筋違い角

筋違い角は、早く角を交換した後、元の角道とは違う斜めの筋へ角を打つ戦法です。先手の▲4五角なら3四歩を取る手と6三へ成る手を狙います。角を持ち続ける角換わりとは違い、早い一歩得を求める代わりに角を金銀で追われるため、退路と相手の位取りへの備えを学びます。

筋違い角対策・4筋の位取りと矢倉

14手目学習の開始局面
後手持ち駒
  • 角1
先手持ち駒手番
  • 歩1
筋違い角対策・4筋の位取りと矢倉△5四銀

筋違い角対策・4筋の位取りと矢倉

後手側を学びます。5四銀を支えに4筋の位を取り、筋違い角の働きを制限する構想です。歩損をすぐ取り返そうとせず、矢倉にまとめるまで確認します。

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パックマン・鬼殺し・嬉野流・筋違い角・後手番の角頭歩などを扱います。まず攻めが成功する例を知り、狙いを外す方法や受け止める方法を比べて、自分に合う対策を選べます。

筋違い角の解説

筋違い角は、早く角を交換した後、元の角道とは違う斜めの筋へ角を打つ戦法です。先手の▲4五角なら3四歩を取る手と6三へ成る手を狙います。角を持ち続ける角換わりとは違い、早い一歩得を求める代わりに角を金銀で追われるため、退路と相手の位取りへの備えを学びます。

筋違い角・一歩を取って角を引く

先手の筋違い角と、後手の受けを学びます。4五角は3四歩と6三への成り込みを狙います。後手は成り込みを防ぎ、先手は一歩を取ってから角の退路を作ります。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

5手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. △6二銀 — 成り込みを銀で防ぐ

    6二銀が6三を守ります。先手の角が6三へ成っても、銀で取り返せる形です。

  2. ▲3四角 — 先手は一歩を得る

    3四角で歩を取ります。後手は持ち角を温存し、先手は盤上の角を働かせる将棋になります。

  3. △3二金 — もう一つの成り込みを防ぐ

    3二金は4三を守ります。4三角成にも金で取り返せるようにします。

  4. ▲6六歩 — 角の退路を作る

    6六歩で6七を空けます。3四角を6七へ引く経路を用意する手です。

  5. △6四歩 — 右銀の通り道

    6四歩で6三を空け、6二銀を中央へ使います。

  6. ▲8八銀 — 左銀を進める

    7九銀を8八へ。さらに7七へ出し、飛車を振る準備をします。

  7. △6三銀 — 右銀を6三へ

    6三から5四へ進んで4筋の位取りを支える構想です。

  8. ▲7七銀 — 銀で6六歩を支える

    7七銀は6六へ利きます。飛車と角を働かせる土台を作ります。

  9. △5四銀 — 5四銀の支え

    5四銀が4五を守ります。5三歩を動かさず、4筋の歩を伸ばす支えにします。

  10. ▲6八飛 — 先手は四間飛車へ

    6八飛と回りました。筋違い角を使いながら、6筋で戦う構えです。

  11. △4四歩 — 歩で角の進路を狭める

    4四歩と突き、次の4五歩で角の進路を狭める準備です。5四銀が真横の4四歩を守っているわけではありません。

  12. ▲6七角 — 角を自陣へ引く

    3四角を6七へ戻します。6六歩で空けた場所を使っています。

  13. △4五歩 — 4筋の位を取る

    4五歩まで伸ばし、5四銀で支えます。先手は一歩得ですが、6七角の斜めの利きは4五の歩に遮られます。歩得だけで作戦成功とはいえない局面です。

    この変化の振り返り次は玉を囲う手と、6七角の働きを広げる準備を比較します。角の先は4五歩で止まり、その歩は5四銀が守っています。歩得をすぐ攻めへ変えようとせず、相手の持ち角の打ち込みを防ぎながら、飛車と銀を参加させる構想を考えます。

筋違い角対策・4筋の位取りと矢倉

後手側を学びます。5四銀を支えに4筋の位を取り、筋違い角の働きを制限する構想です。歩損をすぐ取り返そうとせず、矢倉にまとめるまで確認します。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

