コーヤン流・トマホーク

三間飛車から居飛車穴熊の1筋を狙う二つの作戦です。コーヤン流の教材では端の位と3七桂・2五桂、角道を開く6五歩を組み合わせます。トマホークの教材では5筋の歩を突かない穴熊に4五銀を進め、1七桂から端を狙います。銀の位置と桂の経路を比べ、端の歩受けや角道を閉じる受けへの対応を学びます。

トマホークへの△4四歩・囲いへ戻す

19手目学習の開始局面
後手持ち駒手番
  • 持ち駒なし
先手持ち駒
  • 持ち駒なし
トマホークへの△4四歩・囲いへ戻す▲5六銀

銀出を止められた場合

4五銀と端桂を組み合わせたい局面で、後手が4四歩と角道を閉じる分岐です。4五は後手の歩が利くため、基本形と同じ4五銀では歩で取られてしまいます。玉を美濃へ囲う形に切り替え、相手が5筋や4筋をどう突くかによって、トマホークの攻めの条件が変わることを学びます。

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コーヤン流・トマホークの解説

三間飛車から居飛車穴熊の1筋を狙う二つの作戦です。コーヤン流の教材では端の位と3七桂・2五桂、角道を開く6五歩を組み合わせます。トマホークの教材では5筋の歩を突かない穴熊に4五銀を進め、1七桂から端を狙います。銀の位置と桂の経路を比べ、端の歩受けや角道を閉じる受けへの対応を学びます。

コーヤン流・△1二歩への端攻め

ここではコーヤン流の端攻めを、1五歩の位と3七桂から学びます。玉を3九に置き、4七金を加えながら、6五歩で角道を開いて2五桂から1筋へ利きを集めます。4五銀と1七桂を使うトマホークとの違いにも注目し、低く受ける1二歩に香を重ねるところまで進めます。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

