現代雁木

ここで扱う現代雁木は、左銀6七・右銀4七のツノ銀を基本とし、5筋の歩を早く突かずに構える形です。6七銀・5七銀の従来型より二枚の銀を左右に分け、相手の攻めに応じて使います。右四間飛車へ組み替える攻めと、棒銀に金を寄せて備える守りを比較します。

雁木から右四間飛車へ

19手目学習の開始局面
後手持ち駒手番
  • 持ち駒なし
先手持ち駒
  • 持ち駒なし
雁木から右四間飛車へ▲4七銀

雁木から右四間飛車へ

先手側を学びます。ツノ銀から5六銀とし、矢倉に対して右四間飛車を組む一例です。囲いの名前と、攻めに使う飛車の位置を分けて考えましょう。

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雁木をこれから指したい方へ

1手ずつ解説する雁木

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二枚の銀を並べる雁木の駒組みから、その後の攻防までを一手ずつ解説。相手の動きに応じた金銀の使い方を、手順の意味とともに学べます。

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定跡から実戦の勝ち方へ進む

実戦で学ぶ雁木の勝ち方

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マイナビ出版 ・ 2025年刊

雁木の実戦を通して、仕掛けたあとにどう優位を広げるかを学べます。駒組みの暗記にとどまらず、中盤での方針や勝ちにつなげる判断を知りたい方に。

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雁木の具体的な攻防を深める

新型雁木のすべて

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雁木からの駒組みや、急戦になった場合の具体的な変化を学ぶ研究書。基本の形を覚えたあと、相手の作戦に応じた攻めと受けを整理したい方に。

現代雁木の解説

ここで扱う現代雁木は、左銀6七・右銀4七のツノ銀を基本とし、5筋の歩を早く突かずに構える形です。6七銀・5七銀の従来型より二枚の銀を左右に分け、相手の攻めに応じて使います。右四間飛車へ組み替える攻めと、棒銀に金を寄せて備える守りを比較します。

現代型・ツノ銀雁木

先手側を学びます。6七銀を置き、次の▲4七銀でツノ銀を完成させる局面です。5六歩を急がず、銀を6七・4七に離して置く配置を従来型と比べます。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

18手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. ▲4七銀 — ツノ銀雁木の形

    6七銀と4七銀が離れて並びます。5七歩を残したまま、右銀を5六へ出して腰掛け銀にする余地があります。

    この変化の振り返り次は5六銀と4八飛で攻めるか、相手の棒銀に備えて左辺を補うかを選びます。右銀を動かすと4七の守り、左金を動かすと8筋の受けが変わります。二枚銀の形を保つことより、相手がどの筋へ駒を集めるかを判断材料にします。

雁木から右四間飛車へ

先手側を学びます。ツノ銀から5六銀とし、矢倉に対して右四間飛車を組む一例です。囲いの名前と、攻めに使う飛車の位置を分けて考えましょう。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

19手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. △4三金左 — 後手が矢倉の金を上げる

    4三金で銀を支えます。先手は右銀を5六へ出し、4筋へ飛車を回します。

  2. ▲5六銀右 — 銀を5六へ進める

    5六銀を5七歩が支えます。銀が4五へ出る構想で、4六歩が攻める目標を作ります。

  3. △4一玉 — 後手玉が4一へ

    後手が囲いを進める一例です。先手は右桂の跳ねる場所を作ります。

  4. ▲3六歩 — 右桂の跳ねる場所を作る

    3六歩で3七を空けます。飛車・銀・桂を4筋へ集める準備です。

  5. △3一角 — 後手が角を引く

    後手は角を4二へ使おうとしています。先手は飛車を4筋へ回します。

  6. ▲4八飛 — 右四間飛車に構える

    4八飛・5六銀・4六歩を組み合わせます。玉の囲いは雁木のまま、飛車だけを攻める筋へ動かしました。

  7. △4二角 — 後手が角を中央へ

    後手は4二角とします。先手は桂も攻めに加えます。

  8. ▲3七桂 — 桂を攻撃に加える

    3七桂が4五へ利きます。4筋で駒がぶつかった後の取り返し方に幅ができます。

  9. △3二玉 — 後手玉が矢倉へ

    後手玉が3二へ入りました。先手は玉の近くの4筋へ働きかけます。

  10. ▲1六歩 — 端に余地を作る

    1六歩と端を進める一例です。歩をぶつける前に、相手の受け駒も確認します。

  11. △1四歩 — 後手が端を受ける

    後手は1四歩と応じました。先手は準備した4筋で動きます。

  12. ▲4五歩 — 飛車先をぶつける

    4五歩が4四歩に働きかけます。取り返す駒を用意してから、飛車の前の歩を動かす手です。

  13. △同歩 — 後手が歩を取る

    4五歩と取った一例です。先手は5六銀で取り返せます。

  14. ▲同銀 — 飛車の支えで銀を進める

    4五銀が4八飛に支えられています。雁木の囲いを残し、右四間の飛車と銀を前へ使う形です。ここからの攻防は相手の応手に合わせて読みます。

    この変化の振り返り次は4五銀を4四へ使う構想です。4八飛が銀を支えていますが、4三金・3三銀も4四を守るため、銀を進めれば突破できるわけではありません。3七桂や持ち歩を加えたときに守りの駒を動かせるかを考えます。

棒銀への角引き・7七金

先手側を学びます。後手が7三銀と棒銀を目指した局面です。先に6八角と引き、8四銀を見て7七金を上げる補強を確認します。8六を守る駒を数えてみましょう。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

24手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. ▲6八角 — 角を6八へ引く

    7七を金の場所として空けます。角は8六への利きを保ち、金を前へ出す余地を作りました。

  2. △8四銀 — 後手が棒銀の位置へ

    8四銀とし、8筋からの攻めを狙います。先手は7七へ金を上げて8六を補います。

  3. ▲7七金 — 金で角頭を補強する

    7七金が8六・7六・6六を守ります。6八角の斜めの利きは7七金で止まりますが、8六の守りを金へ引き継ぎ、7六は金と6七銀で支える形に変わりました。金を動かす手は角道も変えます。相手の棒銀に対して、8六への金の利きを残すか、角を働かせるかを一緒に判断します。

    この変化の振り返り次は8四銀が7五へ出るか、8筋の歩をぶつけるかを見ます。7七金を動かすと6八角の利きが開く一方、金による8六の守りは変わります。8七歩を取る駒だけでなく、その後にどの駒で取り返すかまで確認します。