横歩取り

8四飛・8五飛の駒組みと、青野流・勇気流の速攻を比べます。

△3三角・8四飛

18手目 · 学習の開始局面
後手持ち駒
  • 2
先手持ち駒手番
  • 3
この一手の解説△8四飛

ここから、戦い方が分かれる

△3三角・△8四飛と構えた局面です。先手は飛車を2六に戻し、持ち歩で8筋を補ってから駒組みします。

覚えること

先手は▲3六飛〜▲2六飛。▲8七歩で8筋を補い、玉と銀を整える。

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横歩取りの基本・3三角戦法の解説

横歩取りの基本・3三角戦法の狙いと手順を、動かせる盤面と一手ごとの解説で学べます。8四飛・8五飛の駒組みと、青野流・勇気流の速攻を比べます。

横歩取りの基本

初形から▲3四飛までを並べます。歩を交換して飛車が進み、横の歩を取る流れをつかみましょう。

要点「金で守る → 飛車先を交換 → 横歩を取る」の順番を覚える。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

初形からの手順です。

  1. ▲7六歩角道を開ける

    7七の歩を進め、8八の角が働く道を開けます。横歩取りは、お互いの角道を開けた状態で進みます。

  2. △3四歩後手も角道を開ける

    後手も2二の角の道を開けます。この3四の歩が、後で先手の飛車が取る「横歩」です。

  3. ▲2六歩飛車先を伸ばす

    2八の飛車の前の歩を進めます。飛車を使って2筋の歩を交換する準備です。

  4. △8四歩後手も飛車先へ

    後手は8筋から動きます。先手の2筋、後手の8筋が、最初の接点になります。

  5. ▲2五歩歩を交換できる距離へ

    もう一つ歩を伸ばします。次に▲2四歩とぶつければ、飛車先の歩交換ができます。

  6. △8五歩8筋も一歩前へ

    後手も歩を伸ばし、△8六歩の交換を準備します。

  7. ▲7八金角の頭を金で守る

    金を7八へ。8七の地点を守り、飛車先の交換に備えます。

    歩を取りに行く前に、相手の飛車の侵入を防ぐ形を作ります。

  8. △3二金2三を補強する

    後手は金を3二に上げます。2三を守ることで、先手の飛車が深く入り込むのを防ぎます。

  9. ▲2四歩飛車先の歩をぶつける

    2三の歩にぶつけます。相手に取ってもらい、その歩を飛車で取り返すのが狙いです。

  10. △同歩歩交換に応じる

    後手が2四の歩を取ります。「同」は直前の指し手と同じマス、ここでは2四を指します。

  11. ▲同飛飛車が四段目へ

    飛車で2四の歩を取り返します。手にした歩は、後で必要な場所に打って使えます。

  12. △8六歩後手も歩を交換する

    先手の飛車が出たところで、後手も8筋の歩をぶつけます。

  13. ▲同歩8筋の交換に応じる

    8七の歩で取り返します。8七が空きますが、7八の金がこの地点を守っています。

  14. △同飛両方の飛車が前へ

    後手の飛車が8六へ出ます。先手の飛車が3四の歩を取れる形になりました。開いた角道にも注意しましょう。

  15. ▲3四飛これが、横歩取り

    飛車が横へ動いて3四の歩を取ります。先手は一歩得。ここから後手の△3三角や角交換で、戦い方が分かれます。

    歩得だけで安心せず、浮いている飛車と角の働きを意識しましょう。

△3三角・8四飛

△3三角・△8四飛と構えた局面です。先手は飛車を2六に戻し、持ち歩で8筋を補ってから駒組みします。

要点先手は▲3六飛〜▲2六飛。▲8七歩で8筋を補い、玉と銀を整える。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

18手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. ▲2六飛2筋へ戻る

    飛車を2六に置き直します。六段目の横利きもあり、7六の歩を守る働きがあります。

  2. △2二銀銀で2三を支える

    銀を2二に上げ、2三への飛車の侵入を防ぎます。歩を打たずに持ち歩を温存できる形です。

  3. ▲8七歩打歩を打って8筋を閉じる

    持ち歩を8七に打ちます。8筋の守りを補い、後手の飛車の動きを制限します。

    盤の外の持駒も戦力です。歩交換で手にした歩を守りに使います。

  4. △5二玉後手も居玉を避ける

    後手は玉を5二へ。中段の飛車と、中央の玉を組み合わせる形です。

  5. ▲5八玉玉を一つ上げる

    玉を5八に上げます。左右のバランスを保ち、金銀を近くに置いて陣形を整えます。

  6. △5一金金を玉のそばへ

    6一の金を5一に寄せます。この後、6二の銀と組み合わせて玉の近くを守ります。

  7. ▲3八銀銀を引き締める

    右銀を3八に上がります。玉の近くを固めながら、2七への歩打ちにも備えます。

  8. △6二銀駒組みの骨格ができる

    後手は銀を6二に上げます。ここからの仕掛けは、飛車の横利きと桂の活用を見ながら選びます。

△8五飛戦法

後手が△8五飛と浮いた局面です。△8四飛型との高さの違いを確認し、先手の飛車の引き方と玉・金の配置を学びます。

要点△2二銀を先に指し、▲8七歩に△8五飛。飛車の高さと桂の活用を結び付ける。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

