相掛かりの基本と飛車先保留を学ぶ
相掛かりの新常識
マイナビ出版 ・ 2018年刊
従来の相掛かりから、飛車先の歩交換を急がない指し方へと理解をつなげます。▲5八玉型・▲6八玉型の違いを知り、自分の指したい形を探す入口に。
ここで扱う現代相掛かりは、飛車先の歩をすぐ交換せず、玉・銀・桂の配置を見てから交換する指し方です。歩交換で得る持ち歩と浮き飛車の横利きを組み合わせ、8筋への垂れ歩や横歩取りを狙います。単一の決まった囲いを指す名称ではなく、歩を交換する時機と飛車の高さが判断の軸になります。
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相掛かりの基本と飛車先保留を学ぶ
マイナビ出版 ・ 2018年刊
従来の相掛かりから、飛車先の歩交換を急がない指し方へと理解をつなげます。▲5八玉型・▲6八玉型の違いを知り、自分の指したい形を探す入口に。
現代の構想を知りたい方に
マイナビ出版 ・ 2025年刊
急戦矢倉、矢倉対雁木、相雁木、現代相掛かりのテーマ局面を解説。2人の棋士の対話から、駒組みや仕掛けの考え方を学ぶ本です。
ひねり飛車を使ってみたい方へ
マイナビ出版 ・ 2023年刊
相掛かりから玉を囲い、飛車を大きく転回するひねり飛車を学びます。基本の駒組みと相手の対策を押さえ、攻めの方針を持って指したい方に。
▲5八玉型を得意にしたい方へ
マイナビ出版 ・ 2020年刊
▲5八玉型を軸に、後手の玉・飛車の配置に応じた指し方を詳しく検討。相掛かりをすでに指していて、基本形からの研究をもう一段深めたい方に。
▲6八玉型の攻めを学びたい方へ
マイナビ出版 ・ 2019年刊
飛車先を保留する意味から、▲6八玉型の駒組みと仕掛けまでを追います。▲5八玉型と比べて、より積極的に動く選択肢を持ちたい相掛かり党に。
ここで扱う現代相掛かりは、飛車先の歩をすぐ交換せず、玉・銀・桂の配置を見てから交換する指し方です。歩交換で得る持ち歩と浮き飛車の横利きを組み合わせ、8筋への垂れ歩や横歩取りを狙います。単一の決まった囲いを指す名称ではなく、歩を交換する時機と飛車の高さが判断の軸になります。
歩交換を保留し、▲3八銀とした局面です。銀・端歩・桂を使う進め方から、後手が先に8筋を交換する一例を比べます。
この手順を盤面で確認する7手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
後手も右銀を7二へ。飛車先をすぐ交換する以外にも、銀や玉の配置を整える手があります。
9筋の歩を進め、9七を空けます。後で8筋から角を狙われたとき、8八の角を9七へ動かせる形です。
この教材では△1四歩と応じる進行を扱います。相掛かりには、このほかにも玉や歩を動かす組み方があります。
3七を空けて、2九の桂を3七へ跳ねる準備をします。3六の歩が相手の飛車から狙われる筋にも注意します。
後手が先に飛車先の歩をぶつけます。先手は2筋の歩を2五に残したまま対応します。
8七歩で取り返しました。先に9六歩を突いてあるので、次に9七角と出て後手の飛車をにらめます。
8六の飛車から3六の歩まで、横の道が通っています。先手が8七に歩を打つかどうかも、この局面の選択です。
この進行では▲8七歩打を待ち、玉を5八へ動かします。ここから後手の△5二玉と△3六飛で、学ぶ手順が分かれます。
後手が玉を5二へ上げます。先手は3六の歩を残して、用意していた桂の活用を進めます。
2九の桂が3七へ出ます。2五と4五に利き、飛車や銀とは違う角度から前方を支えます。
後手が飛車を8四に引きました。先手の飛車は2八のまま、2筋の歩も交換前です。
角道を開けます。この教材は△8四飛型で8七に歩を打たずに組む一例です。後手の飛車が8二の形とは受け方が変わります。
後手は9四歩とします。先手は飛車先の交換をまだ保留しており、相手の形を見て引き場所を決められます。
1六歩を入れ、後手の次の手を見ます。ここでは双方が端歩を突いたあと、角道が開く一例を並べます。
3四の歩が8四飛の横利きを遮ります。先手はこの機会に2筋の歩を交換します。
2四歩とぶつけます。後手の飛車の位置が決まってから、自分の飛車を前へ出す順番です。
後手が2四歩を取りました。先手は飛車で取り返します。
飛車で2四の歩を取りました。歩を打たれたとき、2五を引き場所として選びます。
後手は2三歩を打ちます。先手は2八へ戻さず、五段目に飛車を残します。
