ひねり飛車を使ってみたい方へ
現代相掛かりの切り札 明日斗流ひねり飛車戦法
マイナビ出版 ・ 2023年刊
相掛かりから玉を囲い、飛車を大きく転回するひねり飛車を学びます。基本の駒組みと相手の対策を押さえ、攻めの方針を持って指したい方に。
ひねり飛車は、相掛かりの浮き飛車を7筋へ回し、7五歩・7七桂・9七角の石田流の形へ組み替える戦法です。塚田スペシャルは、いったん2六へ引いた飛車を▲2四歩の合わせから再び進め、横歩などを狙います。同じ浮き飛車でも、左辺へ転換する構想と、2筋から早く動く構想の違いを比べます。
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ひねり飛車を使ってみたい方へ
マイナビ出版 ・ 2023年刊
相掛かりから玉を囲い、飛車を大きく転回するひねり飛車を学びます。基本の駒組みと相手の対策を押さえ、攻めの方針を持って指したい方に。
相掛かりの基本と飛車先保留を学ぶ
マイナビ出版 ・ 2018年刊
従来の相掛かりから、飛車先の歩交換を急がない指し方へと理解をつなげます。▲5八玉型・▲6八玉型の違いを知り、自分の指したい形を探す入口に。
現代の構想を知りたい方に
マイナビ出版 ・ 2025年刊
急戦矢倉、矢倉対雁木、相雁木、現代相掛かりのテーマ局面を解説。2人の棋士の対話から、駒組みや仕掛けの考え方を学ぶ本です。
▲5八玉型を得意にしたい方へ
マイナビ出版 ・ 2020年刊
▲5八玉型を軸に、後手の玉・飛車の配置に応じた指し方を詳しく検討。相掛かりをすでに指していて、基本形からの研究をもう一段深めたい方に。
▲6八玉型の攻めを学びたい方へ
マイナビ出版 ・ 2019年刊
飛車先を保留する意味から、▲6八玉型の駒組みと仕掛けまでを追います。▲5八玉型と比べて、より積極的に動く選択肢を持ちたい相掛かり党に。
ひねり飛車は、相掛かりの浮き飛車を7筋へ回し、7五歩・7七桂・9七角の石田流の形へ組み替える戦法です。塚田スペシャルは、いったん2六へ引いた飛車を▲2四歩の合わせから再び進め、横歩などを狙います。同じ浮き飛車でも、左辺へ転換する構想と、2筋から早く動く構想の違いを比べます。
飛車先を交換し、飛車を2六へ浮いた局面です。この手順では3六飛から7六飛へ回り、7五歩・7七桂を組み合わせてひねり飛車に組み替えます。同じ浮き飛車から2筋で動く塚田スペシャルも分岐図で比べられます。
この手順を盤面で確認する11手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
後手が先に角道を開ける形です。先手は浮き飛車の横利きを使い、飛車を左側へ運ぶ構想を選べます。
3八の銀は、後の美濃囲いを支えます。この銀を2七へ攻めに使う形とは方針が変わります。
後手は7二銀で8三を支えます。先手は飛車の移動と玉の囲いを並行して進めます。
飛車を3六へ寄せます。このあと7五歩で7六を空け、7筋へ回ってひねり飛車に組み替えます。
後手は金を上げて3四の縦歩取りに備えます。先手はこの金を直ちに狙うのではなく、自分の攻め筋を7筋へ移します。
1筋の歩を進め、右側に玉を囲う準備をします。飛車だけでなく玉の配置も振り飛車に近づいていきます。
端歩を受ける一例です。手順前後はありますが、ここでは囲いと飛車の転換を一続きで確認します。
9筋を進めておきます。後で左桂を使う形では、左側の歩や香の配置も攻めを支えます。
後手は玉を4二へ移します。先手は7筋の歩を進め、飛車の転換先を用意します。
角道を開けます。このままでは7六の歩が飛車の横移動を止めるので、さらに7五へ進めるのが構想です。
後手が8筋を交換します。先手は交換で得る持ち歩を、後に8筋の拠点作りへ使います。
