横歩取りの基本を学びたい方へ
羽生の頭脳 5 横歩取り
日本将棋連盟 ・ 2010年刊
横歩を取ったあとの急戦や、飛車・角を使う基本の筋を学ぶ一冊。古典的な定跡の土台を固めたい方に向いています。近年の青野流・勇気流は別の教材で補いましょう。
横歩取りから早く角を交換し、持ち角と飛車を使って攻め合う系統です。△4五角・△4四角戦法は角打ちによる反撃、相横歩取りは後手も△7六飛で横歩を取る点が目印です。囲いが整う前の戦いなので、飛車を追う歩と角の両取りを確認してから歩を取ります。
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横歩取りの基本を学びたい方へ
日本将棋連盟 ・ 2010年刊
横歩を取ったあとの急戦や、飛車・角を使う基本の筋を学ぶ一冊。古典的な定跡の土台を固めたい方に向いています。近年の青野流・勇気流は別の教材で補いましょう。
基本を覚えた後の研究に
マイナビ出版 ・ 2026年刊
角換わりの一手ずらし・早繰り銀と、横歩取り青野流などを対話形式で解説。基本手順から一歩進み、プロが形を選ぶ理由を学べます。
先手の青野流で攻めたい方へ
マイナビ出版 ・ 2019年刊
飛車を引かず、桂を使って攻める青野流を掘り下げます。後手の玉の位置や飛車の引き場所ごとに変化を比べ、先手から主導権を取る指し方を研究したい方に。
勇気流の考え方を考案者から学ぶ
浅川書房 ・ 2020年刊
▲6八玉型の勇気流を、研究や実戦での判断とともに学べます。中段の飛車をどう扱い、後手の構えにどう応じるかを深く知りたい方に向く研究書です。
後手番の横歩取りを用意したい方へ
マイナビ出版 ・ 2021年刊
青野流・勇気流など、先手の有力な作戦を後手側から検討します。先手の攻めを受けたあとの反撃や、横歩取りを避けられた場合の対応を整理したい方に。
青野流への対策を深めたい方へ
マイナビ出版 ・ 2022年刊
後手番で青野流に向き合うための専門書。先手の速い攻めに対して、玉の位置や角・飛車の使い方をどう選ぶかを学び、対策を具体的な手順で持ちたい方に。
横歩取りから早く角を交換し、持ち角と飛車を使って攻め合う系統です。△4五角・△4四角戦法は角打ちによる反撃、相横歩取りは後手も△7六飛で横歩を取る点が目印です。囲いが整う前の戦いなので、飛車を追う歩と角の両取りを確認してから歩を取ります。
角交換を7九の銀で取り返した局面です。後手の2八歩から4五角を打つ順、3八歩から4四角を使う順、7六飛と横歩を取る順をここから比べます。まずは2八歩に同銀と応じる基本の進行を確認しましょう。
この手順を盤面で確認する17手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
後手は2八に歩を打ちます。先手に銀で取らせ、2八へ飛車を引けない配置にする狙いです。
銀が2八へ移ります。飛車の退路が一つふさがった状態で、次の角打ちを迎えます。
角を4五に打ち、3四の飛車を攻めます。△6七角成〜△8八飛成という攻めも見ています。
角の利きから飛車を逃がします。2筋に戻ることで、2一の桂を取りに行く狙いを作ります。
後手は歩を2三に打ち、2一への飛車の侵入を防ぎつつ、2四の飛車に当てます。
飛車取りには手を抜き、角を7七へ打ちます。後手の8六飛を攻め、1一の香へも角の利きが通ります。
後手は8八の銀を取り、飛車を成ります。先手は7七の角で取り返せる形です。
7七の角で8八の龍を取ります。飛車を持ち駒にし、角は8八から1一の香をにらむ位置に戻ります。
2三の歩で先手の飛車を取ります。お互いに飛車を持つ局面になりました。
1一の香を取り、角を馬に成ります。ここで一区切り。先の△3三桂や△8七銀などにも、別の対応が必要です。
この変化の振り返り先手は銀を渡して香を得ており、双方が飛車を持っています。香取りで攻めが完結したわけではありません。次の3三桂には持ち香を使う構想、8七銀には7八金の守りを崩されない応手を考え、分岐図で続きも確認しましょう。
先手側を学びます。1一角成の後、後手が3三桂と逃げる分岐です。持ち香で桂を狙い、6六銀の打ち込みには金を寄せて自陣を補う進行を確認します。
