基本を覚えた先の研究に
現代振り飛車ってこういうこと 三間飛車・四間飛車編
マイナビ出版 ・ 2024年刊
三間飛車と四間飛車の注目局面を、棋士同士の対話を通して掘り下げます。候補手をどう比べ、どんな構想を描くかを知りたい方や、観戦を深く楽しみたい方に。
飛車を先手なら7筋、後手なら3筋に振って戦う戦型です。角・銀・桂を連携させる攻めが特徴で、石田流もここに含まれます。
28手目の分岐
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基本を覚えた先の研究に
マイナビ出版 ・ 2024年刊
三間飛車と四間飛車の注目局面を、棋士同士の対話を通して掘り下げます。候補手をどう比べ、どんな構想を描くかを知りたい方や、観戦を深く楽しみたい方に。
三間飛車の一手一手を理解する
マイナビ出版 ・ 2021年刊
先手三間飛車の対急戦・対持久戦と、升田式石田流を学ぶ基本書。囲ってからの駒さばきだけでなく、相手の速攻への対応も一手ずつ確認できます。
三間飛車のエルモ囲い急戦対策を、動かせる盤面で学べます。5七銀型の基本、右銀急戦を金と歩で受ける手順、6五歩急戦に飛車を回る手順を解説します。
後手の3二玉・4二銀・3一金がエルモ囲いです。先手は次に6八銀を5七へ上げます。銀で攻められたら6七金、6筋の歩で攻められたら6八飛という使い分けの準備を学びます。駒組みと応手は構想を示す代表例です。
この手順を盤面で確認する20手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
6八銀を5七へ上げました。6八が空くため、6筋からの急戦には飛車を回って受けられます。7筋からの銀の攻めには6七金で補う構想です。
5二金で5三銀を支えます。後手は囲いの3一金を残したまま、右銀を攻めに使えます。
5八金で美濃囲いと左銀をつなぎます。この金を6七へ使うか、5八に残して飛車を6八へ回るかを比較します。
後手は7四歩とし、6四銀から7五歩の攻めを準備します。6四歩から6五歩と動く選択肢も残しています。
1六歩は玉の逃げ道を広げます。ここでは本格的な仕掛けの前に端を整える進行を採っています。
後手は1四歩と応じました。エルモ囲いを崩さず、攻めるタイミングを選んでいます。
9六歩で9七を空けた局面です。次は後手が6四銀と出るか、6四歩と突くかで先手の備えを変えます。いずれも先手三間飛車側を学びます。
この変化の振り返り左銀を5七へ進めて6八を空けました。銀で来る急戦には6七金、6筋の歩から来る急戦には6八飛という、次の備えを選べる配置です。
後手が6四銀から7五歩を狙う場合です。6七金で歩を守り、5九角で飛車の利きを通してから交換に応じます。7六歩打で銀に働きかけるところまで並べます。
この手順を盤面で確認する27手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
後手は5三銀を6四へ繰り出しました。7五歩から銀を7五へ出す攻めが狙いです。先手は6筋と7筋を金で支えます。
6七金は6六・7六の歩を守ります。左銀を5七に置いたまま、金を受けに加えるのがこの構えの特徴です。
後手は7五歩をぶつけます。先手はすぐ歩を取る前に、角を引いて飛車の縦の利きを通します。
7七角を5九へ引きます。6八が空いているので通れます。7八飛が7六へ利くようになり、5九角は8六をにらみます。
7二飛で7筋に戦力を集める場合です。先手は角を動かした効果を使い、歩の交換に応じます。
7五の歩を取ります。先手の7筋の歩が交換されれば、あとで7六へ歩を打って銀を追えます。
後手は6四銀で7五の歩を取ります。銀が前へ出ましたが、先手には先ほど入手した歩があります。
7六歩と打ち、7五銀を狙います。この歩は7八飛と6七金に守られています。持ち歩と駒の利きがそろっていることを確かめましょう。
後手が6四銀へ引く一例です。歩交換を終え、先手は7六歩を飛車と金で支える形を保ちました。後手の飛車・銀も残っており、ここで勝負が決まったわけではありません。
この変化の振り返り6七金で歩を支え、角を5九へ引いて飛車の道を開けてから交換しました。交換で得た歩を7六へ打つ受けまで、準備と一続きで覚えましょう。
後手が6四歩から6五歩と仕掛ける場合です。先に6八飛と回り、角交換と8筋の歩交換に応じた後、8七歩で補修するまでを学びます。右銀急戦への6七金型と比較してください。
この手順を盤面で確認する27手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
後手は6四歩と突きました。次の6五歩で角道を開ける狙いです。6四銀型とは違い、6筋へ飛車を回る備えを選びます。
6八飛と移ります。5七銀型なので6八が空いています。飛車が三間の位置を離れても、相手の攻めに合わせて働かせることが大切です。
後手は6五歩と接触します。先手が取ると角道が開き、角交換が可能になります。
6五歩と取り返します。6八飛は6七・6六を通してこの歩を支えます。角を交換された後も、6筋の前進を残す構想です。
後手が7七角を取って成る場合です。先手は8九の桂で取り返せます。持ち角が生じるため、ここからは角打ちにも注意します。
7七桂で馬を取ります。この桂も6五の歩を支えます。先手は6五歩を、飛車と桂の二枚で守る形になりました。
後手は8六歩と動きます。7七桂は8六を守らないため、歩を取るだけで8筋を放置せず、次の受けまで読みます。
8六歩と取ります。後手の飛車が取り返したら、持ち歩を8七へ打って侵入を防ぎます。
後手は8六飛と歩を取ります。飛車先交換は許しましたが、先手は6筋の歩交換で受けに使う歩を得ています。
8七歩と打ちます。8六飛への当たりになり、8八への侵入も止めます。守りを整えてから6五の歩を生かします。
後手が8二飛へ戻る例です。先手には6八飛・7七桂に支えられた6五歩が残り、双方に持ち角があります。6五歩の拠点を守りつつ、角の打ち込みに備える局面です。
この変化の振り返り角交換を桂で取り返し、6筋は飛車と桂で支えました。8筋の交換には得た持ち歩で受け直す、筋ごとの役割分担です。
対エルモ・右銀急戦を金と歩で受けるの狙い
後手が6四銀から7五歩を狙う場合です。6七金で歩を守り、5九角で飛車の利きを通してから交換に応じます。7六歩打で銀に働きかけるところまで並べます。