勇気流の考え方を考案者から学ぶ
横歩取り勇気流
浅川書房 ・ 2020年刊
▲6八玉型の勇気流を、研究や実戦での判断とともに学べます。中段の飛車をどう扱い、後手の構えにどう応じるかを深く知りたい方に向く研究書です。
勇気流は、横歩を取った3四飛を残し、▲6八玉と上がる指し方です。▲5八玉の青野流と同じく右桂の速攻を狙いながら、玉自身で7八金を支えます。一方、角を打たれたときの王手のかかり方も変わるため、桂の攻めと金の守りを盤面で比べます。
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勇気流の考え方を考案者から学ぶ
浅川書房 ・ 2020年刊
▲6八玉型の勇気流を、研究や実戦での判断とともに学べます。中段の飛車をどう扱い、後手の構えにどう応じるかを深く知りたい方に向く研究書です。
横歩取りの基本を学びたい方へ
日本将棋連盟 ・ 2010年刊
横歩を取ったあとの急戦や、飛車・角を使う基本の筋を学ぶ一冊。古典的な定跡の土台を固めたい方に向いています。近年の青野流・勇気流は別の教材で補いましょう。
基本を覚えた後の研究に
マイナビ出版 ・ 2026年刊
角換わりの一手ずらし・早繰り銀と、横歩取り青野流などを対話形式で解説。基本手順から一歩進み、プロが形を選ぶ理由を学べます。
先手の青野流で攻めたい方へ
マイナビ出版 ・ 2019年刊
飛車を引かず、桂を使って攻める青野流を掘り下げます。後手の玉の位置や飛車の引き場所ごとに変化を比べ、先手から主導権を取る指し方を研究したい方に。
後手番の横歩取りを用意したい方へ
マイナビ出版 ・ 2021年刊
青野流・勇気流など、先手の有力な作戦を後手側から検討します。先手の攻めを受けたあとの反撃や、横歩取りを避けられた場合の対応を整理したい方に。
青野流への対策を深めたい方へ
マイナビ出版 ・ 2022年刊
後手番で青野流に向き合うための専門書。先手の速い攻めに対して、玉の位置や角・飛車の使い方をどう選ぶかを学び、対策を具体的な手順で持ちたい方に。
勇気流は、横歩を取った3四飛を残し、▲6八玉と上がる指し方です。▲5八玉の青野流と同じく右桂の速攻を狙いながら、玉自身で7八金を支えます。一方、角を打たれたときの王手のかかり方も変わるため、桂の攻めと金の守りを盤面で比べます。
勇気流の6八玉型から、2二歩打を銀で取り、さらに角を逃げた場合の攻めを学びます。後手の受けの隙を突く例で、勇気流ならいつでも金を取れるわけではありません。同角で取る応手と比較します。
この手順を盤面で確認する17手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
飛車を3四に残したため、7六の歩を守ってはいません。後手はこの歩を取り、先手は手の速さを主張します。
3七を空けます。玉を移した手だけで攻めができるわけではなく、歩・桂を順に働かせる準備が必要です。
玉が5二へ上がり、中央の歩を支えます。先手は相手の囲いだけでなく、2筋の銀の配置も見て攻めます。
3四飛と3七桂がそろいました。3六飛と引く形との違いは、飛車を高い位置に置いたまま桂を使えることです。
後手が7二金と備える進行を並べます。この形では2二が空いたままなので、そこへの歩打ちが候補になります。
2二に歩を打ちます。持ち歩で後手の銀の位置を変え、次の桂跳ねと組み合わせるのが狙いです。
銀で2二歩を取ると、3三角が4五桂の当たりになります。同角と取る場合はこの当たりがなく、別の攻め方が必要です。
4五の桂は3三の角に当たります。角を動かす手に飛車の利きを通す、飛車と桂の連係を覚えましょう。
角だけを4四へ逃がすと、3二金の守りがなくなります。先手が金を取って龍を作れる、後手の受け不足の例です。
3二金を取って龍を作り、5二玉へ王手をかけます。2二の銀は3二へ横に動けないため、この龍を取れません。
