△3三桂・△2三歩

後手が△3三角以外を選ぶ横歩取りです。△3三桂型は角道を残したまま桂で2五・4五をにらみ、△2三歩型は2筋を受けて飛車の横利きを変えます。3三にいるのが角か桂か、2筋が開いているかを見分け、角交換後の飛車の退路と、と金を作る攻めを比べます。

△3三桂戦法

16手目学習の開始局面
後手持ち駒
  • 歩2
先手持ち駒手番
  • 歩3
△3三桂戦法△3三桂

△3三桂戦法

後手が角ではなく△3三桂とした局面です。▲3六飛と引く一例から、後手が端に角を使う形までを並べます。

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横歩取りの基本を学びたい方へ

羽生の頭脳 5 横歩取り

羽生善治

日本将棋連盟 ・ 2010年刊

横歩を取ったあとの急戦や、飛車・角を使う基本の筋を学ぶ一冊。古典的な定跡の土台を固めたい方に向いています。近年の青野流・勇気流は別の教材で補いましょう。

現代相居飛車ってこういうこと 角換わり・横歩取り編

基本を覚えた後の研究に

現代相居飛車ってこういうこと 角換わり・横歩取り編

斎藤明日斗・岡部怜央

マイナビ出版 ・ 2026年刊

角換わりの一手ずらし・早繰り銀と、横歩取り青野流などを対話形式で解説。基本手順から一歩進み、プロが形を選ぶ理由を学べます。

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先手の青野流で攻めたい方へ

藤森式青野流 絶対退かない横歩取り

藤森哲也

マイナビ出版 ・ 2019年刊

飛車を引かず、桂を使って攻める青野流を掘り下げます。後手の玉の位置や飛車の引き場所ごとに変化を比べ、先手から主導権を取る指し方を研究したい方に。

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勇気流の考え方を考案者から学ぶ

横歩取り勇気流

佐々木勇気

浅川書房 ・ 2020年刊

▲6八玉型の勇気流を、研究や実戦での判断とともに学べます。中段の飛車をどう扱い、後手の構えにどう応じるかを深く知りたい方に向く研究書です。

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後手番の横歩取りを用意したい方へ

横歩取り 後手番の逆襲

上村亘

マイナビ出版 ・ 2021年刊

青野流・勇気流など、先手の有力な作戦を後手側から検討します。先手の攻めを受けたあとの反撃や、横歩取りを避けられた場合の対応を整理したい方に。

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青野流への対策を深めたい方へ

横歩取り新時代 青野流完全撃退マニュアル

飯島栄治

マイナビ出版 ・ 2022年刊

後手番で青野流に向き合うための専門書。先手の速い攻めに対して、玉の位置や角・飛車の使い方をどう選ぶかを学び、対策を具体的な手順で持ちたい方に。

△3三桂・△2三歩の解説

後手が△3三角以外を選ぶ横歩取りです。△3三桂型は角道を残したまま桂で2五・4五をにらみ、△2三歩型は2筋を受けて飛車の横利きを変えます。3三にいるのが角か桂か、2筋が開いているかを見分け、角交換後の飛車の退路と、と金を作る攻めを比べます。

△3三桂戦法

後手が角ではなく△3三桂とした局面です。▲3六飛と引く一例から、後手が端に角を使う形までを並べます。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

