四間飛車
相手が穴熊・天守閣美濃・急戦のどれを選ぶかで、攻め方と玉の扱いを変えます。
藤井システム・対天守閣美濃
987654321
一二三四五六七八九
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藤井システムの解説
藤井システムの狙いと手順を、動かせる盤面と一手ごとの解説で学べます。相手が穴熊・天守閣美濃・急戦のどれを選ぶかで、攻め方と玉の扱いを変えます。
藤井システム・対穴熊
居玉のまま端歩と桂を使い、相手の穴熊完成前に働きかけます。7七角の利きと、4四歩が動ける条件を確認します。
要点1五歩・2五桂・7七角の連係。4四歩を動かすと、1一玉へ角の利きが通る。
この手順を盤面で確認する 手順と一手ごとの解説
17手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
△3三角 — 穴熊を目指す角上がり
後手が3三角と上がり、玉を2二から1一へ運ぼうとします。先手は玉を囲うよりも、右桂と端歩を使う準備を優先します。
▲3六歩 — 桂の進路を空ける
3七を空けて桂を跳ねる準備です。玉が5九のままでも、相手の囲いが深まる前に攻め駒を動かす狙いがあります。
△2二玉 — 玉が2二へ入る
後手が穴熊に向かいます。先手はこの囲いの手数に合わせて右桂を攻めへ使います。
▲3七桂 — 桂を攻めに参加させる
3七の桂は2五や4五へ跳ねられます。穴熊の端や3三角に働きかけるための駒です。
△4四歩 — 角道を歩で止める
後手は4四歩で7七角の利きを止めます。先手が角道を開けても、この歩が残る間は1一まで利きは通りません。
▲6五歩 — 先手の角道を開ける
6六を空けます。今は4四歩が角道を止めていますが、その歩が動くと7七角の利きが奥まで通ります。
△1二香 — 後手が香を上げる
1一を玉のために空けます。先手は相手の囲いがまだ完成していない時機に端の圧力を強めます。
▲1五歩 — 端をさらに詰める
1五まで歩を進めます。1三の歩や1二の香へ向け、桂と角を組み合わせて攻める構想です。
△1一玉 — 玉が穴熊へ入る
玉は1一に入りましたが、2二の銀はまだ上がっていません。囲いの形だけでなく、完成までの手数が争点です。
▲2五桂 — 桂で端と角を狙う
2五桂は1三の歩と3三の角に利きます。端歩・桂・7七角を一緒に働かせるのが、この攻めの骨格です。
△2四角 — 角が桂の当たりを避ける
後手は角を2四へ逃がします。3三が空いたことで、4四歩が動いた後の角の利きに注意が必要になります。
▲4五歩 — 角道を止める歩へ働きかける
4四歩にぶつけます。ここですぐ△同歩と取ると7七角から1一玉へ利きが通るため、後手は簡単には取れません。
藤井システム・対天守閣美濃
相手が天守閣美濃なら、2三玉の前へ2六歩〜2五歩と働きかけます。玉も囲い、中央の銀と右桂を組み合わせる一例です。
要点対穴熊の端攻めと区別し、2三玉へ歩と桂を使う。藤井システムでも相手次第で玉を囲う。
この手順を盤面で確認する 手順と一手ごとの解説
17手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
△1四歩 — 後手は端歩を受ける
穴熊へ一直線に囲う形とは違い、端を受ける進行です。先手も玉を囲いながら、相手の囲いに攻め筋を合わせます。
▲4八玉 — 玉を囲い始める
藤井システムでも必ず居玉で戦うわけではありません。相手の出方に合わせ、4八から右へ玉を移します。
△8五歩 — 後手が飛車先を伸ばす
後手は8五歩とします。先手は7七角で8六を支えたまま、自玉の移動を進めます。
▲3九玉 — 3九を通る
3八銀の後ろを通ります。玉を囲う順と、相手の玉頭へ歩を使う順を並行して進めます。
△2四歩 — 天守閣美濃の準備
後手は2三を空けます。玉を2三へ上がる天守閣美濃には、穴熊とは違う玉頭への働きかけを考えます。
▲3六歩 — 右桂を使う準備
3七を空けます。端の1三だけでなく、2五へ桂を跳ねて相手玉の近くへ使う狙いです。
△2三玉 — 玉が2三へ上がる
天守閣美濃の特徴となる玉の位置です。玉が高いため、先手は2筋の歩を直接ぶつける準備をします。
▲2六歩 — 玉頭の歩を伸ばす
2六歩は次の2五歩を用意します。穴熊への端攻めと違い、今回は2三玉の前の2四歩が目標です。
△3二銀 — 銀で玉を支える
後手は3二銀で2三玉を支えます。玉が高い囲いに対しては、守りの銀の位置も確認します。
▲3七桂 — 桂を跳ねる
3七桂から2五へ出られます。2筋の歩を交換した後に桂で取り返す形を準備しています。
