基本・三手角

雁木は、先手なら左銀を7七ではなく6七へ置き、角道を止めて金銀で中央を支える構えです。ここでは6七銀・5七銀の従来型を扱います。三手角は角を8八から7七・5九・2六へ運ぶ使い方で、角の長い利きを攻めの銀と組み合わせます。

角で銀を支えて3筋へ

33手目学習の開始局面
後手持ち駒手番
  • 持ち駒なし
先手持ち駒
  • 持ち駒なし
角で銀を支えて3筋へ▲2六角

角で銀を支えて3筋へ

先手側を学びます。三手角で2六角を置いた後、3五歩から銀を進める例です。銀を単独で出さず、角の支えを付ける狙いを確認します。

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基本・三手角の解説

雁木は、先手なら左銀を7七ではなく6七へ置き、角道を止めて金銀で中央を支える構えです。ここでは6七銀・5七銀の従来型を扱います。三手角は角を8八から7七・5九・2六へ運ぶ使い方で、角の長い利きを攻めの銀と組み合わせます。

雁木の基本・二枚銀

先手側を学びます。まず6七銀・5七銀の従来型を19手で確認します。銀を7七へ上げる矢倉との違いと、角の移動先が残ることに注目しましょう。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

初形からの手順です。

  1. ▲7六歩 — 角道を開ける

    7六歩で角道を作ります。雁木では左銀を6七へ使うため、角の前の7七を銀でふさがない形にできます。

  2. △8四歩 — 後手は居飛車へ

    後手が飛車先を進めます。先手も飛車を2筋に残し、金銀を中央へ組み上げます。

  3. ▲6八銀 — 左銀を6八へ

    6八銀から6七へ進める準備です。7七銀を中心に囲う矢倉とは、銀の位置が変わります。

  4. △3四歩 — 後手が角道を開ける

    3四歩で角が向かい合いました。先手は6六歩で角道を止め、銀の上がる場所を作ります。

  5. ▲6六歩 — 角道を止める

    6六歩で角交換を防ぎ、6七を銀の場所として空けます。6六の歩をいつ動かすかが、その後の角の働きにも関わります。

  6. △6二銀 — 後手が右銀を使う

    後手は6二銀とします。この銀を5三へ寄せるか、7筋へ使うかは相手の出方次第です。

  7. ▲5六歩 — 中央の歩を進める

    5六歩で5七を空けます。従来型ではここにも銀を置き、二枚の銀で中央を支えます。

  8. △5四歩 — 後手も中央を整える

    5四歩が中央に備えます。後手は銀を3三へ上げて矢倉に組む進行を例にします。

  9. ▲6七銀 — 雁木の左銀を置く

    6七銀が6六歩と7六歩を支えます。7七が空いているので、角を7七へ上げる余地も残っています。

  10. △4二銀 — 後手が守りの銀を上げる

    4二銀から3三へ向かう準備です。先手はもう一枚の銀と金を整えます。

  11. ▲4八銀 — 右銀を使う準備

    4八銀は5七や3七への進路を残す手です。ここから右銀をどこへ運ぶかで、攻めの形が変わります。

  12. △3三銀 — 後手が3三銀へ

    後手は銀で2四を守ります。先手は囲いを作りながら、2筋・3筋の攻め方を選びます。

  13. ▲5八金右 — 右金で中央を支える

    5八金右が5七・6七を守ります。二枚の銀を前へ使うときにも、金が後ろの支えになります。

  14. △4四歩 — 後手が角道を閉じる

    後手は4四歩型の矢倉を目指します。先手の角は8八に残り、6六歩が動くと4四方面へ働きます。

  15. ▲7八金 — 左金を7八へ

    7八金が6七銀を支え、7七や8八も守ります。玉は金銀の後ろへ囲います。

  16. △3二金 — 後手が金を上げる

    3二金から4三へ上がる矢倉の準備です。先手は玉を6九へ寄せます。

  17. ▲6九玉 — 玉を6九へ移す

    6九玉で金銀の後ろに収まります。ここから7九まで寄る形もありますが、相手の攻めの速さを先に見ます。

  18. △5二金 — 後手がもう一枚の金を使う

    5二金で中央を補います。先手は5七に銀を置くか、別の進路を残すかを選べます。

  19. ▲5七銀 — 二枚銀の基本形

    6七銀・5七銀・7八金・5八金がそろいました。右銀を4六や5六方面へ使う前に、歩の位置と空きマスを確かめましょう。

    この変化の振り返り次は角を7七から5九・2六へ転回するか、玉を深く囲うかを選びます。6八銀を6七へ、4八銀を5七へ上げたことで角の通路が空いています。5六には自分の歩があるため、右銀は4六へ使う構想です。