後手は6一玉と逃げました。先手は金を得た成果を残し、龍を戻して使えます。
支えのない2一桂を龍で取ります。2二銀は4四角に守られていますが、2一桂は取ることができます。6一玉への王手にもなります。
王手を6二玉で避けます。後手の角を逃げる受けでは、先手が金と桂を取って龍を作れました。
この変化の振り返り後手が銀で2二歩を取り、4四角と逃げた形では、先手が金と桂を取って龍を作れました。後手の7六飛と持ち歩による反撃もあるため、次は龍の活用と自陣への攻めを比べます。2二歩を角で取る応手では、この攻め方をそのまま使えません。
▲4五桂に対して後手が△8八角成と反撃した場合です。先に王手で金を取り、相手の玉が逃げてから馬を取り返す手順を学びます。
この手順を盤面で確認する25手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
後手は8八の角を取って馬を作ります。先手は馬をすぐ取り返す前に、王手で金を取れるか確認します。
3二金を取って龍を作り、王手をかけました。後手は馬を動かす前に、玉への王手を解消する必要があります。
後手は6一へ逃げました。先手はこの間に8八の馬を取り返せます。
銀で馬を取りました。角は交換され、先手はさらに金を得ています。王手で手番をつないだために可能だった順番です。
この変化の振り返り次は持ち角と金を攻めに使うか、7六飛の侵入に備えるかを選びます。後手にも持ち角が生まれたので、6八玉と4九金の位置を確認します。馬を取り返す前に王手で金を取れた条件は、後手玉が5二にいたことでした。
勇気流の▲6八玉に、後手がすぐ角交換して△2七角と打つ場合です。5八玉型と違い4九金を玉で守っていないため、金取りへの対応が必要です。
この手順を盤面で確認する17手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
後手は横歩を取る代わりに8八角成とします。先手の玉は6八にいるため、角打ちで4九金を狙われる点に注意します。
馬を取り返し、双方が角を持ちました。後手には2七へ角を打ち、4九金を狙う手があります。
2七角から3八を通って4九金へ利きます。先手は金を取らせないため、銀でその道を遮ります。
3八銀で4九金への利きを止めます。相手に馬を作られても、まず金を守ることが先です。
後手の角が4五へ移り、馬になりました。先手は持ち角を残し、飛車を2筋へ回して対抗します。
2四飛と回り、2筋から飛車を成る狙いを作りました。後手の馬と先手の持ち角では働きが違うため、金を守った後の戦いを考えます。
この変化の振り返り次は2筋への成り込みを狙いながら、4五馬が自陣へ近づく手を読みます。3八銀は4九金と2七を守るため、攻めに動かす前にその守りを補う必要があります。5八玉型の受けを6八玉型へそのまま当てはめないようにします。
2二歩打を角で取られると、4五桂で角を追う筋はなくなります。飛車を使って角に働きかける一例を比較します。
この手順を盤面で確認する23手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
3三角で2二歩を取ります。角が3三に残らないため、4五桂が角取りになりません。
2四飛と寄り、2二角に当てる進行例です。金を取る筋とは異なり、飛車と角の位置を変えて戦いを続けます。
3三角と戻り、2四飛に当てます。3一銀を残した形なので、3二金も銀に守られています。
飛車を2六へ引きます。後手の角と金が残る形で、先手は右桂や銀の活用を考えます。
この変化の振り返り後手が角で2二歩を取れば、桂で角を追って3二金を取る筋を避けられます。先手は飛車を引き、6八玉型と3七桂を生かして次の攻めを考えます。
勇気流・2二歩を角で取られたら
2二歩打を角で取られると、4五桂で角を追う筋はなくなります。飛車を使って角に働きかける一例を比較します。