も働ける位置へ出します。

  10. △4二銀後手の左銀も前へ

    4二銀から3三へ進めると金矢倉、5三へ進めると急戦の構想があります。

  11. ▲5八金右右金を玉の前へ

    5八金右で中央を支えます。この金を6七へ運び、守りの骨格を作ります。

  12. △3二金後手の金を寄せる

    3二金が2三を守ります。後手も左側へ玉を囲う準備です。

  13. ▲7八金角と銀を金で支える

    7八金が8八角と6八銀を支えます。早囲いではこの手を後回しにし、玉が7八を通ります。

  14. △4一玉後手の玉を移す

    後手玉が4一へ寄ります。3一へ入るには、今後角の配置も整える必要があります。

  15. ▲6九玉カニ囲いを経由する

    6九玉・7八金・5八金・6八銀の形です。急戦になれば、ここから受けを優先して戦うこともあります。

  16. △7四歩後手の桂の道を作る

    7四歩は7三桂を可能にします。歩を動かすと、桂や角の利きも変わります。

  17. ▲6七金右金を6七へ運ぶ

    6七金は6六歩を支えます。6筋への攻めに金を利かせ、次に左銀を上げます。

  18. △5二金後手も金を中央へ

    5二金は次に4三へ進めます。ここでは双方が囲いを整える穏やかな進行です。

  19. ▲7七銀銀を矢倉の位置へ

    7七銀は8六を守り、6六歩も支えます。金銀が離れないように組み上げました。

  20. △3三銀後手も守りの銀を上げる

    3三銀は2四を守ります。2筋を攻めるときは、この銀をどう動かすかがテーマになります。

  21. ▲7九角角を引いて使い直す

    7九角は5七を通して前方をにらみます。8八が空き、玉の入城にも近づきました。

  22. △3一角後手も角を引く

    後手は3一角。6四へ出す手や4二へ上げる手を見て、角を活用します。

  23. ▲3六歩銀と桂の出口を作る

    3七を空けます。次に3七銀とするか、角を6八へ上げて囲いを優先するかを選べます。

  24. △4四歩基本24手組の到達点

    後手は4四歩で角道を閉じました。双方の玉はまだ入城前で、ここから攻めの配置を決めます。

早囲い

7八金を後回しにし、玉を6八〜7八〜8八へ運びます。相手が穏やかに組む場合の手順で、急戦の最中に無条件で入城する手順ではありません。

要点7八を玉の通路にし、最後に7八金。早さと引き換えに、途中の6九金が離れる点に注意。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

12手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. ▲6七金金を先に6七へ

    7八金を後回しにし、5八の金を6七へ上げます。玉が7八を通る余地を残します。

  2. △4一玉後手は玉を寄せる

    後手が囲いを進める場合です。早囲い側は相手の銀や桂が攻めに出てこないかも見ます。

  3. ▲7七銀銀で前を守る

    7七銀・6七金がそろいました。6九金はまだ元の位置に置いておきます。

  4. △5二金後手が金を上げる

    後手も囲いを整えます。先手は角を一度引き、8八を玉のために空けます。

  5. ▲7九角角は7九にとどめる

    7八を玉が通るので、角を6八へ動かす必要がありません。通常の組み方との手数の違いです。

  6. △7四歩後手の桂の準備

    7四歩で7三桂の道ができました。ここでは後手も囲う手順を続ける進行例を並べます。

  7. ▲6八玉玉を6八へ

    金が6九にいるため、玉は6八を経由します。7九角とは別の通路です。

  8. △3三銀後手は銀で守る

    3三銀で2四を押さえます。相手が銀・桂を攻めに使う場合は、早囲いを続けられるか判断が必要です。

  9. ▲7八玉空けておいた7八を通る

    7八金を保留した効果です。角を7九に残したまま玉を左へ運べました。

  10. △3一角後手も角を引く

    後手は角を3一に置きます。双方の角が引かれ、囲いを進める形です。

  11. ▲8八玉玉を囲いへ入れる

    8八玉と入城します。金銀の前面だけでなく、横からの攻めへの備えも仕上げます。

  12. △4四歩後手の角道が閉じる

    後手が4四歩とします。先手は残していた6九金を寄せます。

  13. ▲7八金最後に金を締める

    7八金で金矢倉が完成しました。角を6八へ動かす一手を省いた組み方です。

森下システム

25手目6八角から囲いを優先します。右銀を4八に残す意味を確認し、その後4七銀・3七桂とする一例を学びます。

要点6八角から先に囲い、右銀の使い方を保留する。相手の端攻めなどを見て攻撃形を選ぶ。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