2五飛は8五まで横に利きます。この利きがあるため、後手の飛車の前へ8五歩を打てます。
7三を空ける自然な手です。先手は持ち歩を8筋へ使い、8四飛を動かします。
8五歩を2五飛が守っています。後手は飛車でこの歩を取ると先手の飛車に取られるため、引く順を見ます。
後手は8二飛へ戻しました。先手は2筋の歩をもう一度合わせ、飛車を前へ使います。
2四に歩を合わせます。8五歩を先に打ったことで、後手の飛車の位置を変えてから動けます。
後手は2四歩を取ります。先手は飛車で取り返して攻めを続けます。
飛車で取り返しました。後手が8五の歩を取りに来たとき、左桂を使う余裕があります。
後手が8五歩を取った一例です。先手は角を動かす前に、左桂を中央へ跳ねます。
7七桂は6五へ進む狙いです。後手の飛車が前へ出ている間に、攻め駒を増やします。
後手は8三へ引きました。先手は6五桂で中央へ圧力をかけます。
6五桂は5三と7三を狙います。飛車だけで追いかけず、相手の歩や銀の配置へ働きかけます。
後手は6四歩で桂を追う狙いです。先手は角交換を挟み、持ち角を攻めに使える形にします。
2二の角を取り、馬を作ります。後手が取り返した後、8筋の歩が攻めの足場になります。
双方が角を持ちました。後手の飛車は8三にいるので、歩を打って飛車を動かす狙いが残っています。
8四歩で8三飛を追います。△同飛には▲6六角で飛車に当てながら3三への成り込みを狙えます。歩を持っていた効果が現れた局面です。
この変化の振り返り次は後手が8四歩を取るか飛車を逃がすかを見て、持ち角の打ち場所を決めます。取られた場合の6六角は飛車取りになりますが、別の逃げ方まで同じ順にはなりません。先手は持ち歩を使い切っているため、8筋の受けに新しく歩が必要かも確認します。
歩交換を保留した形から、後手が△3六飛と横歩を取る分岐です。空けておいた9七へ角を出し、持ち歩で8筋を狙う順を学びます。
この手順を盤面で確認する15手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
8六の飛車で3六の歩を取ります。後手は歩を得ましたが、飛車が8筋を離れたことで、先手にも狙いが生まれます。
角を9七へ出します。角が8六と5三に利くようになり、△8六飛と戻る手を抑えながら後手陣を狙えます。
5二に玉を上げ、角に狙われた5三の歩を支えます。後手の飛車は3六にいて、8二は空いています。
8二に歩を打ち、次に8一の桂を取って成る狙いを作ります。先に9七へ角を出したため、飛車を8六へ戻す手も抑えています。
後手が3四へ飛車を戻した一例です。8六には9七角が利いているため、8筋へ戻って歩を取る順は使いにくくなっています。
8一の桂を取って歩を成りました。先に9七角を出した効果が、桂を取れた局面で確認できます。
7二銀でと金を取れます。先手に8一のと金が残る形ではなく、歩一枚と引き換えに桂を得た結果です。
この変化の振り返り8一のと金は7二銀に取られましたが、先手は歩一枚と引き換えに桂を得ています。次は持ち桂を活用しつつ、後手の3四飛による攻めに備えます。と金が残ることを前提に攻めを数えないようにします。
8七へ歩を打たずに組んだ局面で、後手が8六へ歩を垂らした場合です。8四飛に角を当ててから、8八に歩を打って侵入を止めます。
この手順を盤面で確認する19手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
後手は8六に歩を打ち、8七への侵入を見せます。先手は角を使って飛車を追いながら受けます。
6六角が8四飛を狙います。後手に飛車を動かしてもらう間に、8八の空所を受けに使えます。
後手は8二へ戻りました。先手は8六の歩を無理に取りにいかず、後ろへ歩を打ちます。
8八歩が8七を守ります。8七歩を省いたために残っていた持ち歩を、相手の攻めに応じて受けへ使いました。8七歩で受ける形と違い、相手の歩が8六に残るため、8八歩で成り込み先の8七を守ります。
この変化の振り返り次は相手が8七歩成を狙うか、別の筋へ転じるかを見ます。8八歩が8七を守る一方、6六角を動かすと8筋への利きも変わります。持ち歩はもうないので、歩を打って受け直せると決めつけず、金銀の配置も整えます。
8七歩を省いた後の受け
8七へ歩を打たずに組んだ局面で、後手が8六へ歩を垂らした場合です。8四飛に角を当ててから、8八に歩を打って侵入を止めます。