相振り飛車

お互いに飛車を振って戦う戦型です。向かい飛車や三間飛車の組み合わせに応じて、囲いと攻め方を選びます。

右矢倉・銀と金で上を厚くする

31手目 · 学習の開始局面
後手持ち駒手番
  • 1
先手持ち駒
  • 1
この一手の解説▲8六飛

右矢倉・銀と金で上を厚くするの狙い

先手側を学びます。相手が駒組みを続ける場合に右矢倉を目指す例です。4七金で3六を守ってから歩を動かし、3七銀を置く順序を確認します。

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相振り飛車にも中飛車で対応する

1手ずつ解説する相振り中飛車

戸辺誠

マイナビ出版 ・ 2024年刊

相手も飛車を振ってきたとき、中飛車をどう指し続けるかを学びます。駒組みから一手ずつ理由を追えるので、相振り飛車への対応を整理したい中飛車党に。

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相振り飛車の基本を身につける

相振り飛車を指しこなす本 1

藤井猛

浅川書房 ・ 2007年刊

囲いと攻め方を、短い問いを解きながら理解していく基本書。向かい飛車と三間飛車の戦いを中心に、相振り飛車で大切な駒の使い方を学べます。

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角道を開けた相振り飛車を学ぶ

わかる!勝てる!!現代相振り飛車

高崎一生

マイナビ ・ 2015年刊

石田流や角道を開けた振り飛車から始まる相振り飛車を扱います。相手の形に合わせた囲いの選び方と積極的な仕掛けを学び、基本の次の作戦を増やしたい方に。

相振り飛車の囲い・金無双・美濃・矢倉・穴熊の解説

相振り飛車の囲い・金無双・美濃・矢倉・穴熊の狙いと手順を、動かせる盤面と一手ごとの解説で学べます。先手の美濃・右矢倉・穴熊。金無双との違いと、相手の攻めに備える手順。

美濃囲い・3八銀と2八玉

先手側を学びます。相手が駒組みを続ける場合の、美濃に囲う一例です。金無双と玉・銀・金の位置を比べ、3筋の守りの違いを確かめます。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

11手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. △4二銀後手が銀を使う

    後手は4二銀から攻めの銀を使う一例です。先手は右銀を2八へ上げ、飛車で支えてから玉を動かします。

  2. ▲3八銀美濃囲いの銀を置く

    3八銀が3七歩を守ります。金無双の2八銀と、守るマスが違います。

  3. △5二金後手が左金を上げる

    5二金左で中央を補います。先手は玉を3九経由で囲います。

  4. ▲4八玉玉を右へ動かす

    4八玉に移ります。3八には銀があるので、次に玉が通るのは3九です。

  5. △9四歩後手が端を整える

    9四歩とする進行例です。先手は銀を動かさず、玉をその後ろから囲います。

  6. ▲3九玉銀の後ろを通る

    3九玉で3八銀の後ろへ回ります。玉と銀の経路がぶつからない順番を確認します。

  7. △8二玉後手も玉を囲う

    8二玉とする例です。互いに相手の飛車が向かう側へ玉を囲うため、囲いの頭からの攻めに備えます。

  8. ▲2八玉美濃囲いの玉の位置へ

    2八玉・3八銀・4九金がそろいました。金無双の3八玉とは位置が違います。

  9. △7二銀後手が銀で玉を守る

    7二銀で後手も美濃の骨格になります。先手は中央を金で補います。

  10. ▲5八金中央に金を加える

    5八金左が4九金と連係します。相振りでも美濃は選べますが、3筋や端からの攻めを相手にした受けが必要です。

    この変化の振り返りこの手順では銀を先に3八へ上げたため、玉は4八・3九・2八と運びました。同じ美濃囲いでも、先に置いた駒によって玉の通り道が変わります。

右矢倉・銀と金で上を厚くする

先手側を学びます。相手が駒組みを続ける場合に右矢倉を目指す例です。4七金で3六を守ってから歩を動かし、3七銀を置く順序を確認します。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