この手順を盤面で確認する27手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
1一馬に狙われた桂を3三へ逃がします。馬の利きを遮り、▲7七馬と自陣へ引く手も防ぎます。先に△8七銀と打つ変化とは、先手の馬の使い方が変わります。
端で得た香を3六へ打ち、3三桂へ利かせます。攻めに使える持ち駒を活用しながら、次の後手の打ち込みに備えます。
6六銀は6七歩に当たり、7七への進出も狙います。香で桂を取る攻めを続ける前に、自玉近くの守りを確認する場面です。
4九金を5八へ上げると、6七歩を守れます。3六香の攻めを残しながら、6六銀からの接近に備える一例です。
この変化の振り返り次は3三の桂を香で狙う手と、6六銀から自陣へ迫られる手を比較します。5八金は6七を守りますが、玉はまだ5九です。相手も飛車を持つため、香で取れる駒だけを見ず、王手や金取りを確認して攻めの時機を選びます。
先手側を学びます。1一角成に、3三桂を入れず8七銀と打たれる分岐です。馬を自陣へ引き、金を動かさずに銀へ働きかける手順を学びます。
この手順を盤面で確認する27手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
8七銀が7八金へ当たります。金で銀を取ると、7八を空けたことで飛車打ちへの受けも変わります。ここでは金を残して馬を戻す対応を比べます。
1一馬を7七へ引き、7八金と8七の地点を守ります。先に△3三桂と跳ねられた変化では、桂が馬の利きを遮るため、同じように引くことはできません。
7六歩を取り、7七馬へ当てるとともに持ち歩を得ます。先手は馬で銀を取る手だけを見ず、馬の守りを自陣へ残す対応を選びます。
馬を6八へ引き、7八金を支え続けます。7七を空けたことで、次に歩を打って7六銀へ当てる余地ができます。
7六で得た歩を8八へ打ち、8九桂への成り込みを狙います。後手の持ち歩はこの一枚でなくなります。
7七歩を打って7六銀を狙います。馬を動かして銀を取る場合と違い、6八馬の守りを維持する狙いです。
8九桂を取って、と金を作ります。先手の歩に銀を取らせて攻め合う進行なので、次に銀を取った後の持ち駒も確認します。
7六銀を取り、銀を持ち駒にしました。後手は桂を得て8九にと金を残しており、銀を取れたことだけで攻めが終わったわけではありません。
この変化の振り返り銀を取り返しましたが、8九桂を失い、と金が自陣に残っています。次は6八馬で守りを保ち、持ち飛車・銀・香の使い道を選びます。後手には持ち歩がなく、桂と飛車があるので、歩の受けだけでなく桂打ちや王手にも目を向けます。
横歩を取った後、角交換に▲同銀と応じた局面です。18手目△3八歩に▲同銀と取り、△4四角と打たれる変化を学びます。飛車を取られた後の反撃と、7筋で飛車の打ち場所を作る手順を確認します。
この手順を盤面で確認する17手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
角交換直後の18手目です。2八歩ではなく3八歩と打ち、3九銀を動かします。先手が銀で取った後、4四へ角を打つのがこの教材の進行です。
3九銀で3八歩を取ります。▲同金では4九金が5八の守りを離れ、△4五角からの急戦を受けにくくなります。この銀は2八に利かないので、後手が2八へ歩を打ち、2九桂を狙う筋に注意が必要です。
4四角は5五・6六・7七を通して8八銀を狙います。後手の飛車は8六にいるため、8筋で飛車と角を協力させる攻めに備えます。△4五角戦法とは角と先手の右銀の位置が違います。
8七に歩を打つと、8六飛に当たります。同時に8六から8八への飛車の道をふさぎ、角と飛車を一緒に働かせないようにします。
後手は7六歩を取って飛車を逃がします。次に7四へ引けば、4四角を動かしたときに4段目の飛車の利きが通ります。
7七歩で7六飛に当て、4四角から8八銀への道もふさぎます。銀は8八に残しておくと、後で角が7七に成ったときに取り返せます。
7四飛に引きます。今は4四の自分の角が間にいますが、角を動かせば4段目の先手飛車を狙えます。先手は飛車取りだけを受けるのでなく、取られた後の反撃も用意します。
