相振り飛車にも中飛車で対応する
1手ずつ解説する相振り中飛車
マイナビ出版 ・ 2024年刊
相手も飛車を振ってきたとき、中飛車をどう指し続けるかを学びます。駒組みから一手ずつ理由を追えるので、相振り飛車への対応を整理したい中飛車党に。
相振り飛車は双方が飛車を振る戦型で、この教材は先手向かい飛車と後手三間飛車の組み合わせです。飛車の攻めが玉の正面へ向かいやすいため、金無双では金二枚を玉の前方に置いて縦の攻めに備えます。飛車先の歩交換と囲いを進める順序、端の守りの銀を早く上げすぎる場合を比べます。
広告・アフィリエイトリンクを含みます
相振り飛車にも中飛車で対応する
マイナビ出版 ・ 2024年刊
相手も飛車を振ってきたとき、中飛車をどう指し続けるかを学びます。駒組みから一手ずつ理由を追えるので、相振り飛車への対応を整理したい中飛車党に。
問題を解いて基本を身につける方に
マイナビ出版 ・ 2025年刊
向かい飛車対三間飛車や相三間飛車などの攻め・守りを、一問一答で確認。四間飛車・中飛車の相振りも扱い、形に応じた指し手を学べます。
相振り飛車の基本を身につける
浅川書房 ・ 2007年刊
囲いと攻め方を、短い問いを解きながら理解していく基本書。向かい飛車と三間飛車の戦いを中心に、相振り飛車で大切な駒の使い方を学べます。
角道を開けた相振り飛車を学ぶ
マイナビ ・ 2015年刊
石田流や角道を開けた振り飛車から始まる相振り飛車を扱います。相手の形に合わせた囲いの選び方と積極的な仕掛けを学び、基本の次の作戦を増やしたい方に。
相振り飛車は双方が飛車を振る戦型で、この教材は先手向かい飛車と後手三間飛車の組み合わせです。飛車の攻めが玉の正面へ向かいやすいため、金無双では金二枚を玉の前方に置いて縦の攻めに備えます。飛車先の歩交換と囲いを進める順序、端の守りの銀を早く上げすぎる場合を比べます。
先手側を学びます。相手が三間飛車にしたら、6七銀で6六歩を守ってから向かい飛車へ。相手が美濃に囲う一例から、金無双の組み方を確認します。
この手順を盤面で確認する初形からの手順です。
7六歩で角道を開けます。相手の飛車がどこへ動くかを見て、こちらも飛車と囲いの組み合わせを決めます。
後手も角道を開けます。先手は次に6六歩で角を残す形と、7五歩から三間飛車を目指す形を比べます。
6六歩で角交換を防ぎます。角を7七に残し、飛車と協力して8筋を受け持つ基本形です。
3五歩で3筋の位を取ります。相手も飛車を振るので、囲いの頭を縦から攻め合う将棋になります。
7八銀から6七へ進め、6六歩を守ります。飛車を振る前に、後手の3筋交換から横歩を取られる筋へ備えます。
3二飛としました。先手は先に6六の守りを完成させます。
6七銀が6六を守ります。3筋を交換されても、後手の飛車に6六歩をただで取られない配置です。
後手が囲いに進む場合です。先手は銀の守りを土台に、角と飛車を動かします。
7七角で飛車の行き先を作ります。6七銀を先に上げたことが、3筋の早い攻めへの備えです。
後手玉も飛車から離れます。先手は8筋へ飛車を振ります。
8八飛としました。相振りでは飛車同士は向き合いませんが、先手の8筋への振り飛車を向かい飛車と呼びます。
後手は4二銀から攻めの銀を使う一例です。先手は右銀を2八へ上げ、飛車で支えてから玉を動かします。
2八銀には8八飛の横の利きが届きます。金無双を目指す手順では、この銀を先に守ることが大切です。
後手は5二金左とします。先手は玉を3八まで運び、金を横に並べます。
4八玉から3八へ進めます。2八には銀がいるので、対抗形の片美濃と玉の位置が変わります。
9四歩で玉の逃げ道を広げます。先手は玉を3八に置き、金を並べる準備をします。
3八玉が金無双の玉の位置です。前を二枚の金で守る構想へ進みます。
後手は美濃を目指す駒組み例です。先手は金無双と比べ、玉の位置と縦からの攻めの違いを見ます。
5八金左とし、右金を4八へ寄せる準備をします。6七銀は攻め側の守りを続けます。
7二銀で後手玉を守ります。先手も二枚目の金を配置します。
5八金・4八金・3八玉・2八銀で金無双です。対抗形の7八金型とは違い、上からの攻めに備える形を選びました。
この変化の振り返り次は相手の3筋の攻めに備えるか、自分の8筋を交換するかを選びます。金無双の金は上からの攻めを受けますが、2八銀が玉の退路をふさぐ面もあります。相手が端や横から迫る形では、美濃囲いの教材と玉・銀の配置を比較しましょう。
後手側を学びます。先手が6七銀を省いて向かい飛車にした失敗例です。△6六飛を角で取った後も並べ、飛車を得る代わりに角・香・歩を失う理由を確かめます。
この手順を盤面で確認する4手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
先に角を上げた進行を比べます。6六歩は角道を止めていますが、まだ銀に守られていません。
3二飛と回ります。先手がそのまま向かい飛車にすると、3筋交換から6六の歩を狙えます。
6七銀を省いて8八飛としたため、6六歩を飛車に取られる隙が残ります。角でその飛車を取る案も、取り返された後に8八飛と9九香が狙われるところまで読む必要があります。
