相雁木

相雁木は双方が雁木に構え、金銀の厚みを背景に中央で戦う戦型です。この教材では先手6七銀・4七銀、後手4三銀・5三銀の配置から始めます。角道を歩で止めている分、4筋を開く時機が重要で、銀交換から飛車先へ攻める形と、銀を歩で追われる形を比べます。

相雁木・左へ囲う基本形

20手目学習の開始局面
後手持ち駒
  • 持ち駒なし
先手持ち駒手番
  • 持ち駒なし
相雁木・左へ囲う基本形△5三銀

相雁木・左へ囲う基本形

先手側を学びます。双方が二枚の銀で中央を支える相雁木です。玉と飛車を整えたあと、右銀を5六へ使い、4筋から銀を交換する一例を学びます。

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相雁木の解説

相雁木は双方が雁木に構え、金銀の厚みを背景に中央で戦う戦型です。この教材では先手6七銀・4七銀、後手4三銀・5三銀の配置から始めます。角道を歩で止めている分、4筋を開く時機が重要で、銀交換から飛車先へ攻める形と、銀を歩で追われる形を比べます。

相雁木・左へ囲う基本形

先手側を学びます。双方が二枚の銀で中央を支える相雁木です。玉と飛車を整えたあと、右銀を5六へ使い、4筋から銀を交換する一例を学びます。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

