後手のゴキゲン中飛車を用意する
戸辺流 こだわりのゴキゲン中飛車
マイナビ出版 ・ 2019年刊
超速など居飛車の有力な対策に、ゴキゲン中飛車側からどう応じるかを学びます。後手番でも中飛車を使い、相手の作戦に合わせた戦い方を持ちたい方に。
ゴキゲン中飛車は、後手が角道を止めず、△5四歩・△5二飛から5筋を積極的に使う戦法です。角道を閉じるツノ銀中飛車と違い、中央の歩を取ると角交換や大駒の反撃が起こる点が特徴です。5五の位を目指す駒組みと、居飛車が早く歩や角を交換した場合の攻防を学びます。
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後手のゴキゲン中飛車を用意する
マイナビ出版 ・ 2019年刊
超速など居飛車の有力な対策に、ゴキゲン中飛車側からどう応じるかを学びます。後手番でも中飛車を使い、相手の作戦に合わせた戦い方を持ちたい方に。
先手中飛車を一から学びたい方へ
マイナビ出版 ・ 2021年刊
初手▲5六歩から始まる先手中飛車を、一手ごとの意味を追って学びます。中央の位をどう生かすか、相手の形にどう対応するかを丁寧に確認したい方に。
中飛車の構想をさらに深めたい方へ
マイナビ出版 ・ 2024年刊
中飛車と角交換振り飛車のテーマ局面を、対話形式で読み解く一冊。基本を覚えたあと、相手の対策への向き合い方や駒組みの発想を広げたい方に。
駒組みから中盤の攻めへつなげたい方に
マイナビ出版 ・ 2026年刊
中飛車の駒組みやゴキゲン中飛車封じへの対応、石田流の揺さぶりなどを紹介。駒組みと戦いの2部構成で、実戦の方針を考える本です。
相振り飛車にも中飛車で対応する
マイナビ出版 ・ 2024年刊
相手も飛車を振ってきたとき、中飛車をどう指し続けるかを学びます。駒組みから一手ずつ理由を追えるので、相振り飛車への対応を整理したい中飛車党に。
穴熊の中盤の方針を学びたい方に
マイナビ出版 ・ 2025年刊
先手中飛車、角道を止める振り飛車、角交換振り飛車、相振り飛車の穴熊を実戦で解説。囲った後の駒の使い方や戦う方針を学べます。
ゴキゲン中飛車は、後手が角道を止めず、△5四歩・△5二飛から5筋を積極的に使う戦法です。角道を閉じるツノ銀中飛車と違い、中央の歩を取ると角交換や大駒の反撃が起こる点が特徴です。5五の位を目指す駒組みと、居飛車が早く歩や角を交換した場合の攻防を学びます。
後手のゴキゲン中飛車を初手から学びます。3四歩で角道を開けたまま5四歩・5二飛と進め、5五の位を目指すのが目印です。4四歩で角道を止める中飛車と違い、角交換の可能性を残して中央へ圧力をかけます。居飛車が角や歩の交換を急ぐ場合も、別の分岐で比べられます。
この手順を盤面で確認する初形からの手順です。
7六歩で先手の角道を作ります。後手の応手と5筋の歩の動きを見て、中飛車への進め方が分かれます。
3四歩で角を働かせます。ゴキゲン中飛車では、4四歩をすぐには突かず、角交換が起こる可能性を残します。
先手が2筋の歩を進めます。後手はこの飛車先への備えと中央の駒組みを両立させます。
5三を空けて5筋へ飛車を振る準備です。5四歩のままなら双方の角道は開いています。
2五歩で次の歩交換を見せます。後手は角道が開いている間の反撃筋も確かめながら飛車を振ります。
5二飛で中央を受け持ちます。ここでは5五が空いており、角交換から反撃する余地があります。
4八銀から3七〜4六へ出す超速や、3七にとどまる指し方があります。銀の進路を決める前の準備です。
5五歩で双方の角道を止めました。中央に拠点ができる一方、直ちに角交換する反撃はできなくなります。
先手が6八玉と囲いを進める場合です。すぐ2四歩と動く超急戦とは別の進行になります。
3三角が2四を守ります。5二飛・5五歩と合わせ、ゴキゲン中飛車の骨格ができました。
先手が7八玉へ進みます。後手も中央から玉を離し、囲いを作ります。
飛車を左へ動かした後、玉は右側へ向かいます。5二飛のそばに玉を残さない駒組みです。
5八金右で5七の歩を支えます。後手は攻める前に相手の中央の守りも確認します。
後手玉をさらに飛車から離します。7一銀は玉が8二へ入ってから7二へ上げられます。
