四間飛車

美濃囲いを土台に、棒銀・斜め棒銀・早仕掛け・右四間への備えを学びます。

6五歩早仕掛けへの対応

25手目 · 学習の開始局面
後手持ち駒手番
  • 持ち駒なし
先手持ち駒
  • 持ち駒なし
この一手の解説▲4六歩

6五歩早仕掛けへの対応の狙い

後手居飛車が6五歩から角道へ働きかける急戦です。先手居飛車なら「4五歩早仕掛け」と呼ばれる形を、向きをそろえて扱います。

覚えること

▲4六歩は、▲4七金の準備にもなる。

一手ずつ動かす
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26手目の分岐

棋譜 押すとその局面に移動

四間飛車の基本と急戦対策の解説

四間飛車の基本と急戦対策の狙いと手順を、動かせる盤面と一手ごとの解説で学べます。美濃囲いを土台に、棒銀・斜め棒銀・早仕掛け・右四間への備えを学びます。

四間飛車の基本

角道を止める先手四間飛車の入口です。6八飛と美濃囲いを作る一例を、初形から並べます。駒組みには手順前後があります。

要点6八飛・7七角・7八銀と、2八玉・3八銀・4九金・5八金の配置を覚える。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

初形からの手順です。

  1. ▲7六歩角道を開ける

    7七の歩を進め、8八の角を使えるようにします。この教材では、次に6筋の歩を上げて角道を止める四間飛車を学びます。

    まずは角が動ける道を作る。

  2. △8四歩後手は居飛車を目指す

    8二の飛車の前を進めます。後手が8筋から攻める形に対し、先手は左側に飛車を回して備えます。

    後手の飛車先は8筋。

  3. ▲6六歩角道を止める

    6六の歩で角の斜めの道を止めます。角交換を急がず、飛車を振って玉を囲う準備を進める選択です。

    角道を止める形が、この教材の出発点。

  4. △3四歩向かい合う角を確認

    後手も角道を開けました。2二と8八の角の間には6六の歩があるため、まだ角交換にはなりません。

    2二から8八までの斜めの線を見る。

  5. ▲6八飛四間飛車に振る

    飛車を2八から6八へ動かします。先手から見て左から4つ目の筋、つまり6筋に置くのが先手の四間飛車です。

    先手は6八飛、後手なら4二飛。

  6. △8五歩8筋の歩交換が近づく

    後手が飛車先を伸ばしました。次の△8六歩から歩を交換される前に、先手は8六を守る駒を用意します。

    次の△8六歩に備える。

  7. ▲7七角角で8六を守る

    7七の角が8六に利くようになりました。後手の飛車先を受けながら、左側の形を整えます。

    7七の角が8筋の守りを担当する。

  8. △6二銀右銀を上げる

    後手は7一の銀を6二へ。7三へ出して棒銀を目指す使い方もあり、この銀の行き先が後の見どころです。

    6二の銀がどこへ進むかを見る。

  9. ▲7八銀角と飛車を銀で支える

    7八の銀は7七の角を守り、次に6七へ上がれます。今はここで待ち、玉を囲ってから相手に合わせて動かします。

    左銀には6七という行き先がある。

  10. △4二玉後手も戦場から玉を離す

    後手の玉が4二へ動きます。8筋の飛車先から距離を取り、3二へ移る準備をしています。

    攻める飛車と守る玉を離す。

  11. ▲4八玉玉は飛車と反対側へ

    6八に飛車を振ったので、玉は右側へ向かいます。4八、3八、2八と運ぶと美濃囲いを作れます。

    玉の道順は4八 → 3八 → 2八。

  12. △3二玉後手の玉が3二へ

    後手は玉を3二に置きました。銀と金の配置を見ながら、急いで攻めるか深く囲うかを選べる位置です。

    後手の囲いは、この先の駒組みで変わる。

  13. ▲3八玉美濃囲いへ、もう一歩

    玉を3八へ進めます。3九の銀を先に3八へ上げると玉の通り道をふさぐので、この順番では玉を先に運びます。

    玉を通してから、銀を3八に置く。

  14. △5四歩5三を銀に空ける

    5三の歩を進めました。後手は左銀を4二から5三へ運び、中央を支える形を目指します。

    歩を動かすと、銀の行き先ができる。

  15. ▲2八玉玉が2八に収まる

    玉が右側に移りました。ここへ3八の銀と4九・5八の金を組み合わせて、美濃囲いを作ります。

    玉だけでなく、金銀とのつながりを見る。

  16. △5二金右舟囲いの金を上げる

    6一の金を5二へ上げます。3二の玉、4一と5二の金という舟囲いの骨格ができました。

    「金右」は後手から見て右側の金。