14手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. ▲6八飛 — 先手は四間飛車へ

    6八飛と回りました。筋違い角を使いながら、6筋で戦う構えです。

  2. △4四歩 — 歩で角の進路を狭める

    4四歩と突き、次の4五歩で角の進路を狭める準備です。5四銀が真横の4四歩を守っているわけではありません。

  3. ▲6七角 — 角を自陣へ引く

    3四角を6七へ戻します。6六歩で空けた場所を使っています。

  4. △4五歩 — 4筋の位を取る

    4五歩まで伸ばし、5四銀で支えます。先手は一歩得ですが、6七角の斜めの利きは4五の歩に遮られます。歩得だけで作戦成功とはいえない局面です。

  5. ▲7五歩 — 7筋の位を取る

    7五歩まで伸ばして位を取り、7六を空けます。先手は銀や飛車を7筋へ使う余地を作ります。

  6. △3三銀 — 銀を矢倉の位置へ

    2二銀を3三へ。4四や2四を守り、玉の囲いを用意します。

  7. ▲4八玉 — 先手も玉を囲う

    飛車と反対側へ玉を移し、美濃囲いを目指します。

  8. △4一玉 — 後手は左へ囲う

    4一玉から3一へ向かい、矢倉の内側へ玉を運びます。

  9. ▲3八玉 — 玉を3八へ

    さらに2八へ囲う通り道です。

  10. △3一玉 — 玉を3一へ

    2二への入城を準備します。

  11. ▲2八玉 — 先手は2八玉

    飛車側から距離を取り、美濃の玉の位置に収まりました。

  12. △2二玉 — 後手は2二玉

    3二金・3三銀の内側へ玉を囲います。

  13. ▲3八銀 — 美濃の銀を上げる

    3八銀で2七・3七などを守り、4九金も支えます。

  14. △5二金 — 右金を中央へ

    6一金を5二へ上げ、4三への進出を用意します。

  15. ▲5八金右 — 金を中央に上げる

    先手も5八金で中央を補強します。

  16. △4三金右 — 矢倉と位取りを両立

    5二金を4三へ進めました。後手は4五歩を5四銀で支え、持ち角を残しています。先手の一歩得と、後手の陣形・角の使いやすさを比較してここから戦います。

    この変化の振り返り次は持ち角を使う場所を探し、4五歩の位を保つか中央で動くかを選びます。5四銀を動かすと4五歩の支えが外れるため、角を抑えている歩を不用意に渡さないようにします。相手が7筋を攻める場合には、位の維持より8二飛の働きや受けを優先します。

筋違い角・3四歩だけを守る失敗

後手の失敗例です。4五角に3三銀と上がって3四歩だけを守ると、6三への成り込みが残ります。金で追われた馬が6四へ逃げ、一歩得と馬が残るところまで比較します。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

5手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. △3三銀 — 歩だけを守る失敗

    3三銀で3四歩を守っても、6三への角成りは防げません。

  2. ▲6三角成 — 馬を作られる

    6三角成で歩を取り、先手は馬を作ります。5二や6二に利く馬が自陣近くに残るため、後手は追い返す手を考えます。

  3. △6二金 — 金で馬に当てる

    6二金で馬に当てます。5三はこの金が、5四は5三歩が利いているため、先手は6四へ馬を逃がします。

  4. ▲6四馬 — 馬を6四へ逃がす

    6二金の利きから6四へ逃げます。5三馬では金、5四馬では5三歩に取られるので、逃げ先の利きを確かめます。

    この変化の振り返り先手は6三の歩一枚を得て馬を作りました。金で追われた馬は6四へ逃げます。5三の歩まで取れるわけではなく、5四へ逃げると5三歩に取られます。3四歩だけを守る手と、成り込みを防ぐ手を比較します。

相筋違い角・双方が一歩を取る

先手側。後手が5二金右で6三を守ったあと、6五角と打ち返す相筋違い角です。5八金右で4七の成り込みを防ぎ、互いに一歩を取ってから駒組みに移る例を見ます。

この手順を盤面で確認する
手順と一手ごとの解説

5手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。

  1. △5二金右 — 金で6三を守る

    6一金を5二へ。6三角成に金で取り返せるようにします。

  2. ▲3四角 — 先手が一歩を取る

    3四の歩を取り、後手の持ち角の使い方を見ます。

  3. △6五角打 — 後手も筋違い角

    6五角打で7六歩と4七への成り込みを狙います。

  4. ▲5八金右 — 金で成り込みを防ぐ

    5八金右が4七を守ります。先手も相手と同じ両狙いに備えます。

  5. △7六角 — 後手も一歩を取る

    7六角で歩を取り、歩の得失は双方一枚ずつになりました。

  6. ▲6六歩 — 角を引く場所を作る

    6七を空け、3四の角を自陣へ引く場所を用意します。6六の歩は6五に利くため、後手の角が6五へ戻る手も抑えています。

  7. △5四角 — 角を中央へ引く

    7六角を5四へ引き、盤上の角を活用します。

  8. ▲5六歩 — 先手も角を追う

    5六歩は次の5五歩を見せます。持ち駒の歩だけでなく、盤上の歩の働きも考えます。

  9. △6四歩 — 後手の駒組み

    6四歩で右銀を使う場所を作り、角も5四に残します。

  10. ▲6八銀 — 左銀を中央へ

    6八銀から5七や6七への展開を考えます。

  11. △6二銀 — 右銀を使う準備

    6二銀と上がりました。双方が一歩を取り、双方とも盤上に角を置いています。先手だけが歩得した形ではなく、互いの角の働きを比べる力戦です。

    この変化の振り返り次は3四角の退路を用意し、6八銀と玉を整える構想です。双方が一歩を取り、持ち角はなく、盤上の角を使う局面になっています。後手の5四角にも利きがあるため、一方だけが歩得する基本形と混同せず、角を引く場所と飛車の進路を比較します。