△4四銀 — 銀で中央を押さえる
後手は右銀を4四へ使います。先手は4筋の歩でこの銀を追い、角道を開く余地を作ります。
▲4五歩 — 銀を歩で追う
4五歩が4四銀に当たります。相手の銀を動かしてから、6筋の歩や左銀を使う進行です。
△3三銀 — 銀が玉の近くへ引く
後手は銀を3三へ引きます。先手の桂が2五へ出ると、この銀にも当たる配置になりました。
▲6五歩 — 角道を開ける
6五歩で角道を通します。次に左銀を中央へ使えるので、2筋だけに攻めを集中させない形になります。
△3一角 — 角を引いて使い直す
後手は角を3一へ引き、5三へ転じる一例です。双方が中央に駒を利かせる準備を進めています。
▲6七銀 — 左銀を前へ
6七銀から5六銀を目指します。桂と歩の右側の攻めに、左銀の中央への働きを加えます。
△7四歩 — 後手も7筋を整える
後手は7筋の歩を進めます。先手は5六へ銀を出し、6五の歩を支えながら戦います。
▲5六銀 — 銀を中央へ出す
5六銀が6五を支えます。藤井システムは端攻めだけでなく、相手の囲いに合わせて中央の銀も使います。
△5三角 — 角を中央へ転換
後手は5三角とします。先手は準備してきた2筋の歩交換を実行する一例です。
▲2五歩 — 玉頭に歩をぶつける
2四歩に接触します。3七桂を先に用意してあるので、歩で取られても桂を前へ出せます。
△2五歩 — 歩で取る一例
後手が2五の歩を取った局面です。先手は桂で取り返し、2三玉に近い位置へ攻め駒を進めます。
▲2五桂 — 桂で玉頭へ進む
2五桂は3三銀に当たります。天守閣美濃には、2筋の歩交換と桂の進出を組み合わせる構想を覚えましょう。
藤井システム・急戦への対応
後手が7筋から急戦を仕掛ける場合の一例です。居玉にこだわらず、6五歩の反撃を挟みながら美濃囲いへ移ります。
要点相手の急戦を見たら玉を囲う。7筋の歩と6五歩を使い、銀を追う手と角交換を一緒に考える。
この手順を盤面で確認する 手順と一手ごとの解説
17手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
△8五歩 — 後手が攻めを急ぐ
後手は穴熊の準備より飛車先を優先します。先手は居玉で端攻めを続けるのではなく、玉を囲う方針に切り替えます。
▲4八玉 — まず玉を動かす
4八玉とします。相手が急戦なら、自分の玉を戦場から離すことが大切です。
△7四歩 — 7筋からの攻めを準備
後手は7四歩と5三銀を組み合わせます。先手は7筋での接触に備えながら玉を移します。
▲3九玉 — 囲いを進める
3八銀を残し、玉を3九へ運びます。居玉で待つ構想から美濃囲いへ移れるのも、この配置の特徴です。
△7五歩 — 後手が7筋から接触
7五歩と仕掛けます。ここでは歩を取って、相手の銀を6四へ誘う進行を並べます。
▲7五歩 — 7筋の歩を取る
7五の歩を取ります。角道を6六歩で止めているので、相手の銀が出た後に開ける時機を考えます。
△6四銀 — 銀が前へ出る
後手は6四銀と進みます。先手は7筋の歩を伸ばし、飛車を誘ってから銀へ当てる手を狙います。
▲7四歩 — 歩を前へ伸ばす
7四歩とします。6四銀に対する6五歩と組み合わせ、相手の攻め駒の位置を変える構想です。
△8四飛 — 飛車を四段目へ使う
後手は8四飛とします。先手は6五歩で銀を追いつつ、角交換が起きる局面へ進めます。
▲6五歩 — 銀を追って角道を開ける
6四銀に当てる手です。同時に角道が開くため、次に後手が角を交換する手も見ておきます。
△7七角成 — 後手が角を交換
後手は7七角成とします。銀取りに対し角交換を挟む進行なので、先手はまず馬を取り返します。
▲7七銀 — 銀で角を取り返す
7八銀が7七へ出ます。持ち角が生まれ、双方の飛車や玉への打ち込みが増える局面です。
△7五銀 — 銀が当たりを避ける
後手の銀は7五へ出ます。先手はすぐ攻め合うだけでなく、玉を美濃囲いへ入れて備えます。
▲2八玉 — 急戦には玉を囲う
2八玉・3八銀・4九金の形に収めます。相手が穴熊なら居玉で攻め、急戦なら玉を逃がす判断の違いを確認しましょう。
参考資料と教材について
代表的な手順と狙いを学ぶための教材です。解説は学習用に独自の文章で構成しています。実戦の全分岐や最新の研究手順を網羅するものではありません。
藤井システム・対天守閣美濃の狙い
相手が天守閣美濃なら、2三玉の前へ2六歩〜2五歩と働きかけます。玉も囲い、中央の銀と右桂を組み合わせる一例です。
対穴熊の端攻めと区別し、2三玉へ歩と桂を使う。藤井システムでも相手次第で玉を囲う。