飛車を2四へ回します。ここで後手が2八歩と桂を狙えば、先手には2一の桂を取って成る反撃があります。7七角成から飛車を取られる進行には、持ち角を使って対応します。
角で7七歩を取り、成って王手します。7七の馬から6八を通して5九玉に利きが通りました。同時に4四が空き、7四飛が2四飛に当たります。
8八銀で7七の馬を取ります。これで王手は消えますが、2四飛への利きは残っています。先手は角を二枚持ち、飛車を取られた後に一枚ずつ使います。
後手は7四飛で2四飛を取ります。先手が角を得て後手が飛車を得た交換ですが、ここで終わりではありません。先手の1五への角打ちを確認します。
1五角から2四飛、その先の3三・4二・5一玉が一直線に並びます。今は飛車が遮っているので王手ではありませんが、飛車を動かすと王手になる「間接王手飛車」の形です。
2三歩を打ち、2四飛を守ります。角で飛車を取られても歩で取り返す用意です。2筋に後手の歩が置かれたので、当面は二歩になる2八歩を打てません。
2五歩を打ち、2四飛を狙います。角だけで飛車を取るのではなく、歩で取れる形を作ります。後手は1五角を歩で取りにいきます。
1四歩で1五角に当てます。飛車を取られても、次にこの角を取る用意です。先手は飛車を丸得するわけではなく、交換全体を見ます。
2五歩で2四飛を取り、先手も飛車を持ち駒にします。1五角は後手の1四歩に狙われていますが、飛車を得たことで後手陣へ打ち込む攻めを考えられます。
後手は1五角を取ります。ここまでで互いの飛車と角が交換され、双方が飛車一枚・角一枚を持っています。次は飛車の打ち場所を作る争いです。
7四歩を打って7三歩に当てます。持ち飛車を打つために、後手の7筋の歩と銀を動かす狙いです。2筋の歩を成ることだけに目を向けず、後手陣の攻め場所を選びます。
後手は2三歩で2四歩を取ります。2筋には後手の歩が残り、2八歩を打つ筋はまだありません。先手は7筋へ攻めを続けます。
4六角を打ち、5五・6四を通して7三歩を狙います。7四歩と角を組み合わせて、後手の銀を動かし、飛車の打ち場所を作る構想です。
7一銀を8二へ動かし、7三歩を守ります。先手が7三で歩を取って成れば、銀で取り返せます。
7四歩で7三歩を取り、と金を作ります。8二銀に取られますが、その銀を7三へ呼び出すための歩の交換です。
8二銀で7三のと金を取ります。先手は新たに得た歩をもう一度7四へ打ち、この銀を追えます。
7四へ歩を打ち、7三銀に当てます。先ほどのと金が盤上から消えているので二歩にはなりません。銀を動かし、8筋へ飛車を打つ準備を進めます。
後手は銀を6四へ逃がします。この銀は4六角の斜めの利きに入っていますが、6三歩が守っています。先手は銀との交換を急がず、持ち飛車を使います。
8三へ飛車を打ちます。7筋で歩と銀を動かした結果、後手陣へ飛車を入れる形になりました。次は8一桂を取って成る手などを狙い、後手の受けと持ち駒による反撃も確かめます。
この変化の振り返り18手目△3八歩に▲同銀と応じると、△4四角の急戦になります。歩で飛車を追い、角を銀で取り返した後は、▲1五角と▲2五歩で飛車を回収しました。続いて7筋の歩を交換し、▲8三飛まで進めたのがこの一例です。終点では飛車の成り込みを狙いますが、後手も飛車と角を持っています。自玉への打ち込みと6四銀の働きを確認しながら攻めを続けましょう。
後手も△7六飛で横歩を取った局面です。▲7七銀から飛車を交換する、代表的な急戦の一例を並べます。
この手順を盤面で確認する18手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
銀を7七に上げ、7六の飛車に当てます。▲7七桂などの別の指し方もありますが、ここでは銀の形を学びます。
後手の飛車が7四へ移ります。3四の先手飛車と向かい合い、飛車交換を求める手です。
先手の飛車で7四の飛車を取ります。飛車を持ち合うと、自陣への飛車打ちにも気を配る必要があります。
後手は7三の歩で飛車を取り返します。7三が空くため、先手には角を打って9一香を狙う筋が生じます。