20手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. ▲7七角 — 先手が角で飛車先を受ける

    7七角で8六へ利かせます。後手が8五歩と伸ばしても、飛車先を角で受けられる形です。

  2. △3三角 — 後手も角で飛車先を受ける

    3三角が2四を守ります。角交換が起きたら、金銀が二段目を守る配置も役に立ちます。

  3. ▲2六歩 — 先手が飛車先を進める

    2六歩から2五を目指します。相手の3三角と4三銀に対して、銀や桂を使う攻めを用意します。

  4. △8五歩 — 後手も飛車先を伸ばす

    8五歩で先手の角の頭を狙います。7六歩は6七銀が支えていることを確認しましょう。

  5. ▲2五歩 — 先手が2五まで進める

    2五歩で飛車先を伸ばします。すぐに交換するより、右桂の活用を準備する段階です。

  6. △4一玉 — 後手が玉を寄せる

    後手は4一玉とします。先手は桂を3七へ使います。

  7. ▲3六歩 — 右桂の跳ねる場所を作る

    3六歩で3七を空けます。右銀を5六へ出す構想とも組み合わせられます。

  8. △7四歩 — 後手も桂の跳ねる場所を作る

    7四歩で7三を空けました。角の前に銀がいないため、後手も桂を使う余地があります。

  9. ▲3七桂 — 先手が桂を跳ねる

    3七桂が2五歩を支えます。2九が空くので、飛車を下段に引くこともできます。

  10. △7三桂 — 後手が桂を使う

    7三桂が8五歩と6五を支えます。先手は玉を7九へ運びます。

  11. ▲7九玉 — 先手玉を7九へ

    玉を一つ深く囲いました。両方の角の交換が起きた後は、玉の位置と打ち込みの隙を見ます。

  12. △3一玉 — 後手も玉を寄せる

    3一玉で玉を中央から離します。先手は飛車を下段へ引きます。

  13. ▲2九飛 — 飛車を下段へ引く

    2九飛で九段目の横の利きを使えるようにします。二枚の銀と桂を生かしながら、攻める時期を探す相雁木の駒組み例です。

  14. △2二玉 — 後手が玉を囲う

    後手は2二玉へ入ります。先手は右銀を5六へ出し、4五から働かせる形を作ります。

  15. ▲5六銀右 — 右銀を攻めに使う

    5六銀が4五を狙います。6七銀は玉側に残し、二枚の銀の役割を分けます。

  16. △6四銀 — 後手も銀を前へ出す

    後手が6四銀とした一例です。先手は4筋の歩をぶつけて、5六銀を4五へ使います。

  17. ▲4五歩 — 4筋の接点を作る

    4四の歩にぶつけます。歩を取られた場合、桂だけでなく5六銀でも取り返せます。

  18. △同歩 — 歩を取る

    後手は4五歩を取ります。先手は銀を前へ出して、中央の銀交換を狙います。

  19. ▲同銀 — 銀で取り返す

    5六銀を4五へ使いました。後手の4三銀が4四へ出る場合と、持ち歩で追う場合を比べます。

  20. △4四銀 — 銀をぶつける応手

    後手は4四銀で4五銀へ働きかけます。3三角が4四を支えているので、銀交換に応じられます。

  21. ▲同銀 — 銀交換に応じる

    4四の銀を取りました。後手の角に取り返されるため、ここだけを見て銀得とは判断しません。

  22. △同角 — 角で取り返す

    銀交換が終わり、後手の角が4四へ出ました。先手は2筋から飛車を使います。

  23. ▲2四歩 — 飛車先を交換する

    2四歩を合わせます。3三に銀はいないため、後手が歩で取る順を確認できます。

  24. △同歩 — 2筋の歩を取る

    後手は2四歩を取ります。先手は2九飛で取り返します。

  25. ▲同飛 — 飛車を前へ出す

    飛車で歩を取りました。銀交換と飛車先交換を経て、両者が持ち駒を得ています。この手は王手です。

  26. △2三歩打 — 歩で飛車を追う

    後手は2三歩を打ちます。先手は飛車を元の低い位置へ戻せます。

  27. ▲2九飛 — 交換を終えて飛車を引く

    飛車を2九へ戻しました。銀を交換したため、同じ駒組みに戻ったわけではありません。相手の持ち銀を打てる場所も見ながら次を考えます。

    この変化の振り返り次は3七桂の活用や持ち銀の打ち場所を考えます。相手も銀を持つので、7九玉の上部を銀で攻められる筋にも注意します。4四角と7七角は6六歩に遮られており、中央の歩を動かすと角交換の条件も変わります。

相雁木・角の利きを見落とす失敗

先手側の失敗例です。4四歩打に銀を引いた後、後手が4二角と引く比較です。銀交換の基本例と違い、角が2四を守っています。同じつもりで飛車先を交換すると飛車を失うことを確認します。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

39手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. △4四歩打 — 歩で銀を追う

    後手は持ち歩を4四へ打ちます。4五銀を取る狙いなので、先手は銀を逃がします。

  2. ▲5六銀引 — 5六へ銀を戻す

    銀を元の5六へ引きました。歩を打たせた分だけ局面は変わっており、今度は2筋から飛車を使います。

  3. △4二角 — 角を引く一例

    後手は角を4二へ引きます。4四歩と4三銀が残る受けの形です。

  4. ▲2四歩 — 飛車先交換を急ぐ失敗

    角の利きを見落として2四歩と突く失敗例です。同歩に同飛と取り返すと、4二角に飛車を取られます。

  5. △同歩 — 歩を取る

    後手が2四歩を取った場合です。先手は飛車で取ります。

  6. ▲同飛 — 王手でも飛車を取られる

    2二玉への王手ですが、4二角に同角と取られます。王手だから安全に飛車先を交換できる、とは限りません。

  7. △同角 — 角で飛車を取る

    4二角が3三を経由して2四に利いています。王手を角で取り、後手は飛車を得ます。2三歩を合駒する必要はありません。

  8. ▲2五歩打 — 歩で角を追っても

    2五歩を打って角に当てますが、飛車を取り返せるわけではありません。

  9. △4二角 — 角を戻して飛車得を残す

    角を4二へ引きます。後手の飛車得が残るため、この飛車先交換は失敗です。

    この変化の振り返り後手は角を逃がして飛車得を確保しました。4二角型では2四に飛車を進められません。角が4四へ出た銀交換の基本例と、2四を守る駒の違いを比較します。