対左美濃

居飛車が玉の左側に美濃囲いを作り、右銀や飛車で三間飛車を押さえる持久戦です。6四銀で石田流を妨げる形には6五歩から反発する例を、銀を中央に使う形には石田流へ組み替える例を扱います。左美濃から銀冠への発展も含め、穴熊相手との違いを見ます。

対左美濃・6四銀に6五歩で反発

33手目学習の開始局面
後手持ち駒手番
  • 持ち駒なし
先手持ち駒
  • 持ち駒なし
対左美濃・6四銀に6五歩で反発▲3七桂

対左美濃・6四銀に6五歩で反発

先手三間飛車を学びます。左美濃の居飛車が6四銀で石田流を抑える場合の攻防です。6五歩と4五歩を組み合わせ、角交換から桂を使う一例を確認します。

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対左美濃の解説

居飛車が玉の左側に美濃囲いを作り、右銀や飛車で三間飛車を押さえる持久戦です。6四銀で石田流を妨げる形には6五歩から反発する例を、銀を中央に使う形には石田流へ組み替える例を扱います。左美濃から銀冠への発展も含め、穴熊相手との違いを見ます。

対左美濃・6四銀に6五歩で反発

先手三間飛車を学びます。左美濃の居飛車が6四銀で石田流を抑える場合の攻防です。6五歩と4五歩を組み合わせ、角交換から桂を使う一例を確認します。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

33手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. △6四銀 — 6四銀で石田流を牽制

    6四銀は7五へ利かせ、7筋の飛車の進出を抑えます。穴熊ではなく、2二玉・3二銀を軸にした左美濃との戦いです。

  2. ▲6五歩 — 6五歩で銀に反発

    銀の進出に歩をぶつけ、角道を開ける準備をします。待つだけで押さえ込まれる展開を避ける一例です。

  3. △同銀 — 銀で歩を取る

    後手は6五に銀を進めます。先手はすぐ銀を取り返せませんが、桂と角を使う準備があります。

  4. ▲4七金 — 金を玉側へ寄せる

    4七金で4六歩を支え、3七桂を使った後の中央を補います。

  5. △2四歩 — 左美濃を広げる歩

    2四歩で玉側の空間を広げます。先手は4筋から動きます。

  6. ▲4五歩 — 4五歩で角道を開く

    6六が空いたことと合わせ、角交換と桂の活用を狙います。

  7. △同歩 — 4五の歩を取る

    角同士の間が空きました。

  8. ▲同桂 — 桂で歩を取り返す

    3七桂を4五へ跳ね、角交換後に左桂も使えるようにします。

  9. △7七角成 — 角交換を選ぶ

    後手が7七角を取り、先手に桂で取り返させます。

  10. ▲同桂 — 桂が6五銀に当たる

    8九桂で取り返すと、7七桂が6五銀を狙います。角交換が銀取りにつながる点が重要です。

  11. △4四歩打 — もう一枚の桂を狙う

    4四歩で4五桂に当て、銀を逃げずに駒交換を求めます。

  12. ▲6五桂 — 6五の銀を取る

    7七桂で銀を取ります。ただし4五桂は歩に狙われたままで、銀の丸得で終わる順ではありません。

  13. △6四角打 — 角を打って王手する

    6四角から3七・2八へ利かせ、玉を狙います。

  14. ▲3七角打 — 角を合わせて王手を防ぐ

    3七角で王手を受けます。相手の6四角にも利きが通り、交換を見ながら戦う形です。

  15. △4五歩 — 後手も桂を取る

    4五歩で桂を取り、交換は先手の桂と後手の銀になりました。6五桂・3七角を使う先手と、持ち桂を得た後手の攻防が続きます。

    この変化の振り返り先手は銀を得て、後手は桂を得ました。6五桂と3七角が働く一方、後手にも6四角と持ち桂があります。相手の囲いを穴熊と同一視せず、中央の銀への反発と王手への受けを一組で覚えます。

対左美濃・石田流と6六銀

相手の銀が5三にとどまる持久戦の一例です。角を引いて7六飛・7七桂を組み、左美濃から銀冠を目指す相手へ6六銀と持ち歩を使います。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

24手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. ▲6八角 — 角を6八へ引く

    7七を空け、飛車を7六へ浮く通路を作ります。

  2. △8四飛 — 居飛車も飛車を浮く

    8四飛で7四を横から守る構想です。

  3. ▲7六飛 — 石田流の浮き飛車へ

    7六飛と浮きます。先の6四銀型と違い、後手銀は5三にあり、形を作る時間があります。

  4. △2三玉 — 左美濃の玉を上げる

    2三玉へ上がり、上部に厚い囲いを目指します。

  5. ▲5六歩 — 中央の歩を伸ばす

  6. △3二銀 — 銀で玉の下を支える

  7. ▲7七桂 — 左桂を活用する

    7七桂と跳ねて石田流の攻撃形を作ります。飛車の退路が狭くなるので、相手の棒金などには別の配慮が必要です。

  8. △3一角 — 角を引いて中央を見る

  9. ▲5七角 — 角を5七へ引く

    次に3九へ引ける位置です。6筋や7筋を遠くから支える構想を持ちます。

  10. △4四銀 — 後手は銀を4四へ使う

    6四銀で押さえる形とは違う進行です。先手は6筋の歩を伸ばす余地を使います。

  11. ▲3八銀 — 美濃囲いを整える

  12. △9五歩 — 端の位を取る

  13. ▲6五歩 — 6筋を伸ばして角道を開く

  14. △9四香 — 香を浮いて端を支える

  15. ▲4六歩 — 4筋の歩を伸ばす

  16. △3三銀引 — 銀を玉側へ引き付ける

  17. ▲3六歩 — 3筋の歩を伸ばす

  18. △4四歩 — 角道を止め、中央を支える

  19. ▲3九角 — 角を3九へ引く

    6六が空けば3九角から7五へ利きが通ります。後の銀の進出や歩の突き捨てと組み合わせます。

  20. △4三金 — 金も玉側へ寄せる

  21. ▲6六銀 — 6六銀で中央と7筋を狙う

    6六銀は7五を支え、5五歩の交換にも参加できます。6四銀に急がされた分岐との違いです。

  22. △2二玉 — 玉を2二へ戻す

    後手は銀冠への組み替えを見せます。先手は中央で一歩を交換します。

  23. ▲5五歩 — 5筋の一歩交換を目指す

  24. △同歩 — 5五の歩を取る

  25. ▲同銀 — 銀で歩を取り返す

    6六銀を5五へ使い、持ち歩を得ます。

  26. △5四歩打 — 歩で銀を押し戻す

  27. ▲6六銀 — 銀を6六へ戻す

    銀の形を保ったまま一歩を得ました。次は6四歩・6五銀などで3九角と7六飛を働かせる構想があります。

    この変化の振り返り石田流の飛車・桂と6六銀が働き、5筋の交換で持ち歩を得ました。後手は囲いを発展させています。6四銀型に同じ駒組みを機械的に当てはめず、銀の位置を見て組み替えの時間があるか判断します。