  17. ▲3八銀銀で玉を支える

    玉が通った後の3八に銀を置きます。銀が2七・3七・4七へ利き、玉の前方を守ります。

    3八の銀が美濃囲いの要になる。

  18. △7四歩7筋の歩を伸ばす

    後手が7筋の歩を上げました。7三を銀に空ける意味と、後に△7五歩から攻める準備を兼ねています。

    銀の通り道と、歩の仕掛けを用意する。

  19. ▲5八金左金銀をつないで囲う

    6九の金を5八へ。4九の金を残すことで、2八玉・3八銀・4九金・5八金の美濃囲いができました。

    4九の金を残して、6九の金を使う。

棒銀への備え

後手が△8四銀と棒銀を進めた局面です。次の7八飛と、その後の5九角〜4八角で受ける形を作ります。

要点△8四銀に▲7八飛。△7五歩はすぐ取らず、▲5九角〜▲4八角で6六を支える。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

32手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. ▲7八飛攻められる7筋へ回る

    飛車を7八に移します。今は7七の角が道をふさいでいますが、角を引けば7六を守れます。戦う筋に合わせて飛車の位置を変える構えです。

    飛車は攻防が起こる筋へ。

  2. △7五歩棒銀が7筋に仕掛ける

    後手が歩をぶつけました。8四の銀が7五を支えています。先手はすぐに歩を取らず、角の配置を変えて備えます。

    △7五歩には、銀の進出まで読む。

  3. ▲5九角角を右側に引く

    角を7七から5九へ引きます。7筋を飛車に任せ、次に4八へ出て6六を支える経路を用意します。

    5九を経由して、角を守りに働かせる。

  4. △7二飛後手も7筋に飛車を回す

    後手の飛車も7二へ移りました。7五の歩と8四の銀に飛車が加わり、7筋が戦いの中心になります。

    相手の飛車・銀・歩が狙う地点を確認する。

  5. ▲4八角角で6六を支える

    4八の角が5七を通して6六の歩に利きます。6七の銀が7六の歩を取る展開でも、6六を角で守れる構えです。

    飛車は7筋、角は6六、銀は6七で連携する。

斜め棒銀への対応

後手の左銀が5三〜6四へ出る斜め棒銀です。7八飛で受け、7六銀と6五歩を組み合わせる一例を並べます。

要点棒銀との違いは銀の経路。7筋を銀で受けた後、6五歩で相手の銀を追いながら角道を開く。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

25手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. △6四銀左銀を斜めに出す

    後手は5三の左銀を6四へ使います。右銀を8四へ出す棒銀とは、攻めに使う銀も進路も異なります。

  2. ▲5六歩中央を整える

    5六歩と中央に備えます。銀が6四に来たため、先手は7筋の歩交換と6筋への切り返しを見ます。

  3. △7五歩7筋から仕掛ける

    銀の利く7五へ歩を進めます。先手はすぐに歩で取らず、まず飛車を攻められた筋へ合わせます。

  4. ▲7八飛7筋へ飛車を回す

    7八へ回って7六を支えます。斜め棒銀に対しても、攻められる筋へ飛車を使う考え方は共通します。

  5. △8六歩飛車先も突き捨てる

    後手は8筋でも歩をぶつけます。7筋だけを見ず、飛車と角が働き始める順番を確認します。

  6. ▲8六歩8筋を取り返す

    8六の歩を取ります。次に7筋の歩がぶつかったときは、6七の銀を働かせる手があります。

  7. △7六歩7六へ取り込む

    後手の歩が7六へ進みます。先手は6七銀で取り返し、飛車の前に銀を使います。

  8. ▲7六銀銀で7筋を受ける

    銀が7六に出て歩を回収します。6七が空き、6六歩を進めて角道を通す準備もできました。

  9. △7二飛後手も7筋へ回る

    後手は7二飛で7筋に圧力をかけます。先手には、守るだけでなく6四銀へ歩を当てる手があります。

  10. ▲6五歩歩で銀を追う

    6五歩は6四銀に当たり、同時に7七角の道を開けます。飛車を合わせてから角も使う、受けから反撃への切り替えです。

6五歩早仕掛けへの対応

後手居飛車が6五歩から角道へ働きかける急戦です。先手居飛車なら「4五歩早仕掛け」と呼ばれる形を、向きをそろえて扱います。

要点早仕掛けでは角道を開ける時機が重要。すぐ6五の歩を取らず、8筋を角で取る受けを知る。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