24手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. ▲6八角角を上げて玉の道を空ける

    右銀を4八に残して6八角とします。攻めの形をすぐ決めず、先に囲いを整える構想です。

  2. △4三金後手の矢倉の金

    4三金が3三銀を支えます。先手は玉の入城を続けます。

  3. ▲7九玉玉を角の後ろへ

    角が6八へ移ったので7九へ寄れます。右銀・右桂は、後手の配置に合わせて使います。

  4. △4二角後手は角を上げる

    3一を玉の通路に空ける手です。角の位置も、今後の攻め合いの条件になります。

  5. ▲2六歩飛車先は一つ進める

    2六歩にとどめ、2五は桂を跳ねる候補地として残します。

  6. △3一玉後手玉が3一へ

    後手の玉も囲いへ近づきます。先手は最後に8八へ入ります。

  7. ▲8八玉金矢倉へ入城する

    8八玉・7八金・6七金・7七銀がそろいました。ここで右銀はまだ4八にいて、攻め方を選べます。

  8. △2二玉後手も入城する

    双方の玉が矢倉へ入りました。相手の端攻めにも注意しつつ、右側の駒を使う段階です。

  9. ▲4六歩右銀を中央へ使う一例

    4七を空けます。この教材では4七銀型を選び、右銀を3七へ出す形と比べます。

  10. △6四歩後手の右銀の通路

    6四歩で6三を空けます。先手も、中央の銀と桂を組み合わせます。

  11. ▲4七銀銀を4七へ

    4七銀は3六・4六・5六を支えます。森下システムは、この攻撃形だけに限定された呼び名ではありません。

  12. △6三銀後手の銀も中央へ

    後手は6三銀と使います。お互いに、金銀の守りを保ちながら攻めを準備します。

  13. ▲3七桂桂を攻めに加える

    3七桂から2五・4五へ跳ねる準備です。桂が進んだ先は2六歩・4六歩で支えられます。囲いを先に整え、相手を見て銀桂の配置を決める流れを覚えましょう。

6七金左型の矢倉

左の7八金を▲6七金左と上げた局面です。5八金を残した組み方から、玉と右銀・桂の配置を整えます。

要点6七金左は7八の金を使う。5八金を残して7八玉とし、右銀と桂を攻めに回す。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

19手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. △5二金後手は金を中央へ

    後手が5二金とした進行例です。先手は空いた7八へ玉を寄せます。

  2. ▲7八玉玉を7八へ寄せる

    6七金左型では玉を7八へ置けます。6七金・5八金・7七銀の連係を確認しましょう。

  3. △7四歩後手の桂の道を作る

    後手は7三桂から6五や8五を狙う準備をします。先手は角を引きます。

  4. ▲7九角角を7九へ引く

    7九角にすると5七から右側をにらめます。8八を空け、後の玉の動きも残します。

  5. △7三桂後手は桂を跳ねる

    後手の桂が7三へ出ました。囲いの形だけでなく、6五の接点にも注意します。

  6. ▲2六歩飛車先を進める

    2六歩から2五歩を見せます。この教材では右銀を3七へ使う形を続けます。

  7. △8五歩後手も飛車先を伸ばす

    8五歩に対しては7七銀が8六を守っています。7八玉と銀の連係を保ちます。

  8. ▲2五歩2筋の交換を見せる

    2五歩で2四の歩交換を狙います。後手が3三銀で受ける場合です。

  9. △3三銀後手は銀で飛車先を受ける

    3三銀が2四を守ります。先手は右銀と桂を攻めに使います。

  10. ▲3六歩右銀の通路を空ける

    3六歩で3七を空けます。5八金は中央に残しています。

  11. △4四歩後手は角道を閉じる

    後手は4四歩で矢倉に組む形です。ここからは銀の使い方も比較できます。

  12. ▲3七銀攻めの銀を3七へ

    3七銀から4六銀を目指します。守りの配置を変えても、右銀を攻める役に使えます。

  13. △3一角後手は角を引く

    3一角から6四へ活用する余地を作ります。先手も攻撃形を整えます。

  14. ▲4六銀銀を4六へ使う

    4六銀が3五を支えます。3七が空いたので右桂を跳ねられます。

  15. △4三金後手の金が上がる

    後手は4三金型にします。先手は桂を攻めに加えます。

  16. ▲3七桂桂を加えて攻撃形へ

    3七桂がそろいました。6七金左・5八金・7八玉という守りと、右側の銀桂を組み合わせた形です。

参考資料と教材について

代表的な手順と狙いを学ぶための教材です。解説は学習用に独自の文章で構成しています。実戦の全分岐や最新の研究手順を網羅するものではありません。