三手角・角を2六へ

先手側を学びます。二枚銀の基本形から右銀を4六へ出し、7七角〜5九角〜2六角と転回する構想例です。角を回してから桂を使う順番が要点です。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

19手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. △4三金左 — 後手が矢倉の金を上げる

    4三金で3三銀を支えます。先手は右銀と角を使い、相手の金銀へ働きかける準備をします。

  2. ▲2六歩 — 飛車先を伸ばす

    2六歩から2五まで進めます。後で角を2六へ回すためにも、2六を歩の通過点にします。

  3. △4一玉 — 後手玉が4一へ

    後手は矢倉へ囲います。先手は攻めの駒の配置を整えます。

  4. ▲2五歩 — 2六を角の場所にする

    歩を2五へ進めました。2六には角を置く余地ができ、飛車と角を同じ側で使えます。

  5. △3一角 — 後手が角を引く

    3一角から4二へ使う準備です。先手も8八角の使い道を選びます。

  6. ▲4六銀 — 右銀を斜めに出す

    4六銀で3五への進出を狙います。角を7七から5九へ引く道は、6八銀を6七へ上げた時点で空いています。

  7. △4二角 — 後手が角を中央へ

    4二角が中央を見ます。先手は右桂の跳ねる場所も用意してから角を回します。

  8. ▲3六歩 — 角の転回と桂跳ねを準備

    3六歩と突いて3七を空けます。角を5九から2六へ回す際に3七を通るため、角を動かしてから3七桂と跳ねます。

  9. △3二玉 — 後手が玉を矢倉へ

    3二玉とし、金銀の後ろに収まります。先手は角の転回を始めます。

  10. ▲7七角 — 角を7七へ上げる

    7七が銀でふさがれていないことを生かします。次に6八を通って5九へ引けます。

  11. △5三銀 — 後手が右銀を中央へ

    5三銀で中央を補います。先手は角を遠回りさせ、攻める方向を変えます。

  12. ▲5九角 — 角を5九へ引く

    7七角を6八経由で5九へ引きます。次は4八・3七を通して2六へ使う構想です。4八は右銀を5七へ上げたときに空けています。

  13. △9四歩 — 後手が端に余地を作る

    後手が9四歩とする一例です。先手は角を2六へ運びます。

  14. ▲2六角 — 三手で角を右へ運ぶ

    7七・5九・2六と三手で角を転回しました。2六角は3五へ利き、4六銀が3五へ出るときの支えになります。

    この変化の振り返り次は3七桂を加え、3五歩から銀を使う構想です。角を2六へ運ぶ前に桂を3七へ跳ねると、5九角からの経路が止まります。相手が先に仕掛けたら角の転回を優先せず、6七銀と7八金で左辺を受ける必要があります。

角で銀を支えて3筋へ

先手側を学びます。三手角で2六角を置いた後、3五歩から銀を進める例です。銀を単独で出さず、角の支えを付ける狙いを確認します。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

33手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. △1四歩 — 後手が端を整える

    後手が1四歩とする一例です。先手は角が通過した後の3七へ桂を跳ねます。

  2. ▲3七桂 — 角を回してから桂を使う

    3七桂が2五歩を支えます。先に跳ねていると5九角から2六へ通れないため、この順番を守ります。

  3. △8五歩 — 後手が飛車先を進める

    8五歩で8六への進出を見せます。先手も相手の攻めを見ながら、用意した3筋に働きかけます。

  4. ▲3五歩 — 銀の進む場所で歩を交換する

    3五歩とぶつけます。4六銀が取り返せるうえ、2六角が3五を支えています。

  5. △同歩 — 後手が歩を取る

    3五の歩が銀の目標になりました。先手は右銀を前へ進めます。

  6. ▲同銀 — 角の支えで銀を進める

    3五銀は2六角に守られています。角を転回した効果を確認し、次の2四や4四への働きかけを考える局面です。

    この変化の振り返り次は3五銀を2四か4四へ使う狙いを考えます。2六角が銀を支える一方、2八飛の縦の道はその角で止まっています。2筋を攻めるときは銀だけを進めず、角と飛車をどの順で働かせるかを確認します。