角換わり右玉

角換わり右玉では、後手の6二玉・8一飛を軸に、持ち角を打たれる隙を減らして待機・反撃します。3三銀型と4三銀・6三銀のツノ銀型では、飛車先の2四を守る駒が違います。右銀を5四へ進めて6三金で支えるセカステ右玉も比べ、銀と金の配置が攻守にどう働くかを確認します。

セカステ右玉・5四銀と6三金

32手目学習の開始局面
後手持ち駒
  • 角1
先手持ち駒手番
  • 角1
セカステ右玉・5四銀と6三金△6三金

セカステ右玉・5四銀と6三金

後手側の5四銀・6三金型を学びます。金で銀を支えつつ、2筋を交換された後に左銀を4四へ使う進め方まで確認します。

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右玉の組み方と受け方を学ぶ方に

明日から指せる吉池流右玉

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右玉の基本を身につけたい方へ

居飛車の全戦型に対応 なんでも右玉

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相手の居飛車に合わせた右玉の組み方を学ぶ一冊。玉の広さを保つ駒組みと反撃の考え方を押さえ、右玉を実戦の選択肢にしたい方に向いています。

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基本の次に、実戦的な形を学ぶ

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マイナビ出版 ・ 2022年刊

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右玉の形を使い分けたい方へ

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角換わり右玉の解説

角換わり右玉では、後手の6二玉・8一飛を軸に、持ち角を打たれる隙を減らして待機・反撃します。3三銀型と4三銀・6三銀のツノ銀型では、飛車先の2四を守る駒が違います。右銀を5四へ進めて6三金で支えるセカステ右玉も比べ、銀と金の配置が攻守にどう働くかを確認します。

角換わり・後手の6二玉

後手側の6二玉型を学びます。下段へ飛車を引いたあと、相手が2筋を交換した際の△3五歩の反撃を確認します。3三銀を4四へ使った形での応手です。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

28手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. ▲7九玉 — 先手は玉を深く囲う

    先手は7九玉へ寄ります。後手は玉の近くにある飛車を下段へ引きます。

  2. △8一飛 — 下段飛車で横を支える

    8一飛と引いて横の利きを通します。6二玉・6三銀・5二金と、下段の飛車を組み合わせた右玉の入口です。

  3. ▲3七桂 — 先手が桂を使う

    先手は3七桂とします。後手は3三銀を4四へ使い、2筋の歩交換に対して3筋から反撃する準備をします。

  4. △4四銀 — 銀を4四へ使う

    4四銀で中央を支えます。2四を銀で守る形ではなくなるため、2筋交換後の応手を用意します。

  5. ▲2五歩 — 先手が飛車先を伸ばす

    2五歩で歩交換を見せます。後手は5筋を突いて中央を支えます。

  6. △5四歩 — 5筋を支える

    5四歩で銀の周囲を整えます。次の2四歩に対する反撃を見ます。

  7. ▲2四歩 — 2筋を交換する仕掛け

    先手が2四歩と動きました。後手は歩を取り、飛車が2四へ出た局面で反撃します。

  8. △同歩 — 歩を取る

    後手は2四歩を取ります。先手が飛車で取り返した後、3筋に争点を移します。

  9. ▲同飛 — 飛車が2四へ出る

    先手の飛車が前へ出ました。後手はすぐ2三へ歩を打つ以外に、3五歩で桂頭を狙う手があります。

  10. △3五歩 — 3筋から反撃する

    3六の歩にぶつけます。先手が取る場合、3六が空くので桂の頭へ歩を打てます。

  11. ▲同歩 — 歩を取る場合

    先手が3五歩を取った変化です。3六の空所を使う後手の反撃に注意が必要です。

  12. △3六歩打 — 桂の頭へ歩を打つ

    3六歩で3七桂を追います。桂が4五へ逃げれば、角を飛車に当てる手を用意しています。

  13. ▲4五桂 — 桂を逃がす

    先手は4五桂と跳ねました。3七が空いたため、後手の3六歩を成る場所ができています。

  14. △1五角打 — 飛車に角を当てる

    1五角が2四飛を狙います。飛車を逃がす一手を利用して、3六の歩を成ります。

  15. ▲2八飛 — 飛車を引く

    先手が2八へ飛車を引いた場合です。後手は3七にと金を作り、再び飛車へ働きかけます。

  16. △3七歩成 — と金を作る

    3七のと金が2八飛へ利いています。飛車を当て続けることで、後手は相手陣にと金を作れました。

  17. ▲2九飛 — 飛車の退避まで確認する

    先手は飛車を2九へ逃がしました。後手は3七にと金、1五に角を残しており、右玉の駒組みから反撃へ移った局面です。

    この変化の振り返り後手の手番です。次は3七と金を飛車や金へ近づける構想を考えます。1五角を動かすと、と金を支える利きも変わります。先手には持ち角と4五桂が残るため、6二玉周辺への王手や両取りを確認してから攻めを続けます。