8筋の歩を取ります。飛車で取り返されると、自分の8筋には歩がなくなり、持ち歩を打てるようになります。
後手の飛車が進出しました。先手は7筋を伸ばす構想を続け、左桂の使い道も用意します。
7六を空けるとともに、7筋に拠点を作ります。ひねり飛車の完成形では、この歩の後ろに飛車を置きます。
後手が8二へ飛車を引く一例です。先手は7七桂と跳ね、8五歩を支えてから飛車を7筋へ回します。
7七の桂は8五を支えます。右銀を前へ出す相掛かりと違い、左桂を攻めの中心に加えます。
後手は玉を3二に置きます。先手は持ち歩と桂の利きを使い、8筋で飛車を押さえます。
7七桂が支える8五へ歩を打ちます。飛車を7六へ回す前に、後手の8筋の動きを抑える狙いです。
6三を空け、7二銀を中央へ使えるようにします。先手は準備してきた飛車の転換を実行します。
3六から7六へ回り、7五歩・7七桂と組み合わせます。相掛かりから石田流に似た配置へ組み替えるのが、ひねり飛車です。
後手は中央の銀で対抗します。飛車の転換が終わった先手は、まだ5九にいる玉を囲います。
玉を飛車から離して4八へ移します。飛車の位置だけで満足せず、右側の囲いも仕上げていきます。
後手が4二銀と整える一例です。先手は3八銀を動かさず、玉を3九経由で運びます。
3八銀の下へ玉を寄せます。次に2八玉と入り、ひねり飛車の攻めを支える片美濃を目指します。
後手が端歩を突く進行例です。先手の左側は7七桂と8五歩で形を作っています。
2八玉・3八銀・4九金がそろいました。7六飛の攻めと右側の囲いを両立させる、ひねり飛車の入口です。
後手は5四歩を突きます。先手は端へ角を出し、7筋での歩交換を支えます。
9七角が8六を経て7五へ利きます。7筋の歩が動いたあとは、さらに中央の6四へも働きます。
6三銀を5二へ引いた場合を示します。7四を守っていた銀が離れるため、先手は7筋の歩交換を狙えます。6三銀が残る形で7四飛と取ってはいけません。
6三銀が5二へ引いたのを見て、7四歩と仕掛けます。同歩に同飛と取れることが、この歩交換の条件です。
後手は7四歩を取ります。先手は飛車で取って持ち歩を得ます。
飛車を7四へ進め、歩を取りました。後手が歩を打つ場合は、六段目へ引いて角を使います。
後手は7三歩と打ちます。先手は飛車を引き、空いた7五を角の行き先に使えます。
7六飛へ戻しました。7五の歩がなくなったため、9七角を7五へ使えます。
4二銀を5三へ上げます。後手は二枚の銀を中央で使いますが、先手の6五桂が5三銀に当たる筋に注意が必要です。
7五角が6四歩を狙います。飛車先を交換してできた空所を、今度は角に使わせます。
後手が6五歩とした一例です。先手は7七桂で取り、桂を中央へ進められます。
6五桂が5三銀を狙います。ひねり飛車への組み替えを、角と左桂の活用までつなげた局面です。攻めの成果は次の後手の受け方によって変わります。
この変化の振り返り次は6五桂に当たられた5三銀の応手を見て、7筋か中央のどちらで攻めを続けるかを決めます。7五角は4筋方向にも働きますが、7六飛の前をふさいでいます。角を動かす手は飛車の道も開くため、二枚の働きを一緒に考えます。
先手の2六飛に対し、後手も8筋を交換した局面です。塚田スペシャルの目印は、交換で得た歩を2四へ合わせ、もう一度飛車を前へ出すことです。飛車先を再び開いて横歩を狙う一方、後手にも角交換や歩打ちで反撃する手があるため、囲いの薄い局面での攻め合いを学びます。
この手順を盤面で確認する20手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