30手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. ▲3七桂 — 桂を3七へ使う

    3七桂から2五桂を目指します。トマホークの1七桂とは、桂の経路が異なります。

  2. △3二金右 — 穴熊を金で補強する

    後手は3二金まで上げます。先手は4七金と上がって中央を整えます。

  3. ▲4七金 — 金を4七へ使う

    4七金・5七銀で中央を支えます。囲いと攻めの形を整えてから角道を開けます。

  4. △4二角 — 角を引く一例

    後手が角を4二へ引きます。先手は6五歩で7七角の角筋を通します。

  5. ▲6五歩 — 穴熊への角筋を開ける

    6六を空けます。7七角から6六・5五・4四・3三・2二銀・1一玉が一直線に並びます。

  6. △7四歩 — 後手は7筋を進める

    後手が7四歩とする一例です。先手は右桂を2五へ跳ねます。

  7. ▲2五桂 — 桂を端へ向ける

    2五桂は1三に利きます。1三へ成り込んだ桂を2二銀で取れるか、玉までの角筋を確認しましょう。

  8. △5三銀 — 後手は銀を中央へ

    後手が5三銀とする進行例です。先手は1三に桂を成り込みます。

  9. ▲1三桂成 — 角筋を生かして桂を捨てる

    1三桂成で歩を取ります。2二銀を動かすと7七角が1一玉に通るため、銀では取れません。

  10. △同香 — 香で桂を取る

    後手が香で成桂を取ります。香を1三へ呼び出したので、先手の歩と香を使えます。

  11. ▲1四歩 — 歩を香にぶつける

    1四歩で香を攻めます。右桂を使った後、歩と香へ攻めをつなぐ手です。

  12. △同香 — 後手の香が歩を取る

    後手が1四の歩を取る進行です。1筋が空いたため先手の香が走れます。

  13. ▲同香 — 香を攻めに参加させる

    1四香で取り返します。桂の飛び込み、歩の突き捨て、香の進出を角の利きと組み合わせた端攻めです。

  14. △1二歩打 — 1二へ歩を打って香の侵入を低く受けます

    1二へ歩を打って香の侵入を低く受けます。1三歩で香を直接追う場合とは攻め方が変わります。

  15. ▲1九香打 — 取った香を1九へ打ち、1四香の後ろから力を加えます

    取った香を1九へ打ち、1四香の後ろから力を加えます。

  16. △1三桂打 — 持ち桂を1三へ打って香の道を塞ぎます

    持ち桂を1三へ打って香の道を塞ぎます。

  17. ▲同香成 — 1四の香で桂を取り、成ります

    1四の香で桂を取り、成ります。桂を持ち駒にできました。

  18. △同歩 — 1二の歩で成香を取り、端を守ります

    1二の歩で成香を取り、端を守ります。

  19. ▲2六桂打 — 取った桂を2六へ打ちます

    取った桂を2六へ打ちます。次の3四桂は4二角と2二銀を狙う手になります。

    この変化の振り返り2六桂から3四へ跳ねると、4二角と2二銀を同時に狙えます。後手にも受ける手があるため、すぐ駒が取れると決めつけず、1九香を使う端攻めと見比べます。

コーヤン流・△1三歩への切り替え

1四香までの端攻めに対して、後手が1三歩と香を取りにきた分岐です。端を清算し、玉が2一へ移ってから3筋へ攻めを移します。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

43手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. △1三歩打 — 1三へ歩を打ち、1四香に直接当てて受けます

    1三へ歩を打ち、1四香に直接当てて受けます。

  2. ▲同香成 — 香で歩を取り、成って相手の桂を引き出します

    香で歩を取り、成って相手の桂を引き出します。

  3. △同桂 — 2一の桂で成香を取ります

    2一の桂で成香を取ります。1三に桂が移りました。

  4. ▲1四歩打 — 持ち歩を1四へ打ち、桂を歩で攻めます

    持ち歩を1四へ打ち、桂を歩で攻めます。

  5. △2一玉 — 玉を2一へ動かし、2二銀が角筋から動ける状態を作ります

    玉を2一へ動かし、2二銀が角筋から動ける状態を作ります。

  6. ▲1三歩成 — 歩で桂を取り、成ります

    歩で桂を取り、成ります。

  7. △同銀 — 2二銀でと金を取ります

    2二銀でと金を取ります。玉が1一にいる基本形では、この銀移動は王手を放置する手になってしまいます。

  8. ▲3五歩 — 端の清算後、3筋の歩をぶつけます

    端の清算後、3筋の歩をぶつけます。銀が1三へ移った形に働きかけます。

  9. △同歩 — 歩を取り、3四の地点を空けました

    歩を取り、3四の地点を空けました。

  10. ▲3四香打 — 3四へ香を打ちます

    3四へ香を打ちます。3三が空いているので、香の利きが3二金へ届きます。

    この変化の振り返り3四香は3二金を狙っています。端の歩受けの高さで、香を重ねる順と3筋へ移る順を使い分けるのがポイントです。穴熊が崩れかけても、玉と守り駒の位置を毎手確認します。

トマホーク・端桂と角筋の攻め

後手が5筋の歩を突かずに穴熊へ向かう形への、トマホークの攻めです。先手の左銀は6七・5六から4五へ出て、3四歩に圧力をかけます。右桂は3七ではなく1七から2五へ跳ねるのが目印で、相手の角を動かし、6五歩で角筋を開いて端攻めにつなぎます。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

