駒落ちを体系的に学ぶ方に
【新装版】駒落ち定跡
マイナビ出版 ・ 2023年刊
八枚落ちから香落ちまで、下手の狙いと上手の応手をまとめた定跡書。二枚落ちや飛車落ちなどを引き比べて学べます。内容は2000年・2010年版と同じです。
令和版銀多伝は、二枚落ちの銀多伝を基に、高美濃への組み方と7筋の攻めへの備えを工夫した指し方です。二枚の銀で中央を支える基本は共通ですが、上手の金が6四にいるか7五に進むかで守り方が変わります。下手が同じ手順で組み続けず、相手の金の位置を見て応じる例を学びます。
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駒落ちを体系的に学ぶ方に
マイナビ出版 ・ 2023年刊
八枚落ちから香落ちまで、下手の狙いと上手の応手をまとめた定跡書。二枚落ちや飛車落ちなどを引き比べて学べます。内容は2000年・2010年版と同じです。
令和版銀多伝は、二枚落ちの銀多伝を基に、高美濃への組み方と7筋の攻めへの備えを工夫した指し方です。二枚の銀で中央を支える基本は共通ですが、上手の金が6四にいるか7五に進むかで守り方が変わります。下手が同じ手順で組み続けず、相手の金の位置を見て応じる例を学びます。
3五・4五の位と5七銀を作った局面です。飛車をまず7八へ回して7六歩を守り、右銀を3八へ使って高美濃に囲います。遠山雄亮棋士が2026年に紹介した構想で、最後に5八飛へ回る順と、上手の7五歩への対応を比較します。
この手順を盤面で確認する16手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
2二銀で1一香を守りました。下手は駒組みを続けます。
7八飛は7六の歩を支えます。中央から攻める前に、上手の7筋攻めを受けやすくする配置です。
玉が6三に進み、金銀とともに中央を守ります。下手は玉を反対側へ囲います。
4八玉から3九・2八へ進む構想です。飛車を7筋に置いたまま囲いを作ります。
7三金から6四へ出る形です。下手はこの金が中央に来たら、5五での交換を狙います。
3八銀で2七・3七・4七を守ります。この銀は守備に残し、左銀を攻めに使います。
上手の6五歩は、将来6六へぶつける反撃を含んでいます。
4八から3九へ斜めに進みました。次の2八玉で美濃囲いに近づきます。
6四金は5五を守ります。下手は5五で銀をぶつけ、この金を交換する攻めを目指します。
3八銀と4九金が玉を支えます。守りを整えてから左金を高美濃の位置へ運びます。
上手は2四歩から2三銀を用意します。中央を守る6四金・5三銀と離れた配置になります。
6九の金を5八へ。7八飛が左辺を支えているので、金を玉の近くに寄せられます。
上手の銀が2三に進みました。下手は高美濃囲いを仕上げます。
4七金が3六と4六を守ります。次の3七桂と組み合わせ、玉の斜め前も厚くします。
上手の桂が6五・8五へ利きます。下手は後に桂の頭の7四を攻めの目標にします。
3七桂は4五歩を支えます。4七金がいるので、3六へ駒を打たれたときにも対応しやすい形です。
1四歩が突かれました。下手は1筋を受け、玉側の余地を確保します。
1六歩で1七を空けます。右辺の囲いを残したまま、左辺と中央の準備へ進みます。
上手は8五歩を用意しています。下手は左端にも逃げ道を作ります。
9六歩で9七を空けました。後に6六歩を取り角道が止まっても、9七角と使える余地があります。
上手が9四歩と突きました。下手は攻めの銀を前へ出します。
4六銀が5五を狙います。3八銀は守りに残し、役割を分けます。
上手の歩が8五まで伸びました。下手は囲いを完成させており、次に中央へ戦力を集めます。
5八飛で5筋に飛車・銀・歩がそろいました。三間飛車で備え、高美濃に囲い、最後に中飛車へ回るのがこの構想です。
上手は4二金と寄りました。6四金が残っているため、5五で銀をぶつける攻めが成立します。
5五歩で上手の5四歩を動かします。次に銀が進み、6四金へ当たる形を作ります。
上手が5五歩と取りました。下手は4六銀で取り返し、金にぶつけます。
5五銀は6四金を攻撃しています。攻めの銀と上手玉を守る金の交換を求める一手です。
金が5五へ出ました。下手の角が8八から5五を取れることを確認します。
銀を渡して金を得ました。中央の守備金を取り除き、角も働かせる交換です。
5四歩は次に5五歩を狙います。下手は角を残し、上手玉の近くへ角筋を向けます。
4六角は5五・6四・7三を狙います。持ち駒の金と協力し、桂の頭を攻めます。
上手は5二金と中央へ寄せます。下手は7四の歩と7三桂を目標にします。