3七が空きました。右銀を2六や4六へ使うための準備で、後手も銀の動きを見て対応を選びます。
後手玉が囲いの位置に着きました。次に7二銀で玉の前を守ります。
9六歩で玉の逃げ道を広げる進行例です。後手も端を受け、囲いを整えます。
9四歩で端の位を取らせないようにします。9三を空けることで、玉の周りにも余地ができます。
先手が銀を使い始めました。この後4六へ急ぐか、2六へ出すかで狙う場所が変わります。
8二玉・7二銀・6一金がそろいました。4一金はまだ離れているので、片美濃の囲いと中央の攻めをどう結び付けるかが次の課題です。
この変化の振り返り次は相手の4六銀などの速い攻めを見て、中央へ銀を使います。5五歩を5二飛で支えているため、飛車を他へ振り直すと歩の守りが変わります。相手が5筋の接点を作らない持久戦なら、金を寄せて囲いを補う手も比較します。
後手の手を学びます。5五歩より前に角を交換された場合、2二飛から4二角と合わせる反撃を確認します。相手の飛車先が2五まで進んでいる、この出だしの例です。
この手順を盤面で確認する6手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
5五が空いているため、角を交換できます。後手は飛車で取り返し、打ち込まれる角への備えを確認します。
5二の飛車を2二へ回します。角を持ち駒にし、2筋も飛車で受ける形になります。
先手は5三へ角を打ち、8六や3一への成り込みを見せます。後手も持ち角を使って対抗できます。
4二角が5三角に当たり、3一への通路も塞ぎます。8六角成には同角、4二の角を取られても2二飛で取り返せます。相手の角の退路まで調べる手筋です。
この変化の振り返り次は5三角の逃げ先や角交換への応手を確認します。4二角が角の進路を制限し、2二飛が取り返しを用意していますが、角を打っただけで捕獲が決まったわけではありません。交換後の飛車の位置と、2五歩への受けを合わせて考えます。
5五歩より前に2筋を交換する先手に、後手が角交換と3三角で反撃する例です。
この手順を盤面で確認する6手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
先手がいきなり飛車先を交換します。この時点では角道が開いていることが、超急戦との違いです。
2筋の歩を交換します。相手の飛車が前へ出た瞬間に、角交換を組み合わせます。
2四飛と進みました。後手の角道は5五を通って8八まで届いています。
8八角成で角を持ち駒にします。飛車先をただ受ける代わりに、2四飛と8八の駒を同時に狙う準備です。
先手が銀で馬を取ります。2四飛と8八銀が同じ斜めの線に並びました。
3三角打が2四飛と8八銀に当たります。5五が空いているため、離れた銀まで利きが通ります。
飛車が2八へ戻りました。後手はすぐ銀を取るだけでなく、2筋に歩を垂らす手もあります。
2六歩打は次の2七歩成を見せます。同飛と取れば、3三角で8八銀を取れる配置です。
7七銀が角の線を遮り、銀取りを受けました。後手は飛車を2筋へ転換します。
2二飛が2六歩を支えます。角交換で得た手番を使い、中央から2筋へ攻めを切り替える形です。
この変化の振り返り次は2六歩を進めて先手の飛車へ働きかける構想です。2二飛が歩を支える一方、先手は持ち角を残しています。中央の飛車を振り直した分、5四歩の支えも変わるため、角の王手や飛車取りを確認してから歩を進めます。
後手の攻めを学びます。6五銀と5六歩で角道を開き、角交換から3九角へつなぐ代表的な攻め筋です。相手が中央を十分補強しない場合の進行例です。
この手順を盤面で確認する20手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
6八銀は5七を支えます。後手は銀一枚だけでなく、飛車と角も組み合わせて攻めを考えます。
後手は4二銀。玉を守る7二銀を残し、反対側の銀を5筋へ運びます。
先手が1筋に余地を作る進行例です。後手は中央の銀を前へ出します。
5三銀から5四へ出れば、5五の位を支えながら両側へ動けます。
先手は端を伸ばします。後手はその間に中央の攻撃形を整えます。