16手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. ▲3六飛 — 飛車を引いて横歩を守る

    3六へ引き、7六の歩を横から守ります。△3三桂に対する穏やかな組み方の入口です。

  2. △8四飛 — 後手の飛車も落ち着く

    8四へ引いて飛車を使う一例です。桂が3三にいるので、△3三角型と同じ角交換の筋を当てはめないようにします。

  3. ▲2六飛 — 2筋へ戻す

    飛車を2六に置き直します。歩得を生かす駒組みへ進む方針で、すぐに決戦する必要はありません。

  4. △4二銀 — 銀を中央へ

    3一の銀を4二へ進めます。角が2二に残る形では、銀と角の進路を別々に確保します。

  5. ▲8七歩打 — 8筋の空所を補う

    8七に歩を打ち、相手の飛車の侵入を防ぎます。持ち歩を使って飛車先を受け直す手です。

  6. △1四歩 — 角の行き先を作る

    後手は1三を空けます。桂が3三にいるため、角を1三へ使う構想が考えられます。

  7. ▲1六歩 — 端を受けておく

    先手も端歩を進めます。すぐに駒がぶつからないこの形では、玉と銀の配置を整える手も候補です。

  8. △1三角 — 角を端から使う

    1三の角は2四から中央を見ます。3三の桂と1三の角という配置を、△3三角型との違いとして覚えましょう。

    この変化の振り返り次は玉と右銀を整え、3六歩から右桂を使う構想を考えます。3六歩は2六飛の横利きを止めるので、8筋への備えも同時に確認します。後手の1三角は2四をにらんでおり、3三角型と同じ飛車の進路とは限りません。

△2三歩戦法

後手が先に△2三歩と受けた局面です。先手が▲3四飛と横歩を取り、△4五角に▲3五飛とかわして対応する手順を学びます。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

12手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. ▲3四飛 — それでも横歩を取る

    先手は2六へ引かず、3四の横歩を取ります。後手に2筋の歩があることが、角交換後の攻防に影響します。

  2. △8八角成 — 角交換から急戦へ

    後手は角を交換して馬を作ります。先手の飛車が3四に出ているため、持ち角による飛車への攻撃を警戒します。

  3. ▲同銀 — 銀で取り返す

    銀で馬を取って角を持ち駒にします。お互いに角を打てる局面になったので、盤上の駒だけでなく持ち駒も見ます。

  4. △4五角打 — 角で飛車を追う

    4五の角は3四の飛車に当たります。通常の△4五角戦法と似ていますが、8筋を交換していない別の局面です。

  5. ▲3五飛 — 飛車を3五へ逃がす

    飛車を一つ下げて角の当たりを避けます。2三には後手の歩があり、2四飛と戻す順とは条件が違います。

  6. △2七角成 — 角を馬にする

    後手は2七へ角を成り込みます。先手は馬への対応だけでなく、相手玉へ先手を取る角打ちも探します。

  7. ▲1五角打 — 王手で角を打つ

    1五から5一へ角の利きが通ります。自分の角を持ち駒のまま眠らせず、王手で働かせる手です。

  8. △5二玉 — 玉を5二へ

    後手は王手を避けます。先手はこの一手を利用して、飛車を支える歩を進めます。

  9. ▲3六歩 — 飛車の足場を作る

    3六の歩で3五の飛車を支えます。飛車を追われた後も、角の王手を挟んで陣形を整える流れを覚えます。

  10. △1四歩 — 角を端歩で追う

    後手は1四歩で1五角を狙います。先手は3五飛の横を通して角を4八へ引けます。

  11. ▲4八角 — 角を自陣へ引く

    4八角は3七・2六を通り、2七の馬の周囲も見ています。飛車を歩で支えた形を保ち、2筋の空所を使います。

  12. △6二銀 — 後手が銀を使う場合

    後手が6二銀とした一例です。先手は2二へ歩を打ち、2一桂を狙います。

  13. ▲2二歩打 — 桂の頭へ歩を打つ

    2二歩で2一桂を狙います。桂を逃がされても、2一へ歩を成ることができます。

  14. △3三桂 — 桂を逃がす

    後手は3三桂と跳ねました。桂は取れませんが、先手はと金を作れます。

  15. ▲2一歩成 — 歩を成る

    2一にと金を作りました。1一香と3一銀の両方へ利きます。

  16. △4二銀 — 銀を逃がす場合

    後手は3一銀を4二へ移します。先手はもう一方の1一香を取れます。

  17. ▲1一と — 香を取る

    先手は香を持ち駒にしました。歩で飛車を支える受けから、角の退避と2筋の攻めへつなげた例です。

    この変化の振り返り次は1一のと金を活用するか、持ち香を別の筋に使うかを考えます。3五飛は3六歩に支えられていますが、その歩を動かすと支えが消えます。2七馬の侵入と飛車の退路を確かめてから攻めを続けます。