8四金は7四歩を狙います。上手玉へ近づけるだけでなく、守りの駒を前へ呼ぶ一手です。
上手は持ち駒の銀を5五へ打ちました。角を渡さず、引いて働きを保ちます。
5七角は6六・7五・8四へ利きます。8四金を支えながら攻めを続ける配置です。
打った銀が6四へ戻り、7五を守ります。下手は飛車も7筋へ参加させます。
7八飛で7六歩の後ろを支えました。7筋で歩を交換し、飛車の通り道を作ります。
上手は6二金と寄せて守ります。下手は飛車・角・金を働かせた攻めへ進みます。
7五歩で銀を7五へ呼びます。飛車が後ろにいるので、次の交換に参加できます。
上手の銀が歩を取りました。8四金を7四へ進め、玉の位置も動かします。
7四金で歩を取りながら王手。玉に金を取らせることで、7五銀を飛車で取る手が王手になります。
玉が7四へ出ました。下手は予定どおり7五銀を取り、王手で手番をつなぎます。
7五飛で銀を回収しました。金を渡した代わりに銀を得て、飛車が前へ出ています。
王手を避けて6三玉。下手は7三桂の頭へ歩を置き、成り込みを目指します。
7四歩は次の7三歩成を狙います。飛車・角で歩を支え、右の囲いを残して攻めを続ける局面です。桂を動かす受けにも、飛車の成り込みとと金作りを見ます。
5八飛と回ったところで上手が7五歩と動く分岐です。金が中央を離れると5五銀が金取りになりません。5四歩で5三銀を呼び、交換相手を変える理由を確認します。
この手順を盤面で確認する40手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
5八飛に対し、上手が7五歩と動く分岐です。金が7五へ出ると、基本手順の5五銀が金取りにならなくなります。
7六歩で取りました。上手に金で取り返させ、その金が離れた中央から動きます。
7五金で歩を回収しました。下手は5三銀を前に呼び出して交換する方針へ切り替えます。
5五歩とぶつけます。すぐ銀で取り返すのではなく、持ち駒の歩を使う準備です。
5四が空きました。直前の7筋の交換で得た歩を、この5四へ打てます。
5四歩と打って5三銀を前へ誘います。5五に銀を出す前に、交換相手の位置を変える手筋です。
上手が歩を取りました。これなら5五銀とぶつけ、守りの銀との交換を求められます。
5五銀で歩を取りました。6四金のいない形では、5三銀を呼んでから銀を当てるのが違いです。
上手は5三歩を打ちます。銀交換のあと5四に歩を残す受け方です。
5四銀で上手の銀を取りました。5三歩に取らせても、下手は銀を持ち駒にできます。
上手が歩で取り返しました。下手は5筋に歩を打ち、飛車の前を再び開けます。
5五歩を打って5四の歩を狙います。前に歩を置き、飛車で中央を押さえる足場を作ります。
上手は6六歩から下手の角道を止める反撃です。ここでは歩で取って対応します。
6七歩が6六へ進みました。角道は止まりますが、9六歩を突いてあるので9七角などの活用が残ります。
6七銀は5八飛を攻撃します。飛車を逃がしつつ、5筋の攻めは維持します。
5七飛なら5五の歩を支え続けられます。上手の銀に追われても、飛車の働きを失わない退避です。
上手は成銀を作り、左辺の歩や角を狙います。下手は角を守る手も考えながら中央を進めます。
5五歩を5四へ進め、飛車の前を空けました。この歩が飛車の進出先を支える足場になります。
上手は5三を守ります。下手は飛車を歩の一つ後ろへ出し、横の利きを使います。
5五飛で7五金を横から狙います。5四歩と5五飛の組み合わせが、飛車を安定させています。
上手玉が6四へ出て、7五金を支えます。下手は金も中央の攻めへ参加させます。
4七金を5六へ出しました。3八銀・4九金が玉のそばに残る形で、中央の攻め駒を増やします。
上手は4二金と寄せます。下手は成銀へ歩を当て、角への当たりに備えます。
7七歩は7六成銀を狙います。上手が8七へ逃げると角に当たるので、逃げ道まで確認します。
8七成銀で8八角を攻撃しました。角を渡すと上手の反撃が強くなるため、丁寧に避けます。
7九角で成銀の攻撃を避けました。6八が空いているため、次に4六へ転換できます。
7八成銀が7九角に当たります。下手は角を働く場所へ逃がす好機にします。
4六角で5五飛の後ろから6四玉を狙います。例えば△8九成銀なら▲6五飛の両王手があり、飛車と角が協力します。金の位置に応じて交換相手を変え、最後まで大駒を残す進め方です。
7筋に備えて令和版銀多伝へ
3五・4五の位と5七銀を作った局面です。飛車をまず7八へ回して7六歩を守り、右銀を3八へ使って高美濃に囲います。遠山雄亮棋士が2026年に紹介した構想で、最後に5八飛へ回る順と、上手の7五歩への対応を比較します。