4六に角を打ち、9一香を狙います。後手が△8二角と受ける本線と、△7三角と合わせる変化を比較します。
後手は8二角で4六角に対抗します。先手は角を交換し、8二へ銀を誘い出します。
8二角を取り、成ります。後手が銀で取り返すと、5五角の目標ができます。
後手の銀が8二へ移りました。先手は手に入れた角を、もう一度攻めに使います。
5五角から8二銀と1一香へ利きます。最初に4六角で銀を誘ったから成立する両取りです。
8五飛を打ち、5五角と8九桂を同時に狙います。飛車の横と縦の利きを使う両取りです。
8六飛は7七銀に支えられています。後手が取れば銀で取り返せます。
後手は8六飛を取りました。先手は7七銀で取り返して、8筋を受けます。
双方が再び飛車を持ちました。5五角から8二銀への狙いは残っています。
後手は2八歩と打ち、次の2九桂取りを狙います。先手は角の両取りの一方を実行します。
8二銀を取りました。後手の2八歩も残っているので、自陣への攻めを合わせて見ます。
後手は2九桂を取って成りました。先手は銀を得ましたが、桂を失って相手にと金も作られた局面です。
2九と金が3九銀へ利くため、銀を4八へ上げます。3九はその銀が守り、相手のと金の進出にも備えた形です。
この変化の振り返り次は8二馬と持ち飛車・銀を活用しますが、2九と金への対応も必要です。4八銀が3九を守る間は、と金の進出に取り返しを用意できます。銀を攻めへ打つ前に、後手の持ち飛車・角・桂が自玉へ働く場所を確認します。
相横歩取りの飛車交換から、先手が4八銀と逃げた局面です。36手目の△3八歩に対し、馬と持ち銀で反撃しながら玉を逃がします。と金の交換、王手の連続、合駒で受けるところまでを一例として学びます。
この手順を盤面で確認する35手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
3八に歩を打ちます。次に3九へ成れば、2九のと金と協力して4八銀を狙えます。歩を受けるだけでなく、先手も後手玉への攻めを急ぐ局面です。
馬で8一桂を取ります。馬は7二を守り、持ち銀を7二へ打つ攻めを支えます。取った桂も、後の王手や飛車取りに使う駒です。
3八の歩が3九へ成り、4八銀に当たります。3九のと金を銀で取ると、今度は2九のと金でその銀を取れる配置です。
銀で3九のと金を取ります。2九のと金に取り返されますが、4九金で最後のと金を取るところまでが一組の手順です。
2九のと金が3九銀を取り、後手は持ち銀を得ます。同時に4八が空き、角を5五へ打つ筋が生まれます。
金で取り返し、先手陣にいた二枚のと金を消します。先手の右銀と後手の二枚の歩を交換した形で、後手には銀を使う王手が残ります。
5五角から3七歩を取って成ると、空いた4八を通して5九玉への王手になります。今の5五角自体は王手ではないので、先手にも攻める一手があります。
8一馬が守る7二へ銀を打ちます。6一金を取って成る手を狙い、後手に攻めだけを続けさせないための反撃です。
3七歩を取り、馬を作ります。3七から4八、5九へ角の利きが通り、先手玉に王手がかかりました。ここでは攻めを続ける前に王手を受けます。
玉を6八へ移して王手を外します。3九金を守りに残し、左側へ逃げる余地を作りますが、後手には持ち桂を使う追撃があります。
7六桂は6八と8八に利きます。6八玉への王手で、8八へ逃げる道も押さえています。桂の利きを確認して玉を動かします。
玉は7七へ上がります。7六桂の利きは6八と8八なので、7七には届きません。王手の駒へ近づいていても、利きがなければ移動できます。
馬を5九へ引くと、6八を通して7七玉に王手がかかります。3七で歩を取った馬を、玉を追うために使い直しています。
7六の桂を玉で取ります。5九馬の斜めの利きから外れ、先手は持ち桂を一枚増やしました。後手の持ち銀による王手には、まだ注意が必要です。
7五へ銀を打って7六玉に王手します。この銀を8六銀で取らせ、7四歩で取り返すと、7五歩が7六玉を直接攻める形になります。
8六銀を7五へ動かして、王手をかけた銀を取ります。先手は銀を持ち駒にしますが、次に7四歩で取り返されるところまで確認します。
7四歩で7五銀を取り、7六玉への王手を続けます。先手の8六銀は盤上から消え、後手の飛車を8筋へ打つ余地も広がりました。