2三の歩に持ち歩をぶつけます。浮き飛車から再び2四へ出て、6四の横歩を狙います。
後手が2四の歩を取った進行です。先手は飛車で取り返し、横方向へ働ける位置に出ます。
飛車を2四へ戻しました。最初の歩交換と違い、6四に取れる歩があるのがこの局面の特徴です。
8二へ引いて8筋からの反撃に備えます。先手の歩得に対し、後手は手の速さや角交換後の攻めを求めます。
四段目を横に走って歩を取ります。ただし歩得だけで形勢は決まらず、後手の角道が開く変化も考える必要があります。
後手は3四歩とします。もう一枚の横歩を狙わせつつ角交換へ進む、攻め合いの一例です。
先手は3四の歩を取ります。持ち歩は増えますが、相手に角を持たれると自陣への打ち込みにも注意が要ります。
後手は角を交換します。初手から角道を開ける横歩取りとは、銀の位置や持ち歩の数が異なります。
先手も角を持ちます。攻めの材料は増えましたが、玉はまだ5九なので、中央の歩打ちが受けの課題になります。
6七歩の前に歩を打ちます。▲同歩と取ると6七が空き、△4五角が3四飛と7八金の両取りになります。歩を取る前に、この角打ちを確認しましょう。
6六の歩を取ると角の両取りがあるため、先手は2二歩で桂を狙う攻め合いを選びます。
後手は6七の歩を取って成ります。と金が7八金へ利くため、先手も手を緩められません。
先手は8三へ歩を打ち、8二飛を狙います。後手が銀で取る一例を並べます。
後手は7二銀を8三へ出して歩を取ります。先手は2筋へ打った歩を成り込みます。
2一桂を取り、と金を作りました。次に3一銀を取れるため、後手の駒も動かします。
3三歩を打って3四飛に当てます。先手はと金で銀を取る前に、飛車を逃がす必要があります。
3三歩が3四飛に当たっているので、先に3六へ引きます。ここで3一とと銀を取っても、後手に飛車を取られてしまいます。
後手のと金が7八金を取ります。先手は飛車を3六へ逃がしてから、3一の銀を取る攻め合いです。
飛車を逃がした後、3一の銀を取ります。後手は3二金でこのと金を取り返せます。
後手の金がと金を取りました。先手は桂と銀を得て金を失い、後手は7八にと金を残しています。双方の成果を比べる局面です。
この変化の振り返り先手の手番です。次は7八と金の接近に備えながら、持ち銀・桂・角の使い道を考えます。5九玉のまま攻め合う形なので、歩得よりも王手の続き方を優先します。6六歩を取ると金を失う別の失敗例も比較してください。
△6六歩を▲同歩と取った場合を確認します。6七が空くと△4五角が飛車と金の両取りになり、飛車を逃がしても金を失います。
この手順を盤面で確認する30手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
6六の歩を取ると6七が空きます。後手の持ち角が3四飛と7八金を同時に狙えるようになります。
4五角から3四飛、そして5六・6七を経由して7八金へ利きます。先手は両方を逃がせません。
先手は飛車を2四へ逃がしました。後手はもう一方の狙いである7八金を取れます。
後手は金を取り、馬を作りました。8八銀は横の7八へ動けず、すぐには馬を取り返せません。先手が歩を1枚取る間に金を失った結果です。
この変化の振り返り次は7八馬が自玉へ近づく手への対応が必要です。ただしこの例の主眼は、30手目へ戻って6七歩を動かす前の判断を直すことです。8八銀は7八へ横に動けないので、近くに銀があるだけで金が守られていると思わないようにします。
浮き飛車からひねり飛車へ
飛車先を交換し、飛車を2六へ浮いた局面です。この手順では3六飛から7六飛へ回り、7五歩・7七桂を組み合わせてひねり飛車に組み替えます。同じ浮き飛車から2筋で動く塚田スペシャルも分岐図で比べられます。