後手側の狙いを確認します。歩交換で3六まで飛車を出し、そこから横へ使います。
先手が歩を取った場合です。3七が空き、後手の飛車が3六へ進めるようになります。
3六飛から4六・5六を通して6六の歩へ利いています。基本形では6七銀がこの歩を支えていました。
3七歩打は飛車に当たります。しかし横への退路があるため、この一手で6六歩の損を防ぐことはできません。
△6六飛で先手の歩を一枚取りました。▲同角なら△同角で8八飛に当たり、その後ろの9九香も狙えます。ここだけでは飛車と角の交換の途中なので、香を取るところまで進めます。
先手は飛車を持ち駒にします。しかし、2二角が6六へ利いており、この角は取り返されます。飛車を得たことだけでは、交換全体の損得は決まりません。
6六角が先手の角を取り返し、7七を通して8八飛に当たります。飛車が横へ逃げると、その奥の9九香を角で取って成れます。次は飛車を6八へ逃がす例です。
8八飛を6八へ逃がしました。7七・8八が空き、6六角から9九香への角筋が通りました。香を守るつもりの▲9八飛は、別の手順で比較できます。
この手順で先手は飛車一枚を得る代わりに、角一枚・香一枚・歩一枚を失いました。飛車と角だけの交換なら先手の駒得ですが、香と歩まで渡すと割に合わず、後手には馬も残ります。飛車を取れたことだけで判断したのが先手の失敗です。
この変化の振り返り後手は飛車を渡す代わりに角と香を得て、9九馬を作りました。次は馬を安全に使い、持ち角を打つ場所を探します。先手には持ち飛車があるため、駒の枚数だけで成功と決めず、自分の5一玉への打ち込みを確認してから攻めを続けます。
後手側を学びます。△6六角が8八飛と9九香を狙う局面から、先手が▲9八飛で香を守る案を比較します。△5五角打で角を二枚使い、飛車が退いた後の香取りまで確認します。
この手順を盤面で確認する14手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
9八飛なら、すぐの△9九角成には▲同飛で馬を取れます。この受けがあるので、後手はすぐ香を取らず、持ち角を使って準備します。
持ち角を5五へ打ちます。6六角が9九へ動くと、5五角から6六・7七・8八・9九の線が通ります。△9九角成に▲同飛と取っても、もう一枚の角で△同角成と飛車を取れる仕組みです。
角二枚の狙いを見て、飛車を6八へ逃がす一例です。飛車を残しても、先手の9九香は取られる形になりました。
9九香を取って馬を作りました。この進行でも先手は飛車一枚を得る代わりに、角・香・歩を失います。5五角が9九の馬を支え、▲9八飛で香を守る工夫にも後手の継続手があると分かります。
この変化の振り返り次は5五角による9九馬の支えを保ち、先手の持ち飛車に備えます。角を別の攻めに使うと馬の支えも外れるため、二枚の角を独立した駒として動かさないようにします。馬を作る前の6六歩の守り方も、先手の対策として比較できます。
先手側を学びます。6七銀型に対する早い△5五角には、飛車を逃がしてから銀で角を追います。歩で飛車を追うだけで終えず、後手が引いた一例から、駒損なく向かい飛車へ戻るところまで並べます。
この手順を盤面で確認する7手目の開始局面からの手順です。盤面では初形に戻して出だしも確認できます。
玉を囲う代わりに3六歩と動いた進行です。先手は6七銀の働きを使って応じます。
3六歩で取りました。後手が飛車で取る前に角を使う場合を確認します。
5五角から4六・3七を通して2八飛へ利いています。先手は当たっている飛車を動かします。
1八飛で角の利きを外します。銀が5六へ進む道は、5七歩を動かさなくても空いています。
3六飛で歩を取る進行です。先手は飛車を追う前に、6七の銀を使います。
6七で守っていた銀を5六へ進め、5五の角に当てました。守備に使っていた銀を、相手の角を追う攻めにも働かせます。
2二角へ戻した一例です。先手は銀を前へ出した後、3筋を受け直します。
3七歩打で3六飛に当てます。飛車を逃がし、銀で角を追い、最後に歩で受ける順番です。
3七歩に当てられた飛車が3四へ引きます。この進行では、先手は歩を損せず、5六銀を前へ使った形が残ります。
7七角で8八を空けます。後手の早い角出に対して受けた後も、先手は予定していた向かい飛車へ組めます。
後手が玉を6二へ寄せた一例です。先手は飛車を8八へ回せます。
飛車を8八へ回しました。この手順では駒損はなく、角を追って5六まで進めた銀も残ります。飛車を逃がす、銀で角を追う、歩で受けるという順で、早い攻めに対応できました。
この変化の振り返り角を7七へ戻し、後手の5五角への対応を済ませました。次は5九玉を囲ってから、5六銀を攻めに使う構想です。6六歩は今は7七角が守っています。角を再び動かす場合は、その歩を取られて飛車へ迫られる筋がないか確認します。
飛車を取っても、その先で何を失うか
後手側を学びます。先手が6七銀を省いて向かい飛車にした失敗例です。△6六飛を角で取った後も並べ、飛車を得る代わりに角・香・歩を失う理由を確かめます。