角交換型のツノ銀型右玉

後手側を学びます。4三銀・6三銀のツノ銀型右玉です。3三銀型と違って銀が2四を直接守らないため、6二玉・8一飛の形を整えるだけでなく、飛車先交換への備えが必要になります。先手の2筋交換後に3二銀と受け、歩を打って収める一例を確認します。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

30手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. ▲1六歩 — 先手が端を整える

    1六歩とする進行例です。後手は飛車を一段引いて仕上げます。

  2. △8一飛 — 飛車を下段へ引く

    8一飛としました。4三・6三の銀、5二金、6二玉を持つ角交換型のツノ銀型右玉です。

  3. ▲2五歩 — 2筋の歩交換を見せる

    先手は2五歩とします。4三銀は2四へ利かないため、後手は交換後の受けを考えます。

  4. △4二金左 — 銀の引き場所を用意する

    3二の金を4二へ寄せます。3二が空くので、2筋の歩交換後に4三銀をそこへ引けます。

  5. ▲2四歩 — 歩をぶつける

    先手が2四歩と仕掛けました。後手は歩を取ってから銀を引きます。

  6. △同歩 — 歩を取る

    後手は2四の歩を取ります。先手の飛車が2四へ出た後、3二銀で2三を支えます。

  7. ▲同飛 — 飛車先の歩を取る

    先手の飛車が2四へ出ました。後手はすぐ歩を打たず、銀を引く受けも選べます。

  8. △3二銀 — 銀で2三を守る

    3二銀は2三へ利きます。ツノ銀型の銀を固定せず、攻められる筋へ守りを移す一例です。

  9. ▲2八飛 — 先手が飛車を引く

    先手は2八飛へ戻しました。後手は2三歩を打って2筋を収めます。

  10. △2三歩打 — 歩を打って受けを整える

    2三歩を3二銀が支えています。銀の位置を変えながら歩交換を受けた結果で、3三銀型の反撃とは違う進め方です。

    この変化の振り返り次は3二銀を受けに残しながら、6三銀や7三桂を使う構想です。2三歩が浮かないのは3二銀が支えているためで、銀を戻すと受けも変わります。4三銀型は2四を直接守らないので、3三銀型の反撃と区別して覚えます。

セカステ右玉・5四銀と6三金

後手側の5四銀・6三金型を学びます。金で銀を支えつつ、2筋を交換された後に左銀を4四へ使う進め方まで確認します。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

32手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. ▲3七桂 — 先手が右桂を使う

    3七桂とする進行です。後手も空けておいた下段に飛車を引きます。

  2. △8一飛 — 下段飛車と組み合わせる

    8一飛で横の利きを確保します。金銀を前へ使った分、横からの侵入や持ち角の打ち込みも確かめます。

  3. ▲2五歩 — 先手が飛車先を伸ばす

    先手は2五歩とします。後手は5四銀・6三金の形を保ち、相手が交換してくる場合を見ます。

  4. △4四銀 — 銀を中央へ進める

    3三銀を4四へ進めます。この銀が3三を離れたので、先手は2四の地点で飛車先を交換できます。3三銀型のまま同じ交換をすると飛車を取られます。

  5. ▲2四歩 — 2筋から仕掛ける

    先手は2四歩と動きました。後手は歩を取って、飛車が出た後の受けを選びます。

  6. △同歩 — 歩を取る

    後手は2四歩を取りました。先手は飛車で取ります。

  7. ▲同飛 — 飛車が前へ出る

    先手の飛車が2四へ出ました。後手は3三銀を4四へ移した形で、中央の二枚銀を働かせる方針です。

  8. △9四歩 — 端歩を突く

    後手は9四歩を突きます。2四飛は3三銀に取られる形ではなく、先手は次に飛車を引きます。

  9. ▲2八飛 — 飛車を引く場合

    先手は飛車を2八へ戻しました。後手は2三へ歩を打ち、2筋の受けを整えます。

  10. △2三歩打 — 前進と守りを両立する

    2三歩で飛車先を受け直しました。6三金で銀を支える形と、左側の守り直しを一組で確認しましょう。

    この変化の振り返り次は5四銀と7三桂を使う構想です。6三金が5四銀を支えていますが、金を動かすとその支えが消えます。先手の持ち角による王手や両取りと、2筋への再度の歩合わせを確認しながら、銀を進める時機を選びます。