5四銀で5五歩を支えます。銀を6五へ進めれば飛車先が通り、5六歩の仕掛けに飛車も参加できます。
先手が銀を2六へ使いました。中央の守りは6八銀と5八金が受け持ちます。
6五銀が5六を狙います。5二飛の前が空いたことも、次の歩の突き捨てを支えます。
先手は桂も攻めに加えます。後手は5筋に攻めの駒が集まったところで動きます。
5六歩で5七歩を誘います。同歩なら5五が空き、3三角の利きが8八まで通ります。
5六の歩が後手の銀の目標になりました。すぐ銀で取る前に、角を持ち駒にする手があります。
角を取って持ち駒にします。6八銀は8八に利かないので、この進行では玉が取り返します。
先手玉が8八へ出ました。後手は中央の銀を働かせ、取った角も攻めに使います。
5六銀で歩を取り、5七への侵入を見せます。5二飛が後ろから銀を支えています。
先手が持ち歩を5七へ打ちます。後手は角を使い、歩の地点にもう一枚の利きを加えます。
3九角は2八飛を狙い、同時に5七へ利いています。5六の銀を歩で取られる前に、相手へ対応を迫ります。
飛車が2九へ移ります。後手は角で支えた5七へ銀を進められます。
5七銀成で中央の守りに迫ります。6八銀で取れば3九角が5七へ成れる関係です。飛車・銀・持ち角の連係を確認しましょう。
この変化の振り返り次は5七成銀に先手がどう応じるかを見ます。3九角が成銀を支えるため、6八銀で取られる場合は角で取り返す筋があります。角を他へ動かすと支えが消えるので、5二飛を加える攻めと自玉への持ち角の反撃を合わせて読みます。
後手側を学びます。5七銀成に、先手が6八銀で取り返す場合です。角で取り返し、その角も金で取られたときに飛車が働くところまで、交換の結果を比較します。
この手順を盤面で確認する38手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
6八銀で成銀を取ります。後手の攻め銀は消えますが、3九角から5七への利きが残っており、交換はまだ終わっていません。
3九角で銀を取って成ります。5二飛が5七を支えているため、さらに5八金で馬を取られても飛車で取り返せます。
ここでは金で馬を取る場合まで進めます。角を持ち駒にできますが、飛車による取り返しが残っています。取った角だけで交換の得を判断しないようにします。
5二飛で金を取り、龍を作ります。後手は角を渡して金を得ており、双方の銀も交換しました。中央へ龍が入った効果と、相手の持ち角を合わせて判断します。
この変化の振り返り後手は角と銀を渡して、先手の銀と金を取り、5七龍を残しました。次は龍と持ち金・銀を使う構想ですが、先手には角二枚と銀があります。龍の侵入と駒の交換の両面を見て、自玉への角打ちを確認しながら攻めをつなぎます。
後手側を学びます。5七銀成に、先手が2九飛で3九角を取る分岐です。残った成銀で金を取り、金で取り返された後も飛車が参加する手順を比較します。
この手順を盤面で確認する38手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
2九飛で3九角を取ります。後手は角を失いますが、5七成銀から5八金への当たりが残っています。銀で成銀を取る分岐と比べます。
5七の成銀で5八金を取ります。5二飛の支えは成銀が進んだ5八まで通るため、さらに6九金で取り返されても飛車を使えます。
6九金で成銀を取る場合です。6八銀は横の5八へ動けないため、銀では取れません。金で取った後も、飛車による取り返しが残っています。
5二飛で金を取り、5八に龍を作ります。後手は角と銀を渡して金二枚を得ました。銀を先に5七へ取る分岐とは、交換した駒と大駒の位置の両方が違います。
この変化の振り返り後手は角と銀を渡して金を二枚得て、5八龍を残しました。次は龍と持ち金で攻めをつなぐ構想ですが、先手には角二枚と銀があります。5七成銀を先に銀で取る分岐とは、交換した駒も大駒の位置も違うため、自玉への角打ちと攻めの速さを比べます。
銀と角で5筋を攻める
後手の攻めを学びます。6五銀と5六歩で角道を開き、角交換から3九角へつなぐ代表的な攻め筋です。相手が中央を十分補強しない場合の進行例です。