三間飛車穴熊

三間飛車穴熊は、7筋の飛車と左銀を攻めに使い、玉は右端の穴熊へ囲う持久戦です。美濃囲いより駒組みに手がかかる代わりに、完成後は玉から遠い場所で大駒を交換しやすくなります。囲いの組み方と、居飛車の8筋の歩交換に7筋から反撃する例を確認します。

三間飛車穴熊

16手目学習の開始局面
後手持ち駒
  • 持ち駒なし
先手持ち駒手番
  • 持ち駒なし
三間飛車穴熊△5二金右

三間飛車穴熊

自分の玉を穴熊へ囲う手順から、相手が7筋に銀を進める急戦への対応まで学びます。囲いを作ったあと、6五歩で角道を開いて駒を使う流れを確認しましょう。

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現代振り飛車ってこういうこと 三間飛車・四間飛車編

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1手ずつ解説する三間飛車

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先手三間飛車の対急戦・対持久戦と、升田式石田流を学ぶ基本書。囲ってからの駒さばきだけでなく、相手の速攻への対応も一手ずつ確認できます。

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三間飛車の研究を深めたい方に

西田&杉本の三間飛車研究

西田拓也・杉本和陽

マイナビ出版 ・ 2026年刊

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石田流らしい攻めを身につける

わかる!勝てる!!石田流

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マイナビ出版 ・ 2026年刊

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三間飛車穴熊の解説

三間飛車穴熊は、7筋の飛車と左銀を攻めに使い、玉は右端の穴熊へ囲う持久戦です。美濃囲いより駒組みに手がかかる代わりに、完成後は玉から遠い場所で大駒を交換しやすくなります。囲いの組み方と、居飛車の8筋の歩交換に7筋から反撃する例を確認します。

三間飛車穴熊

自分の玉を穴熊へ囲う手順から、相手が7筋に銀を進める急戦への対応まで学びます。囲いを作ったあと、6五歩で角道を開いて駒を使う流れを確認しましょう。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

16手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. ▲1八香 — 自分も穴熊を選ぶ

    3八銀で美濃囲いにする代わりに1八香とします。1九玉の場所を空ける手です。

  2. △7四歩 — 後手は7筋を進める

    後手が7四歩とする一例です。先手は1九玉と入り、銀でふたをします。

  3. ▲1九玉 — 玉を1九へ入れる

    玉を穴熊の位置へ置きます。次に2八銀で玉の前を守ります。

  4. △5三銀 — 後手は銀を中央へ

    後手は5三銀と上がります。先手は囲いの銀を整えます。

  5. ▲2八銀 — 銀で玉を守る

    2八銀が1九玉を支えます。美濃囲いの3八銀との配置の違いです。

  6. △3三角 — 後手は角を上げる

    後手が3三角とする進行です。先手は金を銀に連結します。

  7. ▲3九金 — 金を銀に連結する

    3九金が2八銀を支えます。玉・銀・金が右下でまとまる形です。

  8. △2二玉 — 後手は玉を囲う

    後手が2二玉とします。先手は左金を5八へ寄せ、中央とのつながりを作ります。

  9. ▲5八金 — 三間飛車穴熊の入口

    7八飛を維持したまま、自玉を穴熊へ囲いました。美濃囲いとは手数も金銀の位置も違うため、相手の攻めの速さを見て選びます。

  10. △6四銀 — 斜め棒銀で攻める構え

    後手は6四銀とし、7五から先手の角頭を狙います。先手は穴熊を支える金を寄せながら、仕掛けに備えます。

  11. ▲4八金寄 — 金を囲いへ近づける

    4八金は3八と4九を守り、3九金とともに玉側を固めます。攻められる左側には飛車と銀を残して対応します。

  12. △7五歩 — 7筋から仕掛ける

    後手は7五歩とぶつけました。先手が取ると6四銀が7五へ進むため、その後の角の使い方も考えます。

  13. ▲同歩 — 歩を取る

    先手は7五歩を取ります。後手の銀が前へ出たとき、6五歩で角道を開く準備があります。

  14. △同銀 — 銀を前へ出す

    7五銀が角頭に近づきました。先手は守るだけでなく、角交換で大駒を使う方針を選びます。

  15. ▲6五歩 — 角道を開いて対抗する

    6六を空け、7七角と3三角が向き合う形にしました。後手が角交換する場合と8筋へ動く場合を比べます。

  16. △7七角成 — 角交換に応じる

    後手は7七角を取って馬を作ります。先手は自分の駒で取り返し、飛車を浮く準備をします。

  17. ▲同飛 — 飛車で馬を取る

    7八飛で馬を取りました。7六が空いているため、この飛車を六段目へ浮けます。

  18. △6四銀 — 攻めの銀を引く

    後手は銀を6四へ引きます。先手は角交換後の飛車を活用します。

  19. ▲7六飛 — 飛車を六段目へ浮く

    7六飛で横の利きを使える形になりました。飛車で角を取り返した手を、次の浮き飛車の活用へつなげています。

    この変化の振り返り次は6八銀を使って浮き飛車を支える構想や、持ち角で相手の飛車・銀へ働きかける手を考えます。7六飛の横利きは広がりましたが、相手にも角があります。角交換を銀で取り返す四間飛車の例とは、飛車と左銀の位置が違う点を確認します。

三間飛車穴熊・8筋から攻められたら

▲6五歩に△8六歩と攻め合われる比較例です。8筋の歩を交換された後、自分から角を交換し、持ち角を飛車に当てて受けます。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

31手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. △8六歩 — 8筋から攻め合う

    後手は角交換をせず、8六歩と仕掛けます。先手は歩を取って飛車を誘い出す一例を見ます。

  2. ▲同歩 — 歩を取る

    8六歩を取りました。後手の飛車が8六へ進んだあと、先手から角を交換します。

  3. △同飛 — 飛車が前へ出る

    後手は飛車で歩を取りました。先手は6五歩で開いておいた角道を使います。

  4. ▲3三角成 — 自分から角交換する

    3三角を取って馬を作ります。後手が取り返すと、先手には角を打って飛車を追う手が生じます。

  5. △同桂 — 桂で馬を取る

    後手は桂で取り返しました。7七は空いており、先手の持ち角を使えます。

  6. ▲7七角打 — 角を飛車に当てる

    7七角が8六飛を狙います。角交換で得た持ち角を、攻められている側の受けに使う手です。

  7. △8二飛 — 飛車を引かせる

    後手は飛車を8二へ戻しました。角交換と飛車への当たりを利用し、8筋の攻めが一段落した局面です。

    この変化の振り返り次は8筋を持ち歩で補う手と、6八銀を前へ使う手を比較します。7七角が7八飛の前にあるので、飛車の縦の利きはまだ通っていません。角を動かすと飛車が働く一方、7五銀への受けも変わることに注意します。