25手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. △6四歩銀より先に歩を使う

    後手は6筋を進めます。先手居飛車・後手四間飛車の向きでいう「4五歩早仕掛け」を、先後を反転した形です。

  2. ▲5六歩中央の歩を整える

    先手は5筋を進める一例です。相手が銀を前へ出す前に6筋を突いてくるため、角交換の有無を意識します。

  3. △6五歩6筋から早く接触する

    6五へ歩を進め、6六の歩にぶつけます。先手がすぐ取ると角道が開くので、8筋の攻めとの関係を考えます。

  4. ▲3六歩すぐには歩を取らない

    この一例では3六歩と形を整えます。6筋を閉じたままにし、相手の8筋の交換に備えます。

  5. △7三桂桂を攻めに加える

    後手は7三桂で6五を支えます。歩と桂で圧力をかける形を、銀が先に出る斜め棒銀と比べましょう。

  6. ▲4七金金を4七へ使う

    金を4七に置く進行です。6筋をすぐ開けず、飛車先の歩を角で取れる配置を保ちます。

  7. △8六歩8筋からも仕掛ける

    後手が8六歩と接触します。ここは歩だけでなく、7七角で取る手も候補になります。

  8. ▲8六角角で飛車先を取る

    8六角と取る形を覚えます。6六歩を残す判断と、8筋で角を働かせる受けを一組で確認しましょう。

右四間飛車への対応

後手が6二飛・5四銀と6筋へ力を集めた局面です。7七角と5六銀で備え、桂に角を追われた後の受けまでを並べます。

要点6筋は5六銀で備える。9八香を先に指し、9九に馬を作られたら7九金で働きを抑える。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

18手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. ▲7七角角で8筋を守る

    先手は7七角とします。6筋だけでなく、相手の桂が8五へ跳ねる攻めにも備える必要があります。

  2. △7四歩桂の進路を用意する

    後手は7三を空けます。右四間飛車では桂を7三から8五へ使い、角を追ってから攻める形があります。

  3. ▲5六銀銀で6五を押さえる

    5六銀を置き、相手が突きたい6五へ利かせます。先手の銀も中央へ出て、6筋の接点を支えます。

  4. △7三桂桂を攻めへ使う

    後手は7三桂とします。次の8五桂で7七角に当てる狙いを見ておきます。

  5. ▲4六歩中央に余地を作る

    先手は4筋を進める一例です。左側への攻めに対し、角の移動先と9九香の位置も確認します。

  6. △5二金後手は金を整える

    後手は5二金とします。先手は9八香と上がり、角交換で9九に馬ができる変化へ備えます。

  7. ▲9八香香を先に逃がす

    9九香を9八へ上げます。角道が開いた後に△9九角成と入られても、香を取られない準備です。

  8. △8五桂桂で角を追う

    8五桂が7七角に当たります。先手は角を8六へ移し、相手の6筋の突き捨てを見ます。

  9. ▲8六角角を8六へ移す

    桂の当たりを避けます。角が7七を空けたので、6六歩が動くと後手の角が9九まで利く形になります。

  10. △6五歩6筋の歩を突く

    後手が6五歩と仕掛けます。先手は角道が開いた後の馬の侵入も含め、歩を取る手を考えます。

  11. ▲6五歩歩を取り、角道を開ける

    6五の歩を取ります。後手の角が9九に成る道が通りますが、香を9八へ逃がした準備が働きます。

  12. △9九角成後手が馬を作る

    後手は9九へ成り込みます。先手は馬をすぐ捕まえるのでなく、金で出口を狭める受けを用意しています。

  13. ▲7九金金で馬の働きを抑える

    7九金は8八を押さえます。9八香は6八飛が横から支えているので、飛車と金で馬の出口に備える一例です。

参考資料と教材について

代表的な手順と狙いを学ぶための教材です。解説は学習用に独自の文章で構成しています。実戦の全分岐や最新の研究手順を網羅するものではありません。