20手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. ▲4五銀 — 銀を4五へ

    4五銀は3四や4四に利きます。右桂と7七角も使い、穴熊側へ駒の利きを集めます。

  2. △8四飛 — 後手が飛車を浮く

    後手は8四飛と構える一例です。先手は玉を4八へ移しておきます。

  3. ▲4八玉 — 玉を動かして5七を守る

    4八玉は5七の歩を守ります。後で角が2四へ引いたときの、5七への角の利きに備えます。

  4. △2二銀 — 穴熊に銀を置く

    後手は2二銀で玉を守ります。先手は空けておいた1七へ桂を跳ねます。

  5. ▲1七桂 — 端から桂を使う

    1七桂がトマホークの目印です。3七を空ける手を使わず、1七から2五へ桂を運びます。

  6. △3一金 — 金を穴熊へ寄せる

    後手は3一金とします。先手は2五桂と跳ねて3三角に当てます。

  7. ▲2五桂 — 角を追う桂跳ね

    2五桂は3三角と1三の歩を狙います。後手の角の移動に合わせて、7七角の利きを開けます。

  8. △2四角 — 角を2四へ逃がす

    後手が2四角と引く形です。角は3五・4六を通して5七へ利きますが、5七は4八玉が支えています。

  9. ▲6五歩 — 7七角の角筋を通す

    6五歩で角筋を開きます。2五桂・4五銀・7七角が穴熊へ向かう、トマホークの攻めの配置です。

  10. △5一金 — 右金を5一へ寄せ、守りを近づけます

    右金を5一へ寄せ、守りを近づけます。

  11. ▲5八金左 — 金を5八へ上げて4八玉の近くを支えます

    金を5八へ上げて4八玉の近くを支えます。端攻めの前に一手備えます。

  12. △4二金右 — 右金を4二へ動かし、穴熊側へ寄せます

    右金を4二へ動かし、穴熊側へ寄せます。

  13. ▲1三桂成 — 桂で1三の歩を取り、成ります

    桂で1三の歩を取り、成ります。2二銀が動くと7七角から1一玉への道が開くため、同銀とは取れません。

  14. △同香 — 香で成桂を取り、1三へ進みます

    香で成桂を取り、1三へ進みます。

  15. ▲1四歩 — 1四歩をぶつけ、香を引き出します

    1四歩をぶつけ、香を引き出します。

  16. △同香 — 香で歩を取り、1四へ進みます

    香で歩を取り、1四へ進みます。

  17. ▲同香 — 1九の香で取り返し、後手の香を持ち駒にします

    1九の香で取り返し、後手の香を持ち駒にします。角筋と合わせて端へ働きかける形です。

    この変化の振り返り端の香交換まで進みました。2二銀は角筋で動きを制約されていますが、先手玉も4八と浅い位置です。後手の2四角と8四飛による反撃を見ながら攻めを続けます。

トマホークへの△4四歩・囲いへ戻す

4五銀と端桂を組み合わせたい局面で、後手が4四歩と角道を閉じる分岐です。4五は後手の歩が利くため、基本形と同じ4五銀では歩で取られてしまいます。玉を美濃へ囲う形に切り替え、相手が5筋や4筋をどう突くかによって、トマホークの攻めの条件が変わることを学びます。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

19手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. △4四歩 — 4四歩で角道を止め、4五銀の進出を防ぎます

    4四歩で角道を止め、4五銀の進出を防ぎます。5筋不突きでも相手の応手を確認する必要があります。

  2. ▲6五歩 — 6五歩と角道を開けますが、角の利きは後手の4四歩で止まっています

    6五歩と角道を開けますが、角の利きは後手の4四歩で止まっています。

  3. △1一玉 — 玉を穴熊へ入れます

    玉を穴熊へ入れます。

  4. ▲4八玉 — 玉を4八へ上げ、中央から離します

    玉を4八へ上げ、中央から離します。

  5. △2二銀 — 銀を2二へ入れて穴熊の入口を守ります

    銀を2二へ入れて穴熊の入口を守ります。

  6. ▲5八金左 — 左金を5八へ寄せ、玉の近くを守ります

    左金を5八へ寄せ、玉の近くを守ります。

  7. △3一金 — 金を3一へ寄せて穴熊を補強します

    金を3一へ寄せて穴熊を補強します。

  8. ▲6七銀 — 5六銀を6七へ引き、7六歩や6筋を支え直します

    5六銀を6七へ引き、7六歩や6筋を支え直します。

  9. △5一金 — 右金も穴熊へ近づけます

    右金も穴熊へ近づけます。

  10. ▲3九玉 — 玉を3九へ移し、2八へ入る道を選びます

    玉を3九へ移し、2八へ入る道を選びます。3八には自分の銀がいます。

  11. △5四歩 — 中央の歩を突き、銀や角を使う余地を作ります

    中央の歩を突き、銀や角を使う余地を作ります。

  12. ▲2八玉 — 2八玉で美濃へ収まりました

    2八玉で美濃へ収まりました。速攻の条件が消えたら、囲いを整えて別の戦い方へ移れます。

    この変化の振り返り6七銀と美濃囲いで持久戦へ切り替えました。角筋が4四歩で遮られているので、基本形と同じ2二銀のピンはありません。次は5六歩や3六歩などで攻め駒を整えます。