31手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. △4三銀後手が攻めの銀を上げる

    4三銀で4四歩を支えます。先手も囲いを整えてから、角と桂を前へ使います。

  2. ▲4六歩金の上がる場所を作る

    4六歩で4七を空けます。金無双より前に金を使うための準備です。

  3. △2四歩後手が2筋を進める

    2四歩で先手玉の頭を狙います。先手は囲いの前面へ金を配置します。

  4. ▲4八金右金を上げる

    4八金から4七へ進めます。後で3六歩を突くときに、4七金がその歩を守ります。

  5. △1四歩後手が端を整える

    1四歩とする例です。先手は金をさらに前へ使います。

  6. ▲4七金金で3六を支える

    4七金は3六・4六・5六へ利きます。歩を3六へ進める前に、この支えを作ります。

  7. △2五歩後手が2筋の位を取る

    2五歩で2六を狙います。先手は金と銀を連係させて前面を受け持ちます。

  8. ▲3六歩銀の場所を空ける

    3六歩で3七を空けます。3四飛が歩を取る場合には、4七金で取り返せることを確認します。

  9. △5四銀後手が銀を中央へ

    5四銀とする進行例です。先手は2八の銀を3七へ運びます。

  10. ▲3七銀矢倉の銀を置く

    3七銀が3六歩と2六を守ります。2八が空き、玉を深く囲えるようになりました。

  11. △9四歩後手が玉側の端を整える

    9四歩とした例です。先手も玉を2八へ動かします。

  12. ▲2八玉玉を銀の後ろへ

    2八玉と入りました。まだ金同士が離れているため、左金も近付けます。

  13. △6四歩後手が6筋を整える

    6四歩とした例です。先手は6九金を5八経由で運びます。

  14. ▲5八金左金を中央へ寄せる

    5八金左から4八、3八へ進めます。右矢倉は金無双より組む手数がかかることも確認します。

  15. △3三桂後手が桂を使う

    3三桂で4五を狙います。先手は右金を4七に置いたまま、左金を玉へ近付けます。

  16. ▲4八金左金を4八へ

    4八金が3七銀と4七金を支えます。二枚の金を連結させながら動かします。

  17. △6三金後手も金を前へ使う

    6三金が6四歩を補います。先手は3八へ金を寄せて囲いを仕上げます。

  18. ▲3八金右矢倉の骨格がそろう

    2八玉・3七銀・3八金・4七金の右矢倉です。上部に厚みがある一方、組む間に相手が何を準備したかも見ます。

    この変化の振り返り4七金で支えを用意してから3六歩を突き、3七銀へ進めました。囲いを組み替えるときも、前へ出す歩や銀を守る手が先です。

穴熊・玉を端へ入れる

先手側を学びます。相手が駒組みを続ける場合の穴熊の一例です。美濃・金無双との玉の位置の違いと、香を上げてから銀と金を寄せる順番を確かめます。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

11手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. △4二銀後手が銀を使う

    後手は4二銀から攻めの銀を使う一例です。先手は右銀を2八へ上げ、飛車で支えてから玉を動かします。

  2. ▲4八玉玉を右へ動かす

    4八玉で飛車から離れます。この教材は相手も囲いを進める場合の穴熊の組み方です。

  3. △5二金後手が金を上げる

    5二金左で中央を補います。先手は3八へ玉を進めます。

  4. ▲3八玉玉を3八へ運ぶ

    3八玉から2八へ向かいます。右銀は3九に残しておきます。

  5. △9四歩後手が端を整える

    9四歩とした例です。先手は玉を2八へ進めます。

  6. ▲2八玉玉を2八へ

    2八玉としました。さらに端へ入るためには、1九にいる香を動かす必要があります。

  7. △8二玉後手も玉を囲う

    8二玉とする進行例です。相手が急戦を選ぶ場合は、穴熊完成を急ぐ前に受けを考えます。

  8. ▲1八香香を上げて玉の場所を空ける

    1八香で1九を空けます。端の香と玉を入れ替える準備です。

  9. △7二銀後手が銀で玉を守る

    7二銀で後手は美濃の骨格になります。先手は香の後ろへ玉を入れます。

  10. ▲1九玉玉を一番奥へ入れる

    1九玉と入りました。2八が空いているので、次に銀を置いて玉の前を守ります。

  11. △4四歩後手が角道を止める

    4四歩で銀を4三へ使う準備です。先手は3九銀を2八へ使います。

  12. ▲2八銀銀で玉の前を守る

    2八銀が1九玉を支えます。香・玉・銀の配置が穴熊の骨格です。

  13. △4三銀後手が銀を上げる

    4三銀とする例です。先手は金を玉へ近付けます。

  14. ▲3九金右金を銀の後ろへ

    3九金は2八銀と2九を守ります。囲いの駒同士を支え合わせます。

  15. △7四歩後手が桂の出口を作る

    7四歩で7三を空けます。先手は左金も玉側へ使います。

  16. ▲5八金もう一枚の金を寄せる

    5八金左から4八へ向かいます。6七銀の支えを残しながら金を動かします。

  17. △6四歩後手が6筋を整える

    6四歩とした例です。先手は金を4八へ寄せます。

  18. ▲4八金金同士を近付ける

    3九金が4八金を支えます。最後に3八へ寄せると、銀も金で支えられます。

  19. △7三桂後手が桂を使う

    7三桂で後手も攻撃の準備を進めました。穴熊を組む間に相手の駒が前へ出ている点にも注目です。

  20. ▲3八金二枚の金で銀を支える

    3八金・3九金・2八銀・1九玉の形です。相振りでは2筋や端からの攻めに備え、囲いだけで安心しないようにします。

    この変化の振り返り香を上げて玉を1九へ入れ、銀と二枚の金を近づけました。美濃や金無双と比べて手数がかかるため、相手の攻めが間に合うかを見ながら組みます。