20手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. ▲2六飛2筋へ戻る

    飛車を2六に置き直します。六段目の横利きもあり、7六の歩を守る働きがあります。

  2. △4一玉玉を4一へ寄せる

    後手は玉を4一に移動します。△6二銀や△5一金と合わせて囲いを整える方針です。

  3. ▲5八玉玉を一つ上げる

    玉を5八に上げます。左右のバランスを保ち、金銀を近くに置いて陣形を整えます。

  4. △6二銀左銀を守備に使う

    後手は銀を6二に上げます。飛車・角・桂を攻めの中心にし、銀は玉の近くに置く構想です。

  5. ▲3八金先手も玉の左右を守る

    右金を3八へ。左の7八金とともに玉の左右を支え、次に▲4八銀などで形を整えます。

  6. △5一金中原囲いの骨格へ

    金を5一へ寄せ、玉の近くに金銀が集まりました。この教材では囲いの骨格ができたところまでを扱います。

青野流

飛車を3四に残し、▲5八玉とした青野流の局面です。△2二銀・△8二飛に対して、3六歩・3七桂から速攻を狙う一例を学びます。

要点▲5八玉〜▲3六歩〜▲3七桂。飛車を引く手を省き、桂を早く使う。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

17手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. △2二銀銀で2三を支える

    銀を2二に上げ、2三への飛車の侵入を防ぎます。歩を打たずに持ち歩を温存できる形です。

  2. ▲3六歩右桂が跳ねる道を作る

    3七の歩を進めます。空いた3七に桂を跳ね、前にいる飛車と一緒に攻めに使う構想です。

  3. △8二飛後手は飛車を引き上げる

    後手は飛車を8二へ戻します。青野流には他の応手もありますが、このレッスンではこの形を並べます。

  4. ▲3七桂桂を攻撃に参加させる

    右桂を3七へ。次の▲4五桂で3三の角や5三を狙う可能性が生まれます。

  5. △8八角成角を目標にされる前に交換

    後手から角を交換します。角を持ち合う局面では、自陣への角打ちにも注意しましょう。

  6. ▲同銀銀で角を取り返す

    7九の銀で8八の馬を取ります。取った駒は成りが元に戻り、角として持駒になります。

  7. △3三銀銀が飛車に当たる

    銀を3三に上がり、3四の飛車を攻めます。先手は飛車を動かす前に、歩を使って手を作ります。

  8. ▲8三歩打飛車の頭に歩を打つ

    持ち歩を8三に打ち、8二の飛車に当てます。自分の飛車が狙われても、相手への攻めを先に利かす手筋です。

  9. △同飛後手が歩を取る

    後手は飛車で8三の歩を取ります。これで先手は、続けて8四へ歩を打てます。

  10. ▲8四歩打もう一度、歩で飛車を追う

    続けて8四へ歩を打ちます。歩を連続して使い、相手の飛車を動かしてから自分の飛車を逃がす準備です。

勇気流

△3三角に▲6八玉とした局面です。青野流の5八玉との違いを確認し、2二への歩打ちから桂を使う一例を学びます。

要点▲6八玉〜▲3六歩〜▲3七桂。2二が空いている形では、歩打ちと桂跳ねを組み合わせる。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

17手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. △7六飛後手も横歩を取る

    飛車を3四に残したため、7六の歩を守ってはいません。後手はこの歩を取り、先手は手の速さを主張します。

  2. ▲3六歩桂の出口を作る

    3七を空けます。玉を移した手だけで攻めができるわけではなく、歩・桂を順に働かせる準備が必要です。

  3. △5二玉中住まいで支える

    玉が5二へ上がり、中央の歩を支えます。先手は相手の囲いだけでなく、2筋の銀の配置も見て攻めます。

  4. ▲3七桂桂を跳ねる

    3四飛と3七桂がそろいました。3六飛と引く形との違いは、飛車を高い位置に置いたまま桂を使えることです。

  5. △7二金金を右へ使う一例

    後手が7二金と備える進行を並べます。この形では2二が空いたままなので、そこへの歩打ちが候補になります。

  6. ▲2二歩打銀を呼び出す歩

    2二に歩を打ちます。持ち歩で後手の銀の位置を変え、次の桂跳ねと組み合わせるのが狙いです。

  7. △2二銀銀で歩を取る

    後手は銀で歩を除きます。先手は3三の角と、桂が跳ねた後の飛車の利きを見比べます。

  8. ▲4五桂桂で角を狙う

    4五の桂は3三の角に当たります。角を動かす手に飛車の利きを通す、飛車と桂の連係を覚えましょう。

参考資料と教材について

代表的な手順と狙いを学ぶための教材です。解説は学習用に独自の文章で構成しています。実戦の全分岐や最新の研究手順を網羅するものではありません。