玉を8五へ逃がす進行を学びます。7五歩を玉で取る場合や6六へ逃げる場合とは、後手の飛車・銀による王手への対応が違います。玉が上がっただけで安全になったとは判断しません。
8六へ飛車を打ち、8五玉に王手します。玉が8筋を離れると、8一馬まで飛車の道が通るため、王手と馬取りを兼ねています。
7四へ逃げて飛車の王手を外します。8一馬は取られますが、7二銀で6一金を取って成る王手を用意し、攻め駒を交換する手順をつなぎます。
8筋を走って8一馬を取り、後手は角を持ち駒にします。先手の反撃で、この飛車も取られる筋があるため、馬得だけで結論を出せません。
7二銀で6一金を取り、成銀を作って5一玉に王手します。後手の飛車を6一へ呼び、持ち桂で狙える位置に置く手順です。
8一飛で6一の成銀を取り、王手を受けます。後手は銀を持ち駒に戻しましたが、6一飛には7三への桂打ちが当たります。
7三桂を打ち、6一飛を狙います。先ほど玉や馬で取った桂を、後手の飛車を取りにいく攻めへ使っています。
7二銀で6一を守ります。7三桂に飛車を取られても、この銀で成桂を取り返せるようにする受けです。
桂で6一飛を取り、成って5一玉に王手します。先手は飛車を持ち駒に加えます。後手の7二銀による取り返しまで見ておきましょう。
7二銀で成桂を取り、王手を受けます。6一銀が5一玉の前を守る形になり、先手は新しく得た飛車でこの銀を狙えます。
7一へ飛車を打ち、6一銀を狙います。銀が間にあるため今は王手ではありませんが、銀を取れば5一玉への王手になります。
6二桂を打つと、7四と5四に利きます。7四玉への王手なので、先手は6一銀を取る前に玉を逃がす必要があります。
玉で7五歩を取ります。6二桂の利きから外れ、後手の持ち銀による次の王手に備えます。ここでも攻めと玉の安全を同時に見ます。
7四銀を打ち、7五玉に王手します。後手は飛車を失った後も、交換で得た銀を使って追撃を続けます。
玉は6六へ逃げます。先ほど7六玉の局面で6六へ逃げる場合とは、後手の飛車がすでに盤上から消えている点が違います。手順の途中で同じマスへ逃げても、条件は同じではありません。
8一で馬を取って得た角を4四へ打ちます。5五を通して6六玉に王手がかかるので、その斜めの利きを遮る受けを考えます。
5五銀で角道を遮り、王手を受けます。この銀は6六玉が守っているため、角で取られても玉で取り返せます。先手は7一飛を攻めに残し、後手の追撃を受け止める形になりました。
この変化の振り返り王手のたびに、取る・逃げる・合駒する手を盤面の利きと照合しました。次は7一飛で6一銀を狙う攻めと、自玉への銀・桂・馬の利きを比べます。5五銀は角道を遮っていますが、玉が動けば銀の守りも変わります。この終点は詰みや勝敗の確定ではなく、攻めと受けを読み直す局面です。
▲4六角に△7三角を合わせる比較例です。8二角の場合と違い、桂で取り返させてから5五角を打つと、桂と香の両取りになります。
この手順を盤面で確認する23手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
後手は7三角と打ちました。先手は角を交換し、後手の桂を7三へ動かします。
7三角を取りながら成ります。後手の桂で取り返される一例です。
後手の8一桂が7三へ出ました。5五から9一への角筋はこの桂で止まりますが、別の狙いがあります。
5五角から7三桂と1一香へ利きます。桂を7三へ呼び出したため、2つの目標を同時に狙えます。
6二玉と寄り、7三桂を玉で守ります。角交換後に桂を取り返した形を、玉の利きで支える応手です。
1一香を取って角を成りました。角交換を経て香を取った結果で、後手の持ち飛車による反撃は続きます。
この変化の振り返り次は馬と持ち飛車を協力させる構想です。7三桂を狙う角は1一へ移ったため、最初の両取りの両方を取れるとは限りません。後手も飛車と角を持つので、自陣への打ち込みに備える一手と攻めを比較します。
4五角・先に8七銀なら馬を引く
先手側を学びます。1一角成に、3三桂を入れず8七銀と打たれる分岐です。馬を自陣へ引き、金を動かさずに銀へ働きかける手順を学びます。